隠れ宝塚のひとりごと
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雪組宝塚大劇場公演
「再会」/「ノバ・ボサ・ノバ」
「ノバ・ボサ・ノバ」編
観劇日 | 99年4月10日 | |
観劇時刻 | 午前11時の部 | 午後3時30分の部 (阪急友の会貸切) |
観劇場所 | 1階24列上手寄り (A席) |
1階16列中央 (S席) |
役替わり | マール :安蘭けい ブリーザ :朝海ひかる メール夫人 :成瀬こうき |
「ノバ・ボサ・ノバ」
−盗まれたカルナバル−
鴨川 清作 脚本
草野 旦 構成・演出
−中身の濃さに圧倒された−
前回上演から23年。常にファンの再演要望を集めていた「ノバ・ボサ・ノバ」は今年最も期待していた公演だった。ものすごいショーだと宝塚にのめり込んでいった頃から聞いていただけに、僕自身一度は見てみたいと思っていたのだ。それだけに、今回は観劇前から非常に浮き足立っていた。
そんな状態で観劇した「ノバ・ボサ・ノバ」は、とにかく内容の濃さに圧倒された。どこから見ればいいものかと考えているうちに、どんどん話が進行していた。あれよあれよという間に終わってしまう、そんな舞台に見えた。
面白いショーだと思ったし、ラストの総踊りなど迫力を感じた。しかし、このショーに関してはまだあまり多くの感想が書けない。2回とも中身が濃すぎて目が回るばかりだったのだ。全てを見ようとは思わずに、どこを見るか決めてから観劇した方がいいのかもしれない。
−85周年記念初舞台生ロケット?−
今年の初舞台生ロケットにはかなり凝りすぎていないかという思いを感じさせられた。例年、他の公演に比べて突出して凝っている初舞台生ロケットだが、今年はその中でも特に凝りすぎているように見えた。確かに「ノバ・ボサ・ノバ」とのバランスを考えれば、ある程度凝っていた方がいいのはわかるのだけれども……。
しかし凝りすぎているだけなら特に問題はない。見応えのあるものではあったし。しかし、かけ声を聞いた時には何とも言えない脱力感を感じさせられた。
「N・O・V・A・85」はいかがなものか。植田理事長の自画自賛じゃあるまいし(笑)、なぜ85周年だと強調するのか。この「宝塚85周年」、単に5で割り切れるだけで、特に重要な区切りでもない年なのに、劇団が勝手に盛り上がっているだけである。ファンからしてみれば、劇団がこれだけ盛り上がっている理由がよくわからないし、それどころか盛り上がっていることに鬱陶しさすら感じているほど。にもかかわらず、初舞台生ロケットにまでそれを織り込まれては、ただただ呆れ果てるのみである。
−やっぱり紺野まひるは可愛い−
ところで、今まで花以外の組は大劇場で見たことがなかった。元が花贔屓なので、花だけ大劇場で見て、他の組は東京に来たときにと考えていたのである。だから雪組を大劇場で見るのは初めてなのだが、そのきっかけとなったのが紺野まひるである。以前にエッセイの方にいきさつを書いているが、ビデオを見て演技の可愛らしさが気に入ってしまい、今や誰よりも好きな生徒になってしまったのだ
(^^;
その紺野まひるのこのショーでの役はソールの子分、ボーロ。主人公の子分というわけで、轟悠のそばで非常に目立っていたのが嬉しかった。少年役であったけれども、普段の娘役とはまた違った愛嬌があって、また可愛い。
実はファンになって以降、彼女の舞台を見るのは初めてだったが、やっぱり可愛いと思ったものである。ボーロ少年もそうだし、「再会」のオープニングの花嫁衣装も可愛かった。これからますますのめり込んでいきそうである
(^^;
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