Tangled Tales RPG ... Tunnels and Trolls
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トンネルズ&トロールズ紹介

by RJ
最終更新:2006/5/14

最新情報 HTT サプリメント 出版物一覧 ついに‥ 背景世界 現在は‥ リンク

T&T(トンネルズ&トロールズ)

トンネルズ&トロールズ、通称T&Tは、TRPG黎明期にフライング・バッファロー社から出版されました。 邦訳は文庫本で手に入る初めてのTRPGとしてブームの火付け役となりました。
六面体ダイスしか使わないのが当時としてはめずらしい特徴。 ルールブックは体系化されておらずしかも、思いつくままに記載されている印象もあるのですが、 GURPS、ソードワールドなど、海外日本を問わず、その後のTRPGに与えた影響も大きいようです。

戦闘ルールは、攻撃力ぶんだけサイコロをごろごろ転がして、合計ヒットを上回った方が勝ちというダイナミックな方式です。 また、戦闘以外の判定を統一した、「一般行為判定」のはしりともいうべきシステムがあります。

魔法は<これでもくらえ!>(Take That You Fiend!)<瞬き移動>(Wink Wing)など名前から意表をついたもので、 しかも中身もちっとも整理されていないのですが、これが却って呪文の持つ不思議さや、独特の世界観をかもしだしています。

いまとなっては古いシステムですが、枠に収まったTRPGの増えた昨今、そのアンバランスさが愛されています。

最新情報

2006年
T&T第七版、日本でもRole&Roll誌関連書籍として12月ごろに日本語訳が発売されるそうです。(2006/06)

2005年
なんと海外ではVer5.5やVersion7.0などたてつづけに新しいT&Tが発売されています。 Ver5.5は基本ルールに年表はケンの追加ルールなどおまけ記事を追加したもの。 Ver7.0はかなり大胆にルールが変更されているようです。ちなみに公式のVer6.Xはありません。(2005/11)

なぜかRPGamer誌Vol.11にて芝村氏がT&Tについて思いのたけをぶちまけています。 アクの強いしゃべりっぷりですが、従来聴かない視点からのお話なので読んでおいて損はないです。(2005/9)

SOWさん提唱のトンネルズ&トロールズのWikipedia(みんなで作る辞書)に参加しています。(2005/6)
http://hiki.trpg.net/TnT/

HTT(ハイパー・トンネルズ&トロールズ)

日本のT&T第一人者である清松みゆき氏が作った上級ルールです。 T&Tの職業を増やして、ルール的な混乱を招く部分を統一しただけでなく、「覚えなくてもいいけど覚えればバリエーションが増える」という形で戦闘時にとれる行動が大幅に追加されています。


旧版(社会思想社)
ルールがT&Tに追加する形で書かれています。何故そのシステムを採用したのかがきちんと説明されているので、読んでいて楽しい本です。 過去、ウォーロック誌で読者から寄せられた疑問や提案が、きちんと活かされているので、T&Tの公式見解集としても使えます。

新版(角川書店)
初めから遊べるように、モンスター事典やシナリオも付記されています。 旧版がT&Tを愛するがゆえに切り捨てられなかった部分を、思い切って削除したのは英断だと思います(速度のルール等)。
表が横書きでとても使いやすくなっています。

サプリメント

T&Tをちょっと考えてみたり、ゲームにもう一味付け加えたりするものを考えてみました。

■T&T用キャラクターシート
T&T用です。無味乾燥なシートでなくデザインと使いやすさにも気を配ってみました。(PDF 34KB)
 
T&Tハウスルール
私RJがゲームマスターをする際に採用しているハウスルールです。
 
T&Tワールドガイド
オリジナル・キャンペーンでの背景世界です。
T&Tのごちゃまぜ感を出そうと考えています。まだ、途中ですけど。

出版物一覧

元祖フライングバッファロー社から出版されたものと、日本でグループSNEによって追加されたものを簡単に紹介します。

■ルール

# Tunnels and Trolls 「トンネルズ&トロールズ」
# Ver5.5
# Ver7.0
# Monster! Monster! 「モンスター! モンスター!」

■シナリオ(Gamemaster adventure)

# Dungeon of the Bear 「ベア・ダンジョン」
# The Isle of Darksmoke 「魔術師の島」
# Catacombs of the Bear Cult

■ソロ・アドベンチャー(Solitaire adventure)

#1 Buffalo Castle 「バッファローキャッスル」
#2 Deathtrap Equalizer 「デストラップ」
#3 Labyrinth
#4 Naked Doom 「運命の審判」
#5 (Dargon's Dungeon )
#6 (Weird World)
#7
#8 Beyond the Silvered Pane 「鏡の国のダンジョン」
#9 City of Terrors 「恐怖の街」
#10
#11
#12 Arena of Khazan 「カザンの闘技場」
#13 Sewers of Oblivion 「ガルの地下水道」
#14 Sea of Mystery 「魔の海域」
#15
#16
#17 Gamesmen of Kasar「ゲームマンの挑戦」
#18 Beyond the Wall of Tears 「嘆きの壁を越えて」
#19 Captif d'Yvoire 「イヴォワール城の虜」
#20 The Amulet of the Salkti 「サルクティの魔除け」
#21 Red Circle
#22 Caravan to Tiern
#23 Dark Temple
#24 When the Cat's Away
# Mistywood 「あやかしの森」
# Sword for Hire「傭兵剣士」
# Blue Frog Tarvern「青蛙亭ふたたび」
# Overkill 「オーバーキル城」
# Sorcerer Solitaire 「ソーサラー・ソリティア」
# Elf Lord

■小説(Fiction)
#16 Mage's Blood & Old Bones

■その他

「ハイパー トンネルズ&トロールズ」(社会思想社)    追加ルール
「トンネルズ&トロールズ ファンタジーRPG ゲームマスター・スクリーン」(社会思想社)
「T&Tがよくわかる本」(社会思想社)      遊び方
「ヘンダーズルインの領主」(ホビージャパン)  T&T小説が一編あります
「ロードス島戦記リプレイ1」(角川文庫)    T&Tリプレイが一編あります

「ハイパーT&Tルールブック」(角川文庫)    基本ルールブック
「ドラゴン大陸」(角川文庫)        背景資料集
「モンスター!モンスター!!」(角川文庫)  モンスター事典と追加ルール
「空からの落し物」(角川文庫)      リプレイ
「ドラゴンズ・ヘブン」(角川文庫)     リプレイ
「ドラゴン大陸興亡記」(角川文庫)     小説

・ウォーロック誌の記事(一部) 文庫化されなかった記事を中心に紹介
Vol.8〜 連載:セルアーネイ ワールドガイド
Vol.21 僧侶魔法、剣の冒険(ミニ、ソロシナリオ)
Vol.30〜 T&Tプレイングガイグガイド
      デザイナーたちはこう考えている
Vol.34 スペースT&T〜SF世界のTTYF
  「火星人類の襲来」「宇宙世紀0080:軌道戦士T&T」「力もてる者‥‥」「最後の開拓地」
Vol.53 これがハイパーT&Tだ!
Vol.54 ハイパーバッファローキャッスル
Vol.56 アーステルワールド

ついに翻訳されなかった‥‥

■小説
日本でのT&T人気に喜んだ原作者の方々が、グループSNEにもちかけてきた企画ですが、 残念ながら日本では立ち消えになってしまいました。 #16に収録されています。
THE TWO WORST THIEVES IN KHAZAN「カザンで一番ドジな2人の盗賊」
IMP-POSSIBLE SITUATIONS「インプ−ポッシブル・ミッション小鬼大作戦」

背景世界

トロールワールド
T&Tの原作者たちが遊んでいた世界。コンピュータゲームや、ほとんどのソロ・アドベンチャーもこの世界です。 竜の大陸、鷲の大陸、一角獣の大陸の三つの大陸で物語は展開されていきます。
詳細な年表が発表されています。
(日本では竜の大陸の首部分だけ取り出してドラゴン大陸と呼ばれています)
TrollWorld


ジンド世界
ラリー・ディテリオの「魔術師の塔」の舞台となっている世界です。


セル・アーネイ
ウォーロック誌で、初期の頃に発表されていた誌のオリジナル背景世界。読者投稿を朱鷺田裕介氏がまとめたものと思われます。 T&Tのための世界というわけではなく、みんなの知っているT&Tを一応記述ルールにしようという姿勢で展開されました。 本にまとめるという話もあったのですが。 三つの月が天に浮かぶ惑星に、五つの大陸(ハマーン、ハーディアル、バイエッセル、マリト、ケハケトゥナ)が存在する世界です。 主に紹介されていたトーナイ・アルカーナ地方は、かなり文明化されていて モンスターがあまり身近でないそうです。


アーステル・ワールド
HTT発表後に、同じくウォーロック誌で一冊まるごと使って掲載された世界。 大河を軸として都市が点在するという方式をとっていました。


ドラゴン大陸
角川書店版のHTTの公式背景世界とされている世界です。作成はグループSNE(安田均氏、北沢慶氏)。 竜の大陸(ラルフ大陸)の首周辺部分をもとに、ドラゴン全体の形をした大陸として、 ラルフ大陸を包括できるような形にしてあります。 「ドラゴン大陸興亡記」といった小説も発表されています。

現在は?

現在、角川書店はT&Tを商業展開させてはいませんが、 グループSNEのサイトではソロアドベンチャーを舞台にしたHTTのリプレイが掲載されていました。 なかなか面白いものに仕上がっていました(そのうち再掲載されるかな)。
本家、FlyingBuffalo社では追加ルールや年表を記載したVer5.5を発売したり、 30周年記念としてVer6を飛ばしてVer7.0を発売したり、まだまだ元気なようです。

リンク

「T&Tのオフィシャルルールは、うまくいくようにいくらでもルール改変してもよいってことさ」 (マイク・スタックポール)というT&Tでは、すべてのハウスルールが公式ルールです。

日本(japan)

http://hiki.trpg.net/TnT/
SOWさん提唱のトンネルズ&トロールズのWikipedia(みんなで作る辞書)です。 ぼくも参加しています(2005/06〜)。
NoticeBoad in "DragonAbdomen"
SOWさんのサイト"竜の腹"告知板です。ドラゴン大陸としての追加資料や、 HTT戦闘に関しての考察などがあります。その他にもNPCやシナリオソースなどなど。
社会思想社TRPG
こんこんさんの社会思想社関係のTRPGについてのページです。 日本T&Tサイトのリンクが充実しています。
■瑠璃色の小部屋
残念ながら閉鎖されたようです。 瑠璃色さんのサイトです。HTTの追加ルールや攻城戦などの資料があります。 http://www.hello.co.jp/~yuri-sekine/

海外(oversea)

FlyingBuffalo社
T&Tの生みの親。PBMで有名なフライング・バッファロー社です。 通信販売や、初のT&Tソリティア(一人遊び用シナリオ)の「バッファロー・キャッスル」もあります。
The Castle of Otranto
個人のページへのリンク集です。
TROLLS IN SPACE
T&TでSF世界を遊ぶためのルール、武器リストがあります。
Tunnels & Trolls HQ
かなりカスタムしたルールです。
Arcane Mutterings
Garen's Tunnels & Trolls
これも追加ルールです。