翻刻『日本マルクス主義文献』(Web版)について

1、翻刻・Web版の制作にあたって
 『日本マルクス主義文献』はドイツ語誌での公表を企図したため、タイトルなどの書誌情報をドイツ語へ翻訳(一部ローマ字併記)して日本語文献を掲載しています。そのため、それらを日本語に翻訳してもその書誌情報が元の日本語表記として正確であるとは限らず、採録文献を特定したことにはなりません。
 そこで翻刻・Web版では、実物(複写、復刻版を含む)を調査、実見して、元の書誌情報を確認することにしました。また、その調査で明らかになった『日本マルクス主義文献』原本の誤記には訂正を加えました。

 *原本にある700点を超える採録文献のうち、調査はほぼ終えましたが、調査中の文献が若干あり、それらは掲載していません。

 2、採録文献一覧、項目別リスト
  トップページの「『日本マルクス主義文献』採録文献一覧」は、採録文献を原本の記載順に掲載したものです。(1)と(2)に分割しています。青字は原本の項目(小項目を含む)です。

 3、『日本マルクス主義文献』原本との記載の相違
 翻刻・Web版では、以下の点で『日本マルクス主義文献』原本の書誌情報とは異なる記載をしています。

 ― 書誌情報のうち、『日本マルクス主義文献』原本にはない副題についても採録しています。
 ― 連続論文の場合、原本では一括して(一項目として)記載していますが、本翻刻・Web版では、それぞれを一論文として採録しています。ただし、項目「文献目録」については一括して記載しています。
 ― 『日本マルクス主義文献』原本にある初出情報などの特記事項、また参照指示(「見よ項目」)は記載していません。
 ― 『日本マルクス主義文献』原本に記載されている出版地は省略しました。

*『日本マルクス主義文献』原本の誤記と思われる項目タイトルについては次のように修正しました。
GEDEKARTIKEL UND BEITRAEGE ZUR BIBLIOGRAPHIE(誤) VON MARX GEDEKARTIKEL UND BEITRAEGE ZUR BIOGRAPHIE(正) VON MARX

 4、その他の書誌情報について
 ・書誌項目の「収録誌」には、雑誌名の他に、単行本の叢書等、シリーズ名の名称も記載しています。
 ・ 雑誌掲載論文のタイトルについて、雑誌目次と本文冒頭での表記が異なる事例があります。この場合、基本的に本文冒頭タイトルを採録しています。
 ・原著者および出版社名について表記を統一していません。
 ・巻数は文献に記載されている編、巻号や冊を用いています。
 ・旧字体は新字体に改めています。
 ・編者の注記は[*** 編者]で示しました。

 5、主に利用した文献検索システム
 ・NACSIS Webcat (国立情報学研究所(NII))
 ・NDL-OPAC(国立国会図書館)
 ・雑誌記事索引集成データベース(株式会社 皓星社)
 これらの検索システムは、文献調査のために、書誌情報および所蔵情報について利用させていただきました。

 6、書誌情報の誤りについてのお願い
 書誌情報については正確さを期しましたが、誤記は避けられないものと考えます。見つけていただいた方は、管理者(久保)までご連絡いただければ幸いです。

 なお、『日本マルクス主義文献』の原本コピーは大村泉教授により『マルクス・エンゲルス・マルクス主義研究』第39号(2002年)に全文掲載されています。
                                               久保

更新情報
2014年12月24日:リストを項目別に分割してリンクする旨をこの欄で告知していましたが、取りやめました。それに従いこの欄での告知を削除し、同様にトップページの項目別リンクも削除しました。
また、このサイトは「戦前日本のマルクス主義文献」サイトに統合しました。



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翻刻『日本マルクス主義文献』(Web版)
Die japanische Literatur uber Marx, Engels und Marxismus  von 1919 bis ende 1927