ファイティング・ファンタジー作品の解説

 各作品について、著者や舞台となる地方などを記載しました。テーブルトークのプレイ などに役立ててください。私自身のコメントもありますが、これは参考程度にとどめて おいてください。

FFゲームブック(Wizard Books版)

新装復刊されたWizard Books版です。 Puffin版からSTEVE JACKSONとIAN LIVINGSTONEの作品をピックアップして復刊されています。 表紙絵が美麗なものになり、基本的に中身は挿絵も含めてそのままです。 Puffin版と重複する記述は省略しています。
また、LIVINGSTONEの完全新作No.21「龍の眼」が含まれていることも忘れてはいけません。
さらにはPuffinBooks版では幻だったFF60「血塗られた骸団」(Bloodbones)も発売さています。

Wizard Books版一覧

d20 TRPGシナリオ(MYRIADOR)

汎用TRPG d20用のシナリオとしてFightingFantasyのGameBookをソースに遊べるようにしたものです。 TRPG用に独自の設定をふくらませています。
MYRAIDOR版(作成中)

 

FFゲームブック(Puffin Books版)

FFシリーズが最初に出版されたシリーズです。

01火吹き山の魔法使い(THE WARLOCK OF FIRETOP MOUNTAIN)
著者Steve Jackson & Ian Livingstone
表紙旧版 P.A.ジョーンズ 新版 P.A.ジョーンズ WizardBooks版 Martin McKenna
挿絵Russ Nicholson
舞台アランシア、月岩山地
備考ウォーロック誌には、パラグラフ構造の違う火吹き山が掲載されていました。


02バルサスの要塞(CITADEL OF CHAOS)
著者Steve Jackson
表紙旧版エマニュエル 新版Ian Miller WizardBooks版 Kevin Jenkins
挿絵Russ Nicholson
舞台アランシア、柳谷


03運命の森(THE FOREST OF DOOM)
著者Ian Livingstone
表紙Iain McCaig WizardBooks版 Martin McKenna
挿絵Malcolm Barter
舞台アランシア、ダークウッドの森


04さまよえる宇宙船(STARSHIP TRAVELLER)
著者Steve Jackson
表紙P.A.ジョーンズ
挿絵Solar Wind Limited
舞台平行宇宙


05盗賊都市(CITY OF THIEVES)
著者Ian Livingstone
表紙Iain McCaig WizardBooks版 Martin Mckenna
挿絵Iain McCaig
舞台アランシア、ポートブラックサンド


06死のワナの地下迷宮(DEATHTRAP DUNGEON)
著者Ian Livingstone
表紙Iain McCaig WizardBooks版 Mel Grant
挿絵Iain McCaig
舞台アランシア、ファング
Amazon link


07トカゲ王の島(ISLAND OF THE LIZARD KING)
著者Ian Livingstone
表紙Alan Langford
挿絵Alan Langford
舞台アランシア、火山島


08サソリ沼の迷路(SCORPION SWAMP)
著者Steve Jackson(米)
表紙Duncan Smith
挿絵Duncan Smith
舞台クール、フェンマージ


09雪の魔女の洞窟(CAVERNS OF THE SNOW WITCH)
著者Ian Livingstone
表紙Les Edwards WizardBooks版 Les Edwards
挿絵Gray Ward and Edward Crosby
舞台アランシア、氷指山脈
備考WizardBooks版ではシャリーラは赤いドレスを着たものすごい美女です。


10地獄の館(HOUSE OF HELL)
著者Steve Jackson
表紙Ian Miller WizardBooks版 Nicholas Halliday?
挿絵Tim Sell
舞台現代アメリカ
備考ウォーロック誌の投稿によると、この屋敷の間取りは、 映画「サイコ」のモーテルにそっくりだそうです。 そしてこの作品はゲーム「ラプラスの魔」に影響を与えています。
Amazon link


11死神の首飾り(TALISMAN OF DEATH)
著者Jamie Thomson & Mark Smith
表紙P.A.ジョーンズ
挿絵Bob Harvey
舞台オーブ世界
備考この作品は二見書房からでていた「タイガー暗殺拳」と同じ世界設定なので、 他のFFシリーズとは別物と考えた方がよさそうです。この作品に出てくる時の神こそ、ロガーンが異界から見つけてきた時の神クロナーダかも、という説もあります。


12宇宙の暗殺者(SPACE ASSASSIN)
著者Andrew Chapman
表紙Chris Achilleos
挿絵Geoffrey Senior
舞台巨大宇宙船ヴァンダーベッケン


13フリーウェイの戦士(FREEWAY FIGHTER)
著者Ian Livingstone
表紙ジム・ヴァーンズ
挿絵Kevin Bulmer
舞台文明崩壊後の世界、ニュー・ホープからサン・アングロ


14恐怖の神殿(TEMPLE OF TERROR)
著者Ian Livingstone
表紙Chris Achilleos
挿絵Bill Houston
舞台アランシア、どくろ砂漠


15宇宙の連邦捜査官(THE RINGS OF KETHER)
著者Andrew Chapman
表紙Terry Oakes
挿絵Nik Spender
舞台アレフ・シグニ星系、惑星ケサール


16海賊戦バンシー号(SEARS OF BLOOD)
著者Andrew Chapman
表紙ロドニィ・マシューズ
挿絵Bob Harvey
舞台クール、内海


17サイボーグを倒せ(APPOINTMENT WITH F.E.A.R)
著者Steve Jackson
表紙ブライアン・ボランド
挿絵Declan Considine
舞台現代アメリカ、タイタン・シティ


18電脳破壊作戦(REBEL PLANET)
著者Robin Waterfield
表紙アラン・クラドック
挿絵Gray Mayes
舞台アルカディオン帝国、トロポス、ラディクス、ハルマリス、アルカディオン


19深海の悪魔(DEMONS OF THE DEEP)
著者Steve Jackson(米)
表紙Les Edwards
挿絵Bob Harvey
舞台アランシア、ブラックサンド沖


20サムライの剣(SWORD OF SAMURAI)
著者Jamie Thomson & Mark Smith
表紙P.A.ジョーンズ
挿絵Alan Langford
舞台クール、八幡国


21迷宮探検競技(TRIAL OF CHAMPIONS)
著者Ian Livingstone
表紙Brian Williams
挿絵Brian Williams
舞台アランシア、ファング


22ロボットコマンドゥ(ROBOT COMMANDO)
著者Steve Jackson(米)
表紙D.マーチン
挿絵Gray Mayes
舞台カロシアン国


23仮面の破壊者(MASKS OF MAYHEM)
著者Robin Waterfield
表紙John Sibbick
挿絵Russ Nicholson
舞台クール、パイクスタッフ平原


24モンスター誕生(CREATURE OF HAVOC)
著者Steve Jackson
表紙Ian Miller WizardBooks版 Les Edwards
挿絵Alan Langford
舞台アランシア、トロール牙峠周辺
備考社会思想社の日本語版はかなりの抄訳だそうです。


25ナイトメア・キャッスル(BENEATH NIGHTMARE CASTLE)
著者PETER DARVIL-EVANS
表紙Terry Oakes
挿絵Dave Carson
舞台クール、ニューバーグ
備考勇気と狂気の神オイデンが出てきます。


26甦る妖術使い(CRYPT OF THE SORCERER)
著者Ian Livingstone
表紙Les Edwards WizardBooks版 Les Edwards
挿絵John Sibbick
舞台アランシア、逆風平原周辺


27スター・ストライダー(STAR STRIDER)
著者Luke Sharp
表紙アラン・クラドック
挿絵Gray Mayes
舞台地球
備考「スター・ストライダー」とは優秀な悪漢追跡人(ローグ・トレイサー)に与えられる称号です。


28恐怖の幻影(PHANTOMS OF FEAR)
著者Robin Waterfield
表紙Ian Miller
挿絵Ian Miller
舞台クール、アフェン森
備考エルフの高等魔術の一端が垣間見えます。


29真夜中の盗賊(MIDNIGHT ROGUE)
著者Graeme Davis
表紙John Sibbick
挿絵John Sibbick
舞台アランシア、ポートブラックサンド
備考初めてスキル制を導入した作品。


30悪霊の洞窟(CHASMS OF MALICE)
著者LUKE SHARP
表紙Les Edwards
挿絵Russ Nicholson
舞台クール、ゴラク王国から地下世界


31最後の戦士(BATTLEBLADE WARRIOR)
著者Marc Gascoigne
表紙David Gallagher
挿絵Alan Langford
舞台アランシア、ヴィモーナ


32奈落の帝王(SLAVES OF THE ABYSS)
著者Paul Mason & Steve Williams
表紙Terry Oakes
挿絵Bob Harvey
舞台アランシア、カラメールから奈落まで


33天空要塞アーロック(SKY LORD)
著者Martin Allen
表紙Les Edwards
挿絵Tim Sell
舞台人工要塞惑星アーロック
備考もしかして最後のSF作品(他ジャンル)かも。日本で出版されたのはここまで。


34魂を盗む者(STEALER OF SOULS)
著者Keith Martin
表紙David Gallagher
挿絵Russ Nicholson
舞台アランシア、傷跡諸島


35闇の短剣(DAGGERS OF DARKNESS)
著者Luke Sharp
表紙Les Edwards
挿絵Martin McKenna
舞台クール、カザン帝国


36死の軍団(ARMIES OF DEATH)
著者Ian Livingstone
表紙Chris Achilleos
挿絵Nik Williams
舞台アランシア、ケイポン周辺
備考大規模戦闘ルールが用いられているようです。「アランシア」と同じかどうかは不明です。


37悪の門(PORTAL OF EVIL)
著者Peter Darvill-Evans
表紙David Gallagher
挿絵Alan Langford
舞台クール、ムルブズ湖の北


38吸血鬼の納骨所(VAULT OF THE VAMPIRES)
著者Keith Martin
表紙Les Edwards
挿絵Martin McKenna
舞台旧世界、モーリステシア


39怒りの牙(FANGS OF FURY)
著者Luke Sharp
表紙David Gallagher
挿絵David Gallagher
舞台クール、都市国家ザマーラ
備考題名の「ファング」はファングの街とは関係なさそうです。


40夜の終焉(DEAD OF NIGHT)
著者Jim Bambra & Stephen Hand
表紙Terry Oakes
挿絵Martin McKenna
舞台旧世界、ガランタリア北部
備考悪魔退治師(デーモンストーカー)が蛇魔人マイユールに復讐するというストーリー。 もちろん敵はデーモンづくしです。「恐怖の森」につづくVS蛇魔人シリーズといえます。 ルール面では、君は技能とはまた違った感じの能力(タレント)を所持します。


41混沌の支配者(MASTER OF CHAOS)
著者Keith Martin
表紙Les Edwards
挿絵David Gallagher
舞台クール、混沌の荒れ野


42予言の黒い脈(BLACK VEIN PROPHECY)
著者Paul Mason & STEVI WILLIAMS
表紙Terry Oakes
挿絵Terry Oakes
舞台クール、黒海諸島


43不死の魔王の支配(KEEP OF THE LICH-LORD)
著者Dave Morris and Jamie Thomson
表紙David Gallagher
挿絵David Gallagher
舞台クール、アローヘッド群島


44影戦士の伝説(LEGEND OF SHADOW WARRIORS)
著者Stephen Hand
表紙Terry Oakes
挿絵Martin McKenna
舞台旧世界、ガランタリア


45忍び寄る幽鬼(SPECTRAL STALKERS)
著者PETER DARVIL-EVANS
表紙Ian Miller
挿絵Tony Hough
舞台クール、ニューバーグから異次元へ


46破壊の塔(TOWER OF DESTRUCTION)
著者Keith Martin
表紙Terry Oakes
挿絵Pete Knifton
舞台アランシア、ゼンギス周辺


47真紅の潮(THE CRIMSON TIDE)
著者Paul Mason
表紙Terry Oakes
挿絵Alan Craddock
舞台夜明けの島


48ムーンランナー(MOONRUNNER)
著者Stephen Hand
表紙Terry Oakes
挿絵Martin McKenna
舞台旧世界、ガランタリア周辺バッドランド、ブラックヘブンの街
備考 賞金稼ぎとしての経験から、主人公は特殊技能を4つ持つことができます。 この特殊技能はAFFと同名のものがいくつかあります。
戦争犯罪人を逮捕して裁判にかけるという他にはない展開だそうです。


49サーダス包囲(SIEGE OF SARDATH)
著者Keith P.Phillips
表紙Les Edwards
挿絵Pete Knifton
舞台アランシア、サーダスの街、夜の森


50火吹き山ふたたび(RETURN TO FIRETOP MOUNTAIN)
著者Ian Livingstone
表紙Les Edwards
挿絵Martin McKenna
舞台アランシア、異教平原
備考ザゴールが復活します。しかし、この作品でも奴にとどめは刺せないのです。 財宝目当てにザゴールを倒した第一作の冒険者は、いつのまにか世界を救った英雄に されています。


51不死の島(ISLAND OF THE UNDEAD)
著者 
表紙 
挿絵 
舞台 
備考なんとFF各巻のリストに載っているこの題名は、58巻まで「PLAGUE OF THE UNDEAD」となっていました。 最初はこの名前だったのかな。


52夜の龍(NIGHT DRAGON)
著者Keith Martin
表紙Tony Hough
挿絵Tony Hough
舞台アランシア、北部、ブラックサンド他


53スペルブレイカー(SPELLBREAKER)
著者Jonathan Green
表紙 
挿絵Alan Langford
舞台ラドルストーン


54ザゴールの伝説(LEGEND OF ZAGOR)
著者Ian Livingstone
表紙Jim Burns and Martin McKenna
挿絵Martin McKenna
舞台異世界アマリリア
備考FF小説「ザゴール年代記」のゲームブック版のようです。オープニングにはヤズトロモが出てきます。


55デスムーア(Deathmoor)
著者Robin Waterfield
表紙Terry Oakes
挿絵Russ Nicholson
舞台夜明けの島


56凶兆の騎士団(Knights of Doom)
著者Jonathan Green
表紙Tony Hough
挿絵Tony Hough
舞台ラドルストーン
備考「真夜中の盗賊」と同じくスキル制を取り入れています。 混沌との対決を中心に据えた展開で、テラクの神官戦士が特殊技能を駆使して進むのはとってもかっこいい。 おすすめの一冊です。


57メイジハンター(Mage Hunter)
著者Paul Mason
表紙Ian Miller
挿絵Russ Nicholson
舞台アランシア、カラメール周辺
備考この作品には銀の弾丸のフリントロック・ピストルが出てきます。 ついにアランシアにも火器が出てきました。序文にメイジの特徴についての論文が掲載されていますが、「メイジは水に入れると膨らむ」とか、AFFの悪徳魔術師にも 適用させるべきかな?


58吸血鬼の復讐(Revenge of the Vampire)
著者Keith Martin
表紙Les Edwards
挿絵Martin McKenna
舞台旧世界、アナランド


59マミーの呪い(Curse of the Mummy)
著者Jonathan Green
表紙Martin McKenna
挿絵Martin McKenna
舞台アランシア、どくろ砂漠


60血塗られた骸団(Bloodbones)
著者Jonathan Green
表紙 
挿絵 
舞台旧世界、ラドルストーン沿岸部
備考 この作品は出版計画にあり、原稿も完成していたのですが、実際には発売されませんでした。 そのわりにはISBNコードまで存在していたりします。

しかし近年のFF熱の高まりもあってか、Wizard Books版では発売されました。


 

ソーサリー(Steve Jackson's Sorcery!)

1魔法使いの丘(THE SHAMUTANTI HILLS)
2城塞都市カーレ(KHARE'-CITYPORT OF TRAPS)
3七匹の大蛇(THE SEVEN SERPENTS)
4王たちの冠(THE CROWN OF KINGS)
呪文の書(SPELL BOOK)
著者Steve Jackson
表紙John Blanche WizardBooks版 Mel Grant
挿絵John Blanche
舞台旧世界


 

FFノベル

 トロール牙峠戦争(THE TROLLTOOTH WARS)
著者Steve Jackson
表紙Chris Achilleos
挿絵Russ Nicholson
舞台アランシアから天界まで
備考 クライマックスで描かれる神々の関係は、「タイタン」とは少し異なりますが、 これはジャクソンが当時小説「ディスクワールド」の熱狂的なファンであったため、影響を受けたのかと思われます。 映画「アルゴ探検隊の大冒険」のシーンによく似ているという指摘もあり、そちらの影響かもしれません。 ですから、神々は「実は」このような関係なのですが、 タイタン世界の住人には「タイタン」で描かれているように信じられているのでしょう。


 デモンスティーラー(DEMONSTEALER)
著者Marc Gascoigne
表紙 
挿絵Russ Nicholson
舞台 


 シャドウマスター(SHADOWMASTER)
著者Ian Livingstone with Marc Gascoigne
表紙Jhon Sibbick
挿絵Russ Nicholson
舞台 


 

王子の対決(Clash of The Princes)

 戦士の書
 魔法使いの書
著者Andrew Chapman & Martin Allen
表紙John Blanche
挿絵John Blanche
舞台黄金都市ガンドバッド
備考 2冊で1セットです。 ガンドバッドは国の大きさからして、どうもタイタン世界ではないようです。 組み込むのもいいでしょう。 この作品に登場する魔女ハンターはウォーハンマーの魔狩人のことでしょう。


 

ザゴール年代記(クロニクル)

著者Ian Livingstone & CARL SARGENT
表紙Iain McCaig
1炎の嵐(Firestorm)
舞台アマリリア
2闇の王座(Darkthrone)
舞台アマリリア
3頭蓋岩(Skullcrag)
舞台西アランシア
4魔人王(Demonlord)
舞台アマリリア


 

ファイティング・ファンタジー

 ファイティング・ファンタジー(FIGHTING FANTASY)
著者Steve Jackson
表紙Duncan Smith
挿絵Duncan Smith
舞台旧世界、カーレと?


 モンスター事典(OUT OF THE PIT)
著者Marc Gascoigne
表紙Chris Achilleos
口絵Mark Bromley,Alan Craddock,Ian Miller,Terry Oakes
挿絵Jeff Anderson,Dave Andrew,Malcolm Barter,Jhon Blanche,Bob Harvey,Bill Houston,Alan Langford,Iain McCaig,Russ Nicholson,Tim Sell,Gary Ward,Edward Crosby


 タイタン(TITAN)
著者Marc Gascoigne
表紙Chris Achilleos
挿絵Jhon Blanche,Paul Bonner,Leo Hartas,Bob Harvey,Bill Houston,Alan Langford,Steve Luxton,Iain McCaig,Russ Nicholson,Wil Rees,John Sibbick,Gary Ward
舞台タイタンすべて!
備考本当に読み応えのあるワールドガイドです。サラモニスの学者が編纂したという形で語られています。 以後、多くの和製RPGのワールドガイドが同じ形式を採っているのは偶然ではないでしょう。


 謎かけ盗賊(THE RIDDLING REAVER)
著者Paul Mason & Steve Williams
表紙P.A.ジョーンズ
挿絵Brian Williams Leo Hartas
舞台アランシア、カラメール


 

アドバンスト・ファイティング・ファンタジー

 アドバンスト・ファイティング・ファンタジーダンジョニアRPG(DUNGEONEER)
著者Marc Gascoigne & Pete Tamlyn
表紙John Sibbick
挿絵John Sibbick
舞台アランシア、サラモニスからブラックサンド
備考 前編のシナリオでは、あえて細かい例外ルールについて触れずに話を展開させているのが、 なかなかにくい構成です。 また有名な話ですが、AFFの呪文が体力消費型になったのは、ファンの集いで、日本のファンが「バルサスの要塞」型より「ソーサリー」型の方式を支持したからだそうです。


 ブラックサンド!(BLACKSAND!)
著者Marc Gascoigne & Pete Tamlyn
表紙John Sibbick
挿絵Russ Nicholson
舞台アランシア、ブラックサンド
備考 新技能、僧侶の呪文、まじない(小魔術)の呪文などが追加されました。 そしてブラックサンドの歴史と各地区の詳細に加えて、税金、裁判結果、噂表など。 さらに、街を作るためのルールも掲載。最後に、手応えあるシナリオが掲載されています。


 アランシア(ALLANSIA)
著者Marc Gascoigne & Pete Tamlyn
表紙John Sibbick
挿絵Russ Nicholson
舞台アランシア、カアド
備考 新技能、新呪文、ゴブリンも含む異種族ルールの追加。 そして大陸を作るためのガイドと自然環境下でのルール。 さらに、二種類の集団戦闘ルールも掲載。 最後に、サルゴンと決着をつけるダイナミックなシナリオが掲載されています。


 

クエストブック

 魔術師タンタロンの12の難題(the task of tantalon)
著者Steve Jackson
色絵Stephen Lavis
舞台旧大陸、ガランタリア
備考図書館で借りると難題は解けません。(カバーが取れないと‥‥)


 魂の宝箱と12の呪文(casket of souls)
著者Ian Livingstone
色絵Iain McCaig
舞台異世界アマリリア
備考日本で出版された唯一のアマリリア作品という意味でも貴重。


 「魔術師タンタロンの12の難題」のヒントと解答
著者Steve Jackson Stephen Lavis
備考 詳細はわかりませんが、スティーブ・ジャクソンが自費出版して読者に配った そうです。日本ではウォーロック誌に記載されていました。


 

ファイティング・ファンタジー・ファースト・アドベンチャー
・ゴールドホークの冒険(Adventures of Goldhawk)

著者Ian Livingstone
表紙Simon Dewy
挿絵Russ Nicholson
舞台カラザン王国
備考 サイコロの余地を「極力」排除した、純粋なパラグラフ選択の形式。 総カラーページで20パラグラフ程度の分量です。
1ダークムーンの呪い(Darkmoon's Curse)
2悪魔の蜘蛛(The Demon Spider)
3マッドウォームの沼(Mudworm Swamp)
4ゴースト・ロード(Ghost Road)


 

その他

 火吹き山の魔法使い(THE WARLOCK OF FIRETOP MOUNTAIN)
出版おそらくGAMESWORKSHOP
備考 すごろくのようなボードゲームです。箱絵は新版の火吹き山でとてもかっこいいです。 戦闘ルールは文庫版とほとんど同じそうです。


 ザゴールの伝説(LEGEND OF ZAGOR)
出版おそらくGAMESWORKSHOP
備考同じくボードゲームです。


 ファイティング・ファンタジー・パズル(Fighting Fantasy Puzzles)
出版 


 ファイティング・ファンタジーポスターブック(The Fighting Fantasy Poster Book) ポスターブック
出版 
挿絵Peter Jones,Brian Bolland,Ian Miller,John Sibbick,David Gallagher,Iain McCaigm,Chris Achilleos,Les Edwards


 ファイティング・ファンタジー10周年手帳(The Fighting Fantasy 10th Anniversary Yearbook)手帳
出版Puffin Books
備考本屋でちらっと見たことがあるだけですが、「ダンジョニア」か何かのイラストを適度にちりばめた日程表です。


 バトルカード(Battlecards)
出版Merlin Publishing International
作者Steve Jackson
備考ジャクソンの作ったカードゲームで、FFとはあまり関係ないようですが、シャントスの珠(「魔術師タンタロン12の難題」)があるそうなのでここに記載しておきます。


 死の罠の地下迷宮(DEATHTRAP DUNGEON)
出版EIDOS
備考PSXやWindows95用のコンピュータゲームです。死の罠の地下迷宮を3Dアクションで進んでいきます。 ストーリーは原作と多少違いますが、サカムビット公はちゃんと出てきます。


 

日本で出版されたもの

 四人のキング
著者山本弘
表紙鈴木健介
挿絵鈴木健介
舞台クール、都市国家ラガシュ    旧大陸、呪いの森    アランシア、南部平原


 ゲームブックの楽しみかた
著者安田均
備考もっとこの本が早く出ていれば、今のゲームブックも違っていたかもしれません。 特にソーサリーの魔法の分析は見事の一言に尽きます。 この本を読むと、誉められている作品も、いまいちとされている作品も、すべてが欲しくなります。 これが書評ともいうべき一冊(そそっかしい間違いは何点かありますが)。


 タンタロンの立方体
著者下村家惠子
表紙鈴木健介
挿絵森川珠衣
舞台旧大陸、ガランタリア


 タイタンふたたび
著者山本弘
表紙瀧口天晴
挿絵瀧口天晴
舞台アランシア
備考ウォーロック誌には友野詳による続編も連載されていました。


 ロガーンの子、ガラナの子
(「ヘンダーズルインの領主」収録)
著者下村家惠子
挿絵韮沢靖
舞台アランシア、ダークウッドの森


 凶兆の九星座
(「RPGamer Vol.7」附録)
著者セプテム・セルペンテース著
訳者日向 禅
表紙HUGO HALL
挿絵吉井徹
舞台アランシア
備考 こちらのレビューを参考に。
雑感


日本版ウォーロック誌

日本で刊行されていたウォーロック誌から、FFシリーズに関連したもの だけを取り出して紹介します。

日本版ウォーロック誌版