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2009年3月31日(火)
乗った乗った♪
 ネギ様が「SUNOKOベッド」に乗ってくれました。見てください。この落ち着きようを! やはり作り手がいいから、ネギも安心できるのでしょう。
 それと、塗装に使った柿渋ですが、これは本当に良いですね。まあ、シックハウス予防の効果ってのはすぐには分かりませんが、犬が小屋やベッドをかじらないんですわ。実際に柿渋を飲んだ私には良く分かるのですが、とにかくシブイんです。そのシブさが犬にも伝わるのでしょうか? 木や根っこをかじるのが大好きなネギですが、クンクンと臭いを嗅いだだけで、少しもかじるそぶりを見せませんでした。思わぬ収穫です。

 話は変わりますが、ネットで商売ってのは思ったより大変ですね。私はパソコンなんて中級者から毛が抜けた程度なので、Yahooの「ビジネスエクスプレス」に登録すれば、ガンガン検索上位に食い込めると思っていたのですが、全然甘いようです。
 やれ「クロスレコメンド」だの、やれ「Jレコメンド」だのと、名称だけでは何屋さんだか分からないようなところにも登録した方が良いそうなんです。
 キタナイ…もとい、ウマイやり方だと感心します。どういうものか、偏見を含めて簡単に説明しますと、資金力のあるところ同士が業務提携して、我々中小企業に対し「うちらの仲間になりたいなら金出しな」と脅し…もとい、誘いをかけているのです。
 
 しかしまあ、商品の質だけでは商売できないのは、昔から変わらないことなのかも知れません。「宣伝力」が必要ですもんね。
と無理矢理納得しつつ、シブイ顔で登録いたします。
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2009年3月30日(月)
おびき寄せ
 新作「SUNOKOベッド」の写真に、ばか犬ネギを使おうと思ったのですが、なかなか乗っかってくれません。まだベッドと認識していないのでしょう。決して作りが悪いからではありません。
 しょうがないから、嫁さんを呼んで、エサでおびき寄せようとしたのですが、ご覧のように前足しか乗っけてくれないのです。ホント、思い通りにならないワンコです。

 Yahooビジネスエクスプレスに登録してからというもの、色々なところから「広告出しませんか?」といった内容の電話がかかるようになりました。
一つくらいは広告打とうと思っていたので、とりあえず全部保留にしておいたんですが、本日、思わぬ吉報が飛び込んでまいりました。札幌でフリーペーパーを出している友人が格安で広告を出してくれるとのこと。「リファイン」という雑誌で、コンビニ・スーパー・ガソリンスタンド・銀行などに置かれるそうです。4月10日発売なので、札幌およびその周辺に住んでいらっしゃる方は、要チェックですよ!

 その友人は札幌のテレビ局にも顔が利くので、カッサン建築工房が北海道にあったなら、地域情報のコーナーで取り上げてもらうのも可能だったそうです。
うーーーん、メディアというエサにおびき寄せられ、開店そうそう北海道移転かも?
(ないです)
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2009年3月29日(日)
ワラビ
 ワラビです。山菜の中で一番好きです。口に入れると、最初はシャクシャクした歯応えが楽しく、後にヌルっとした感触が快く、なんぼでも食べられます。
 しかしこのワラビ、アク抜きがちょっと難しいんです。重曹や灰などに浸してアクを抜くのですが、時間が短いと苦味が残り、逆に長すぎるとフニャフニャになってしまいます。
 以前、両の手で抱えきれないほどのワラビを、全てフニャフニャにさせてしまった事がありました。高い金出して買った新車を、最初のドライブで廃車してしまったかのようなショックでした。
 まあ、今回はお義母さんが処理してくれるので安心です。

 そのほかの成果ですが、イタドリとアザミとノビルとツワブキでした。今日の晩飯が楽しみです。山菜は味がハッキリしているのがいいですね。スーパーなどで買う野菜は、味がボヤけているように感じることが時々ありますが、山で採った山菜は味に輪郭があります。シャープです。「モノを食べている」という実感があります。

 ちなみに、川に設置したウナギの仕掛けは空振りに終りました。時期が早かったですね。苦い経験になりました。
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2009年3月28日(土)
亀の手
 休憩時間がちょうど引き潮の時だったので、嫁さんと二人で浜へ行きました。狙いは画像の「亀の手」です。なんだか気持ちの悪いミテクレですが、汁にすると大変おいしゅうございます。甲殻類ですから、カニとかの仲間なんですね。潮が満ちている時は海の中に隠れ、殻を広げてエサを捕っているそうです。どんな状態になるのか興味深いですね。

 今日はサタデイナイトなので、5時ピタリに仕事を切り上げ、ウナギを捕る仕掛けを、近くの川に設置してきました。まだ水温が低いので、かからない確率の方が高いのですが、ひょっとしたらという希望を胸に、丁寧に仕掛けを川に沈めてまいりました。明日の朝が楽しみです。

 仕掛けた場所はちょっと山に入ったところだったんですが、山菜がいっぱい生えていました。夕暮れ近かったので、とりあえずイタドリだけ採ってきました。他にはワラビやタケノコなどが確認できました。明日、本格的に採ってきます。早く明日になーれ!

 甥っ子姪っ子はまだいるんですが、山菜採りやら浜遊びには全く興味なし。
少々気分が引き潮気味になりました。
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2009年3月27日(金)
龍河洞
 兵庫から甥っ子姪っ子が来ていたので、龍河洞という洞窟へ連れて行ってやりました。必然的にネギが除け者になり、家でお留守番。上の画像は帰宅直後お帰りのキッス≠ナす。かなり激しくかつ長く、10分くらい舐められ続けました。

 龍河洞ですが、見応えありました。洞窟ってのはいいですね。冒険心がくすぐられます。洞窟探検に出かけた人が、中で迷子になって行方不明になる事故がたまに起きたりしますが、気持ちは分かります。穴がある限り深く深く突き進むってのは、精神分析学においてはリピドー≠ニでも言うのでしょうか。どこか官能的ですらあります。
 龍河洞で驚いたのは、弥生人がそこに住んでいた形跡があるということです。洞窟内の水汲み場に水瓶が置きっぱなしになっていて、それを鍾乳石が包み始めていたりするんです。なんだか時間≠ニいう感覚が、妙に生生しく伝わってきました。

 偶然ですが、帰りに本屋へ寄ったら、雑誌「Newton」の特集で「時間」とは何か≠ニいう特集を組んでいたので、思わず買ってしまいました。
 面白い事に、物理学の世界では「時間」の定義すら決まってないそうです。
そうですよね。楽しいことをしてるとあっという間に時間が過ぎますが、それだって不思議なことですよね。
逆に苦しい状態にいると、時間がなかなか過ぎません。

……ということは、たかだか10分の時間を長いと感じてしまうネギのキッス=A私は苦しかったんですね。新しい発見です。
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2009年3月26日(木)
続・お遍路さん
 ようやくお遍路さんの話ができます。ちなみに適当な画像がなかったので、愛犬ネギでごまかしておきます。

 お遍路さんの話は、どれも興味深いものばかりです。
四国では、お遍路さんにおもてなしをする接待≠ニいう習慣があります。これはお金や食べ物をお遍路さんに渡したり、家に泊めてあげたりすることで、接待した側が徳を積むという意味合いもあります。接待されたお遍路さんは、お返しに納札(おさめふだ)というお札を渡すそうです。この納札は、巡礼回数(八十八ヶ所を何度も回るってことです)によって札の色が変わっていき、最後は錦の納札になるそうです。ちなみに錦になるまでの巡礼回数は百回だそうです。気が遠くなりますね。
 また、四国では、今も弘法大使様が巡礼をしていると伝えられています。実際、そんなことある訳ないのですが、そういったことを信じる風習はとても素晴らしいことだと思います。

 何かの本で読んだのですが、とても興味深い遍路話を一つ。

 そのお遍路さんは、巡礼の途中で二股の道にさしかかりました。一つは海沿いのなだらかな道。もう一つは見るからに険しそうな山道でした。看板は海沿いの道を示しており、どちらに進むかは分かりきっていました。
 しかし、そのお遍路さんはなぜか無性に山道が気になり、そちらの方へ進んでいったのです。
 山道に入って数時間が経った頃、道から少し外れたところに民家が見えました。「こんなところに住んでいる人がいるんだな」と思いながら通り過ぎようとすると、突然その民家の中からおばあさんが慌てた様子で出てきました。目には涙を浮かべています。
 お遍路さんは一体どうしたことか尋ねたところ、家の前をお遍路さんが通るのを、もう何十年も待っていたと言うではありませんか。
 詳しく話を聴くと、真言宗の熱心な信者であるそのおばあさんは、家の前の道が遍路道ではないことを十分承知しながらも、来る日も来る日もお遍路さんを待ちわびていたそうです。そんなある日、夢枕に弘法様が出てきて、「明日は注意して家の外を見ているように」とのお告げがあったそうです。そしてその通りにしていたところ、本当にお遍路さんが現われたものだから、さあ大変! 慌てて外に飛び出したそうです。
 さらにそのおばあさんは、お遍路さんを接待するためにと、何十年も貯め続けたお金を渡してくれたそうです。それは決して少ない額ではなかったそうですが、お遍路さんは黙って受け取ったそうです。

 そんな風土のこの四国に住むことができて、本当に幸せだと思います。
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2009年3月25日(水)
アンジェラ・アキ
 すんません。今日もお遍路さんの話は延期します。

 というのも、テレビでアンジェラ・アキが出ているのを見てしまったんです。はい、大好きです、アンジェラ・アキ。
 なんというか、骨があるんですよね。「アンジェラ・アキ」っていう骨格がはっきり見えるんです。何言ってるのか分かりませんよね。分かりやすく言うと、……うーん、根っこが生えてるんですよ、彼女は。おそらくですけど、先祖を大事にするタイプですね(これまた分かりにくいたとえだ)。

 自分が今生きている、その意味をものすごく考えている人だと思います。それは彼女の歌「HOME」なんか聴くと、痛いほど伝わってきます。
 聞けば、彼女は徳島の田舎育ちでおばあちゃんっ子だったというではありませんか。きっと、毎日おばあちゃんの膝の上にちょこんと座って、春はビワ、夏はイチジク、秋はカキなんかを食べさせてもらっていたに違いありません。冬になれば餅なんかを焼いてもらって、「ホレ、アンちゃん、熱いからフーフーして食べんさい」なんて言われていたはずです。
 ……というか、私もおばあちゃんっ子だったので、彼女の歌を聴くと、そんなことを思い出すんです。

 おばあちゃんというと、なぜか夕暮れを思い浮かべます。夕陽を背に受け、長ーーーく伸びる影を見ながら、家路についたものです。上の画像はその再現フィルムです。犬ですが。
 
 アンジェラ・アキは、聴いていて心が優しくなれる歌手ですね。
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2009年3月24日(火)
ジャピャ〜ン
 嬉しいニュースが飛び込んできたので、予定していたお遍路さんの話は、明日に延期します。

 室戸は今日もアツイ一日でした。北国生まれのネギはすっかりバテてます(画像)。そして、 アツイといえばWBC! いやあ、白熱しましたね。ダルビッシュが打たれた時は諦めましたが、その後のイチローが魅せましたね! よっ! 名古屋の誇り!
 しかしなんなんでしょうか、「サムライジャパン」って。アナウンサーもゲストも「ジャパン、ジャパン」と連呼していました。日本で「ジャパン」と言っていいのは郷ひろみだけだったはずですが、どうなってんでしょう? 選手達の活躍にバンザイする一方で、この「ジャパン連呼放送」にはウンザリしました。
選手達はどう思ってんですかね? もしも良しと思ってんなら、ガムをクチャクチャかまないで欲しいと思いますが・・・。
 苦言はこの辺にして、本当に素晴らしい試合でした。日韓両選手ありがとうございました。

 さてさて、もう一つ嬉しいニュースがあります。以前、このエッセイでもお伝えした「Yahooビジネスエクスプレス」、略称「ビジエク」への登録ですが、一発で通りました! ネット業界では「ビジエクは厳しすぎる」と言われているそうなんですが、こんな私が一発で受かって良かったのでしょうか? それとも、「厳しい」という噂はYahooの戦略で、そうすることによって自身のステータスを上げようとしているのでしょうか? 
 真相は分かりませんが、2日後くらいには検索上位進出を果たせるそうです。ちなみに現在、googleで「犬小屋」と検索すると8ページ目くらいに「カッサン建築工房」と出てきますが、Yahooでは全く出てきません。どうなるのかドキドキです。
2億4000万くらいのアクセスがありますように。
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2009年3月23日(月)
お遍路さん
 室戸から車で30分ほど行った安芸市へ、材料の買出しへ行ってまいりました。陽気も良かったからか、お遍路さんをたくさん見かけました。お遍路さんを知らない人のために、簡単に説明します。
 四国八十八ヶ所のお寺めぐりをすることを遍路≠ニいいます。四国をぐるっと一回りするのですから大変なものです。車やバイクや自転車のお遍路さんもいますが、やはり歩き≠ェ基本でしょう。早い人で40日ほどで全てを回るそうです。全て回ったことを結願(けちがん)といい、結願した人は和歌山の高野山へ行き、これで満願成就≠ニなるそうです。

 見ていると、いろんなお遍路さんがいますね。若者、お年寄り、女性、外国人……。楽しそうに歩いている人もいれば、なにやら思いつめた表情で歩いている人もいます。皆、どんな気持ちで回っているのでしょうか。

 上の写真は室戸市内の津照寺へと続く石段です。ちょうどバスツアーのお遍路さんたちが来たところで、ものすごい行列を作っていました。
 お遍路さんに関しては興味深い話がいくつもあります。今日はそれを書こうと思っていたのですが、実は本日、私ども夫婦の結婚記念日でして、しこたま酒を飲んでしまいました。とても、これ以上、書く気力はありませんので、明日書きます。おやすみなさい。
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2009年3月22日(日)
御神木
 東京マラソンが行なわれましたね。なんだか、えらく環境問題に取り組む姿勢をアピールしている印象を受けたのですが、それがポーズだけで終らない事を心から願います。
「RUN FOR GREEN,GREEN FOR RUN」などと謳っていますが、スポンサーを見てみると、「お前が言うなよ」と思いたくなる名前も少なからずあります。

 しかしあれですね。確かにGREEN(緑)=木はいいですね。木の話をしましょう。
 
 私に限らず、木の加工を生業としている人は、木を切ったり、繋いだり、磨いたりと、必死で美しい作品を生み出そうとします。そういった作業は時に「伝統の技」などと呼ばれ、尊敬されたりもします。私も、先達方が積み上げてこられた大工の技術に、深い畏怖と感謝の念を抱いております。

 ところで先日、初めて行った近くの神社で、素晴らしい御神木を発見しました。上の画像がそうです。なんと言いましょうか、生命力が地面から湧き上がっているような、はたまた逆に天から注がれているような、そんな筆舌しがたい迫力がありました。
 こういう木を目にすると、自分が作っている作品が、えらく陳腐に思えてきます。伝統の技術さえ、ただのコワザ≠ノ思えてしまうから、恐ろしいものです。
 私ら人間がどんなに技術を磨き上げたところで、このような御神木の存在感には到底及びません。敗北宣言です。

 ですが! ですが、それを踏まえた上でも、やはり「伝統の技」というものは素晴らしいのです。御神木が宇宙≠セとすれば、「伝統の技」から作り出された作品というのは青い地球≠ネのではないでしょうか。規模こそ小さいながらも、そこには小宇宙≠ェあるのです。
 私はまだまだ未熟者です。しかし、少しでも美しい地球≠作り上げるため、日々精進しようと心に誓うのでした。
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2009年3月21日(土)
嬉しい出来事
 ちょうど、庭で一服している時でした。うちのお義母さんを訪ねてお客さんが来ました。お客さんは玄関先にある郵便受け(画像参照)を見て、何やらしきりに感心しています。
「俺が作ったんだぞ」と心の中で自慢しながらタバコをふかしていると、思いもかけずお声がかかりました。
「うちにも作ってくれませんか」とのこと。
 いやあ、大工冥利に尽きますね。こうやってたまたま見てくれた人から、即注文を受ける事なんてあまりありません。普通は二晩三晩考えて、「やっぱ安い物でいいか」となってしまう事が多いのです。大工やってて本当に良かったと思えるひと時でした。

 その後、お客さんのお宅に伺って、デザインや寸法の打ち合わせをしてきました。ついでと言ってはなんですが、我が社のパンフレットのような物もお渡ししておきました。

 そして小一時間後、まさしくこのエッセイを書こうとしているときでした。そのお客さんから電話がかかってきました。即座に「うわあ、キャンセルかあ」とネガティブなことを考えてしまいましたが、違いました。渡したパンフレットに載っていた、別の郵便受けも気に入っていただいたようで、そのことに対する問い合わせだったのです。嬉しいですねえ!

ちなみに、それはこちらのページの一番上に載っている作品です。値段はつけていませんが、おそろしく手間のかかるものなので、最低でも6万円は下らないでしょう。

 それにしても、ものすごく大工さんを喜ばせてくれるお客さんでした。サービス業ですから本来は良くないことなんですが、こういうお客さんには「特別に気合入れて作るぞ!」という気になってしまいます。
とまあ、今日はそんな嬉しい一日でした。
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2009年3月20日(金)
良薬?
 今日は実験三昧でした。まず、嫁さんを連れて近くの橋から「パレス」を落とす強度実験を行ないました。ちゃんとデジカメに撮れているか心配だったので、都合3回もやってしまいました。それでもなんともないパレスを見て、我ながら満足! ただ、通りかかる人が不審な目で見ていましたが……。
 YouTubeに動画をアップしているので、時間のある方はご覧下さい↓
http://www.youtube.com/watch?v=ABfUUoHaxcg&feature=channel_page
まあ、見てもそんなに面白いものではないんですが。

 今回、初めてYouTubeを使ったんですが、「あなたへのおすすめ」ってのがいくつか出るんですよ。どれどれと見てみると、ほとんどアダルト系ばかりなんです。なんで私の趣味が分かるのか、ものすごい不思議でした。


 次に「柿渋」の試飲(画像参照)。いやあ、無害だとは分かっていても、なかなか勇気いりました。しかしいざ飲んでみると、シブイことはシブイんですが、爽やかなシブさというか、胃袋が浄化されているようなシブさなんです。なるほど、昔は二日酔いの時などに柿渋を飲んだというのが分かるような気がしました。「良薬口に苦し」ですね。

しかしあれですね。良薬が苦いということは、逆説的に言えば、悪薬は口に甘いのでしょうか? なるほど、YouTubeのおすすめ動画なんかは、確かに甘そうなものばかりでした。気をつけましょう。
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2009年3月19日(木)
じぶん銀行
 今日届いたau(携帯)の請求書の中に、なにやら興味深いチラシが入っておりました。「じぶん銀行」というお題目がついています。なんでも、au同士なら、携帯で振込みができるそうです。以前の私でしたら、クチャクチャのポイだったんですが、ネット販売を始めた今、こういった便利な入金方法は確保しといて損はありません。ネギにも読んでもらって(上の画像)、お墨付きが出たので、早速申し込みました。口座が開設されるには2週間ほどかかるそうなので、皆様しばらくお待ち下さい。

 さてさて、やりましたね、WBC! 5対0でキューバに快勝! イチローにも復調の兆しが見え始め、なんとも嬉しい限りです。しかしイチローってのはスゴイですね。普通、有名人って好き嫌いが分かれるじゃないですか。例えば同じく人気者の新庄なんて、私は好きなんですが、「あんなキザなヤツ好かん」って人も結構いますよね。でも、「イチローが嫌い」っていう日本人っていますかね? まるで往年の風見しんごのようです。

 私は生まれが名古屋でして、イチローの故郷とは目と鼻の先です(名古屋人のほとんどが、そう言います)。
私はハンドボール部だったんですが、イチローの出身校・愛工大名電には、ちょくちょく練習試合で出かけました。彼とは同世代だったので、もしかしたらすれ違っていたかもしれません(こういった類の話は、名古屋人なら皆言います)。
名古屋人にとってのイチローという存在は、他都道府県の方には想像もつかないほど大きなものです。将来はアルゼンチンでいえばマラドーナのような存在になり、「イチロー教」という宗教ができても不思議ではありません。
また、イチローが名古屋市長に立候補したら、100%当選します。仮にアルカイダや北朝鮮とつながっていたとしても、絶対当選します。なぜならイチローだから。……それくらい名古屋人にとってイチローの存在は大きいのです。

ただ、そんなイチローにも汚点があります。
それは日産のCMに出ていたことです。「イチロ、日産」などと言っていました。
「なんでトヨタじゃねーんだよ?」多くの名古屋人がそう思ったはずです。
トヨタも同じく、名古屋人の誇りなのです。
「是非、今度のCMはトヨタで!」これは全名古屋人の悲願です。


少々熱くなりすぎました。ごめんなさい。
とまあ、名古屋人ならこのようにイチローのことはナンボでも語れるのです。一人一人が「イチローと私」という題名で本も出せますし映画だって撮れます。
名古屋人には「じぶん銀行」ならぬ「じぶんイチロー」があるのです。
 
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2009年3月18日(水)
焼き鳥屋
 今日は高知市内へお墓参りに行ったので、建築工房の仕事は何もできませんでした。つまり休日ということです。
 んで、その帰りにお気に入りの焼き鳥屋に寄りました。人里離れた国道沿いにポツーンと一軒だけあるんですが、かなりシブイ店構えです。これ、赤提灯や暖簾をはずしたら、単なる廃屋です。
 しかし! 不思議なもので、初めて見た時から「うちの焼き鳥はウマイぜよ!」という雰囲気だけはプンプンと感じました。いざ食べてみると、もう、炭の香りが素晴らしいんです。肉ももちろんジューシーで美味しいんですが、やはりこの店の焼き鳥は炭の香り≠ノ尽きます。今日、初めて店の名前を知ったんですが、その名も「備長屋」! きっと備長炭を使っているのでしょう。
 皆さんも室戸方面に来る事があったら、是非お寄り下さい。今日はここまで。さあ、ビール飲むぞ!
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2009年3月17日(火)
知床縦走
 北海道は羅臼にいる親友が、現在、知床連山縦走に出かけております。知床連山とは知床半島のことで、オホーツク海にニョキッと突き出た半島です。
 それの縦走ですから、山スキー履いて何日も山を歩き回ります。大変なものです。今ぐらいの時期だとヒグマが出てきてもおかしくないので、きっと眠れぬ夜を過ごしている事でしょう。いつ帰って来るのかは分かりませんが、無事である事を祈っています(って、なんか遭難したみたいだな)。ちなみに、写真は彼と一緒に山スキーに行った時のものです。奥にそびえ立つのが羅臼岳です。

 さてさて今日は、「Yahooビジネスエクスプレス」の申し込みをしました。「なんじゃそれ」と思った方のために簡単に説明しますと、Yahooでの検索結果が上位に来るための登録なんです。審査料に5万2500円かかり、審査が通らなかったらそのお金は戻ってこないという、なんとも不条理な審査なのですが、これに登録されない事にはネットでの商売の道が開けてこないんですわ。審査結果は約10日後で、それまでは眠れぬ夜が続きそうです。

 さらに、今日はクロネコヤマトで代金引換の申し込みもいたしました。それだけが目的だったんですが、同時にネット決済やコンビニ決済の申し込みもできたので、思いもよらずラッキーでした。HPにそれが反映されるには、もうしばらく時間がかかりますので、お待ちくださいな。

 いやあ、それにしてもネットで商売ってのは、思ったよりもあれこれと障害があって大変です。一つ山を越えたら次の山、それを越えたらまた次の山……。辿り着いた先にオホーツク海のような豊かな漁場があることを祈らずにはいられません。
 
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2009年3月16日(月)
ねこのちゃっちゃん
 猫のちゃっちゃん(♀)です。齢二十。人間なら、かなりのばあちゃんです。だいぶボケてきたみたいで、寝小便がひどいんです。いや、起きてても知らずに垂れ流してますわ。さらに口臭もひどく、「ニャーオ」と鳴く度に異臭が漂ってきます。
 ボロクソに書いてますが、カワイイんです。「ちゃっちゃん!」と呼ぶと必ず「にゃー」と返事をしてくれるんです。さらに、朝会って「ちゃっちゃん、おはようは?」と言えば、「オアヨー」と言ってくれるんです。
 猫ってのは、長生きすると化け猫になるといいますが、ちゃちゃんにはその片鱗がうかがえます。

 今回、「ラウンドパレス」のモデルを頼んだときも、快く承諾してくれました。見てください、写真の落ち着いた表情を……って、思いっきり警戒してますね。まあ、長いこと半ノラ状態だったので、囲われるのが苦手なんでしょう。決して「ラウンドパレス」の居心地が悪いわけではありません。
 それにしても、猫にピッタリのサイズですね。私は今まで「犬小屋」という考えしかありませんでしたが、こりゃ猫にターゲットを絞ったほうがいいのかも? 犬と違って、猫の体格って皆似たようなものだから、大量生産も可能ですわ。
 思わぬアイデアをいただいた化け猫ちゃっちゃん様、長生きして下さい。
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2009年3月15日(日)
ストレス解消
 今日は日曜だったんですが、少しでも早く新作を完成させたかったので、仕事していました。なんて偉そうな事言ってますが、大工仕事ってのは私にとって「仕事」っていう意識はあまりなく、どちらかというと遊びに近い感覚さえあります。
 新築の棟上げなどは最高の遊び場でした。朝から晩までゲンノウ(金槌です)をドッカンドッカン振り回していると、もちろん疲れるのですが、それ以上にストレス発散になるんでしょう。その日の仕事が終ったあとは、なんとも心地よい疲労感に包まれるのです。
 最近は犬小屋作りばかりなので細かい作業が多いのですが、それはそれで違った楽しみがあります。計算どおりに全ての部材がピタッと収まったときなどは、その場で乾杯でもしたいくらいハッピーな気分になるのです。
 ここのところパソコン仕事ばかりだったので、今日の大工仕事は良い息抜きでした。

 昼の4時ごろ、ちょうど仕事が一段落ついたので、嫁さんと一緒にネギの散歩に出かけました。ちょっとだけ足を延ばして、普段はあまり行かない隣町の浜に行きました。そこはゴツゴツとした岩が延々と続く、「鬼の洗濯板」という言葉がピッタリくるような場所です。
 ネギもこういう変化にとんだ場所は大好きで、喜んで岩の上に駆け上がっては、そこから見える景色を楽しむのです。
 なんなんでしょうかね? 犬ってのは高い所が好きですよね。普段は人に見下ろされているから、その反動で人を見下ろしたくなるのでしょうか? なんだかシャクに障りますが、それでネギのストレスが解消されるなら、良しとしましょうか。
 あっ、ちなみに上の写真、ネギの左横にチラッと見える白い影はうちの嫁さんで、心霊写真ではありません。
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2009年3月14日(土)
 ホームページを作り始めてからというもの、パソコンが重くなってしょうがありません。「仮想メモリーが極端に少なくなっています」なんていう脅迫めいた警告文も初めて目にしました。「なんなんだよ『仮想』って」などとぼやきながら、たまりにたまったいらない画像をゴミ箱にポイポイと投げまくっていました。と、そんなとき見つけたのが上の写真。酔っ払ってグースカしている私の横で、ネギがおかしな格好で寝ております。毛むくじゃらのくせに警戒感のケの字もありません。やはりこうやって寝るのは家犬だけなのでしょうか?
 いつも人間と一緒にいる犬ってのは、だんだん人間に似てきますね。家の外で繋ぎっぱなしにされている犬なんかだと、ホントただの下等動物にしか見えないんですが、人間と接する事の多い犬って、表情が複雑なような気がするのは私だけでしょうか?鳴き声も「ワンワン」という単純な繰り返しではなくなり、「おぉうぁうぁおぅぅん」って、ちょっと表記できないような声を発するような気がするのも私だけでしょうか?
 いずれにせよ、ここまで可愛がってしまうと、ネギ抜き≠ナ何かをするということは考えられなくなります。しかし、ネギ連れ≠ナ何かをするというのがこれまた大変なんです。私は釣りが好きなんですが、ネギには「釣れるまで待つ」という頭がないので、連れて行っても邪魔なだけです。また、山登りなんかも、ネギには「ペース配分」という頭がないので、最初の10分でスタミナを使い果たして、私にオンブされる始末です。
 そんなこんなで、パソコンも重いけど、ネギの存在も重い今日この頃です。
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2009年3月13日(金)
謝罪会見
 皆様、申し訳ありませんでした。勝手にホームページのURLを変更したことを心よりお詫び申し上げます。土下座で勘弁していただけないでしょうか? 手前にばか犬ネギがいます。私が遊んでいるのだと勘違いしたようで、背中をこすりつけてきました。ばかですねえ。

 ええ、なぜURLを変更したのかと申しますと、実はこのURLは義理の母の名義でして、以前のURLには義母の名前が入っていたんです。私はHPのことは良く知らなかったのでそのURLは変更できないと思い込んでいたのです。ところがギッチョン、変更できたんですねえ。昨日知りました。HPの内容に沿って、inugoya-kassanという文字を嬉々として入れました。ええ、深く考えずに……。
 そしていざ変更されたときに、今まで見てくれていた方が見れなくなるという事に気付いたのです。……いえ、本当は最初から気付いていたのかもしれません。でもそんなことよりもURLに自分の好きな文字を入れられるということに興奮していて、その後のことなど考えていなかったのです。
 いやあ、でもURL変更ってのは、思った以上に大変な事でした。変更になって一時期ですが、自分自身さえ自分のHPを発見できませんでした。なんとかHPに辿り着き、その後、関係各所、リンク先などに変更を報せたりなんだりで、結局半日以上無駄な時間を費やしてしまいました。
 もう二度とこのようなことはいたしませんので、どうかここは一つ、大目に見てやって下さい。
ああ疲れた。
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2009年3月12日(木)
羅臼の宿
 先日、以前住んでいた町・北海道の羅臼からメールが届きました。送り主は、心温まる民宿を営んでいる本間の母さん。上の写真がそうで……あっ、間違えた。まあ、こんな体型の母さんです。
 メールには、毎日私のホームページを見ていることや、他の知人の近況や、馬路村のポン酢が大好きといったことなどが綴られていました。なんだか、今一何を言いたいのか分からないようなメールだったんですが、読み終わった後、心が温かくなりました。よく、メールは味気ないなどと世間では言ったりしますし、私もそう思っていました。しかし、母さんのメールからは優しさがいっぱい伝わってきました。元来、パソコンはあまり好きではなく、世の中からなくなってしまえばいいとさえ思っている私ですが、この時ばかりは「パソコンもいいもんだな」と唸らされました。
 この本間の母さんなんですが、事あるごとに私達夫婦などを誘っては宴会を開いてくれました。民宿をやっているぐらいなので、やはり料理は抜群に美味しいものでした。北海道の料理店でもあまりお目にかかれない「タラの肝臓と胃袋の和え物」や、「メンメ(キンキのこと)の湯煮」などを最初に頂いたのも母さんの所でした。
 しかし、今までいろいろとご馳走になった中で、「ええ〜、そりゃないよ」というものが一つだけありました。スキ焼きです。いえ、肉は赤々とした最高のものでした。野菜も瑞々しく新鮮なものです。豆腐だって悪くはありません。では何かというと、砂糖です。砂糖の量が半端じゃないんです。大さじで何度もすくっていましたが、5杯目以降は覚えていません。一瞬、スキ焼き風味のジャムでも作るんじゃないかと思ったほどです。
 ……出来上がったものは、ジャムとはいかないまでも、「すき焼き風あんみつ」ぐらいは呼んでもいいものでした。いえ、決してまずくはないんです。美味しいんです。ホント美味しいんです。けど甘いんです。
 聞けば、北海道では砂糖をよく使うそうです。納豆にも砂糖、アメリカンドッグにも砂糖、茶碗蒸しにも砂糖(ホットプリンです、ホント)。探せば刺身に砂糖という人だっているかもしれません。笑ってはいけません。これだって文化です。寒い地方に住んでいた先人達が、少しでも熱エネルギーを蓄えようとして作り上げた文化なんです。必要から生まれた砂糖文化が北海道にはあるのです。
 私は、決して忘れません。皆のためを思って母さんがたっぷり砂糖を入れてくれたスキ焼きと、ガンガンにストーブを焚いていたあの部屋を。
カード決済店舗登録費用 初回のみ5万円
カード決済店舗管理費用 月5千円
会員ID管理費用 月2万円
洗替固定費用 月2万円
トランザクション処理料 一件10円
売上処理料 一件15円
洗替処理料 一件10円
代表加盟サービス手数料 売上額の5%
2009年3月11日(水)
カード決済
 犬小屋の決済方法は、今のところ「ゆうちょ銀行」、「高知銀行」、「高知信用金庫」の三つしかありません。これではお客様に不便だという事で、昨日「イーバンク銀行」に申し込みました。初期費用、手数料一切無料で大変助かりました。しかし、これだけではまだまだ不便です。という事で、「クレジットカード決済」も取り入れようと、代行会社から資料を取り寄せました。
 「まあ、月一万くらいの手数料は仕方ないな」と、それなりの覚悟はあったんですが、料金表を見てアーラびっくり!! 上の表です。突っ込みどころがありすぎて困ってしまいました。

 まあ、百歩譲って初回の5万円は我慢できます。んがしかし、なんだか訳の分からない名目で月一万円近く取られ、おまけに売上の5%を献上しろだあ? 100万売り上げたら5万円、500万売り上げたら25万円。たちの悪い冗談かと思いましたが、どうやら相手は本気のようです。誰も文句言わないんでしょうか? それとも、それくらい払っても充分もとを取っているのでしょうか? こんなの、そこそこ資金力のある会社しか手を出せません。私ら吹けば飛ぶような個人事業主には、絶対払えません。だいたいなんだ「洗替処理料」って? クリーニング屋なのか? それとも汲み取り屋なのか? ……すみません。口が悪くなってしましました。

 という訳で、まだしばらくはお客様にご不便をおかけすると思いますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

追伸: カード決済について、なにか良い方法をご存知の方、ご一報ください。
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2009年3月10日(火)
やっぱ大工仕事だな

 ここんとこ、一週間ぐらいデスクワークばっかりだったんですが、今日久しぶりに大工仕事をしました。モデルハウスの犬小屋は大きめの中型犬用だったので、小型犬、それも室内用の犬小屋を製作しようと思ったのです。昨晩、寝てる間に頭の中で設計図が出来上がっていたので、作業は快適に進みました。あとは柿渋を塗るだけです。出来上がった写真は、新しくできたページ「関係者以外立入禁止」にアップしております。なかなか良いあんばいです。値段も3万以下に抑えられそうなので、これが主力商品になるのでは? という予感もあります。只今この犬小屋の名称を募集中です。良いのが浮かんだ人は掲示板に書き込みして下さい。採用されても賞品などは出ませんが…。

 しかし、やっぱ大工仕事はいいですね。ホームページ作りも楽しいことは楽しいんですが、どうにも体がなまってしまうんですよね。こうして久々に作業をすると、「やっぱ俺は大工だな」としみじみ思います。それになにより、仕事終わった後のビールの味が違いますね。人間、体動かしてナンボってことでしょうか?
 
ところでこの日記で読んでる人いるんでしょうか? いたら、たまにはメールでも書き込みでもしてくれると嬉しいなあと思う今日この頃でした。 

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2009年3月9日(月)
 室戸では、早くも蚊が現れています。2週間ほど前から、ちょくちょく出てくるようになっていたんですが、昨夜の蚊はしつこかった。うるさいから布団にくるまるんですが、布団越しでも、あの「ぷ〜〜〜ん」って音が聞こえてくるんです。ほんっと腹立ちますが、ふと考えました。「なぜあの音がそんなに嫌なんだろう」と。
 蚊ってのは太古の昔から生物にまとわりついてきました。1億7千万年前には存在していた事が分かっていますが、おそらくもっと前からいた事でしょう。ご存知のように蚊ってのは伝染病の運び屋です。伝染病にかかれば、生物は低くない確率で死に至ります。つまり「蚊=死」ひいては「蚊の音=死」という感覚を、人類が猿だった頃、いえ、もっともっと昔から遺伝子に刷り込まれてきたのではないでしょうか? ゆえに、私たちはあの音を聞くとゾッとするのでは?

 そう考えてみると、人間が嫌うものって、ほとんど「死」と関連付けられますね。たとえば、ネズミやゴキブリ。これらも伝染病を運ぶので、死とつながります。
 生まれつき犬が嫌いなんて人はいるかどうか知りませんが、もしもいるとしたら、その家系にとって犬は天敵だったのでしょうか?
 ちょっと違ったものでは、「雨」なんてのもそうかもしれません。「雨→濡れる→体が冷える→死」。「暗闇」なんてのもそうでしょう。「暗い→見えない→転ぶ→頭打って死ぬ」。おお、なんだか今日はアカデミックな話題になってしまいました。
 アカデミックといえば、最近、北海道教育大学の准教授が、女生徒にいたずらをしたとかしないとかでニュースになっていました。(アカデミックハラスメントと言うそうです)。
 准教授ともあろうものが、ふざけていますね。もっとキンチョー感をもって仕事をしてもらわないと。・・・お後がよろしいようで。
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2009年3月8日(日)
馬路村
 久しぶりの完全休日だったので、室戸から小一時間離れた馬路村というところへ行って来ました。「ごっくん馬路村」という売り文句でゆず関係の商品が全国規模で出回っているので、知っている人は多いと思います。
 感想。・・・素晴らしいの一言です。こういう僻地にある観光地って、たいがいどこの店入っても、愛想悪いことが多いじゃないですか。ところが馬路村はどこに入っても、皆愛想が良い! それに小さい村ながらもどこか活気付いていて、なんだか居るだけで楽しくなりました。
 それに、温泉! これがもう、つるっつるのスベスベなんですよ。北海道の標津温泉(通称、まんじゅうふかし温泉)以来のつるつる具合でした。しかも、洗い場では「ゆずシャンプー」やら「ゆずボディシャンプー」やらを無料で使うことができました。私は普段、あまり石鹸でゴシゴシしないんですが、ここでは思う存分こすってきました。いやあ、気持ちよかった!
 そして、私(とネギ)が一番気に入ったのが、川のきれいさでした。もうちょっと気温が高かったら間違いなく潜ってました。川の水がきれいな上、ゴミもあまり落ちてないんですよ。きっと村全体で心がけているんでしょう。素晴らしいことです。ネギも久しぶりに川に入って、ご満悦でした。馬路村の皆様、本当にありがとうございました。また行きます。

 馬路村からもう少し山奥に入ると、魚梁瀬(やなせ)という集落がありまして、ここは「やなせ杉」という杉が有名なので、杉を扱う私としては誠に興味深い場所であります。次回はそこまで足を延ばして、レポートいたします。

 いやあ、馬路村最高!http://www.umaj.gr.jp/ ←うまじ温泉のHPです。ここに併設されているレストランも美味しゅうございました。食べたメニューは「地鶏・土佐ジローだしのラーメン」と「うな丼」でした。
 あっ、ちなみに写真はネギなんですが、連れているのはうちの嫁サマ(初登場)です。
2009年3月7日(土)
言い訳

 昨日、日記を更新できませんでした。ごめんなさい。生後一ヶ月のネギの写真で勘弁してください。
 言い訳、いいですか?
 ホームページ(以下HP)が完成したのは、いいんですが、なかなか検索に引っかからない。「カッサン建築工房」ならなんとかヒットするんですが、「犬小屋」で検索すると、なんと562万件も検索結果が出るんですよ。これの上位に食い込むにはどうしたらいいのか、ということを一日中模索しておりました。ネットで調べたんですが、やはり誰も彼も検索の上位進出を狙っているようで、その手の情報がたくさんありました。そこで驚きの事実が判明したのです。
 「世界中全てのHPを、ロボットが巡視している」そうなんです! たまげました。そんなロボットが、いつの間にか開発されていたんですね。ジョギングしたりラッパ吹いたりするロボットなら知ってんですけど。
 とにかく、そのロボットとやらが巡視をして、それぞれのHPの状態をチェックし、格付けを行なうそうなんです。んで、「ロボットが何をチェックしているのか?」というと、そのHPの出来具合や、他のHPとの相互リンク具合などをチェックするそうなんです。しかし困ったことに、これも専門家によって意見が分かれたりしていて、その分かれた先でそれぞれが商売してるって感じで、今一どれも信用できないんですよ。
 んで、結局何が有効かというと、商業目的のHPの場合、Yahooに金払って「ビジネスエクスプレス」とやらに登録しなきゃならないそうなんですわ。そうですか、それじゃあ仕方ないけど払いましょと思ったら、なんとその登録には審査があるそうなんです。しかもその審査ってのが、なかなか通らない上に、審査が通らなくても金だけは取られるという、殿様商売!
(これ、もしも事実誤認があったら、教えてください。すぐに訂正します)
 「商売とはエスキモーに氷を売る」とは、よく言ったもので、「必要性」を無理やり作り上げてんですね。

 とまあ、昨日はそんな頭の痛くなることばかり調べていたので、晩になって日記を書く気力がすっかりなくなっていました。
今後は気をつけますので、お許しを。

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2009年3月5日(木)
名前の由来
 「なんでネギなんて名前にしたの?」とよく聞かれます。これは私の大好物アイヌネギ(写真)からもらったのであって、長ネギでも玉ネギでもないのです。
 アイヌネギとは正式名称をギョウジャニンニクと言います。ギョウジャは行者と書きます。昔、山で修行をしていた修験者さんたちが、この野草を食べて精を出したそうです。ニンニクと名がつくことからも分かるように、とにかく臭いんです。食べた翌日なんて、誰も近くに寄って来ません。でもウマイからついついたくさん食べてしまうんです。
 昔は本州にも自生していたそうですが、皆が採ってしまうもんだから、ほとんどないそうです。でも、北海道には野生のアイヌネギ畑がたくさんあるんですよ。ましてや私の住んでいた羅臼なんて、ヒグマがしょっちゅう出るもんだから、あまり山に入っていく人がいないんですよ。だからもう、行くところに行けば、これでもかというほど自生してるんですよねえ。
 
 名前の話ですね。思うんですけど、確かに「ネギ」って名前は変です。「食べ物の名前なんてつけて、かわいそーーー」と言われた事もあります。でもね、それを言ったら、よく「クッキー」だとか「チョコ」だとかって名前の犬いるじゃないですか。あれはいいんですかね? それに、あのドラゴンボールにだって、「べジータ」とか「ナッパ」とか出てくるじゃないですか。同じだと思いませんか?

 と思っていたんですが、この間、吉田戦車という漫画家の「伝染るんです」というイカレタ漫画を読んでいたら、「ネギ」という犬が出てきました。……失敗だったかな。
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2009年3月4日(水)
脱走犯、御用
 シカを追って森の中へと入っていったネギを探して、もうどれくらい時間が経ったのでしょうか? 北国では冬の昼が極端に短く、3時を過ぎれば暗くなりかけます。空を見ると、ちょうどそれくらいの時間でした。これ以上の捜索は、私にとっても危険です。
 そうなると悪い事ばかり考えてしまいます。キツネやオオワシに襲われたんじゃないか? はたまた、深い谷にでも落ちて上がって来れないんじゃないか? 私は心の中で「ネギ、ごめんよ、守ってやれなくてごめんよ」と何度も何度も謝り、泣く泣く引き返しました。もちろん引き返している間も「ネギー! ネギー!」と呼びかけ続けました。頬に伝った涙が異様に熱く感じました。
 ネギは幸せだったはずです。いつも私と山を駆けずり回って、喉が渇いたら川の水をがぶ飲みして・・・。そんな体験、都会に住んでいる犬だったらできなかったはずです。短いながらも充実した人生、いや犬生だったはずです。
 林道の入り口に停めておいた車が見えてきました。「明日、また探しに来るからな」そう心に誓った矢先の事でした。車の陰から、ネギがヒョッコリ顔を出しました。全身の力がヘナヘナと抜け、その場にしゃがみこみました。すると、ネギは「悪かったね」というような感じで、私の顔をペロペロと舐めてきます。私は思わずぎゅーーーっと抱きしめたい衝動に駆られましたが、それをやるとこのばか犬はものすっごく怒るので、ただネギに身を委ねるだけでした。
 しばらくして、リードをつけられたのが上の写真です。脱走犯≠チて感じがよく出てますね。どこが顔だかわかりませんわ。
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2009年3月3日(火)
脱走犯
 散歩している犬を見ると、その犬がどんな躾を受けてきたのかが、良く分かります。横にピタッとくっついて、飼い主の一挙手一投足に注意を払うような犬ってのは、厳しくかつ愛情たっぷりに育てられたんだろうなあと感心してしまいます。一方うちのネギはというと、愛情だけ受けて厳しさを知らない甘ったれなもんだから、自分の行きたい方にしか行きません。無理やり引っ張って歩いていると、急に重くなるんです。えっ?と振り向くと、仰向けになって引きずられているんです。かないません。
 そんなわがままネギは、大脱走の常習犯でもあります。これは羅臼でのことですが、冬になるとよく山で放して遊ばせていました(上の写真)。そんなある日のことです。シカの群れが山の斜面におりました。「おお、落ちるんじゃないぞ」と思うくらいの結構な斜面でした。しばらく見ていたら、斜面の下の方から、何か黒い生き物がシカに向かって駆け上がっていきます。背筋が凍りました。ネギだったんです。
 「ネギー! ばかーーー! 戻ってこーーーい!」と叫んでも、ネギはもうシカしか眼中にありません。ネギに気付いたシカたちは、慌てて山の奥へと逃げ出します。逃げ出すのはいいんだけど、斜面になっているもんだから、シカが蹴飛ばした石やら雪やらがネギに向かって落ちていくんです。そんな状態がしばらく続いたとき、一頭のシカが足を滑らせて、転がり落ちました。ネギは「こいつだ!」と狙いを定めて、転がるシカを追っかけていきます。シカもたいしたもので、ネギに捕まるものかと、なんとか体勢を整え、斜面の下に広がる森の中入っていきました。ネギも一緒に。
―明日に続く―
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2009年3月2日(月)
昨日の続き
―昨日からの続き―
 いきなりショッキングな画像で申し訳ありません。ガップリ噛まれたときの写真です。犯人はもちろん、ばか犬ネギです。寝転がってネギとにらめっこしてたら、突然雷鳴のような叫び声をあげながらがぶりついてきたんです。慌てて立ち上がったんですが離してくれず、しばらく私の鼻にぶら下がっていました。まさに命がけです。
 後で知ったんですが、あまり犬の目を見てはいけないそうです。ケンカ売られてると勘違いするそうです。・・・にしてもあまりにもヒドイ。
 ネギの前科はこれだけにとどまらず、私に5回ほど、嫁さんには10回以上噛みついています。はい、甘やかした私が全部悪いんです。悪いと認めたうえで弁解させてください。もともと気の荒い犬なんです。まだネギが小さい頃、ちょっとした悪さをしたんで、仰向けにして首根っこ押さえつけたんです。普通の犬だったらすぐに「キューーーン」なんて声を出しますよね。ネギは違ったんです。いつまでたっても「うーーー」って唸ってんです。10分も20分も「うーーー」って唸ってんです。それを何度も繰り返して、ついに根負けしました。
 だから思うんですが、ネオテニーってのは「かわいがってもらうため」だけじゃなく、「油断させる」って作戦でもあるんじゃないでしょうか?かわいいふりして、獲物が近づいたらガブッて、結構いい作戦ですわ。
 まあいずれにせよ、私はこのばか犬が死ぬまでとことん付き合います。「最近の夢は何か」と聞かれたら、「ネギを看取ること」と答える私は、ばか犬以上のばか飼い主です。
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2009年3月1日(日)
孫?
なんでこんなに可愛いのかなあ♪ ってな歌がありましたが、あの気持ち、犬を飼っている人なら同感するんじゃないでしょうか? ホント、なんでこんなにかわいいんでしょうね。よその犬も、もちろんかわいいと思うんですが、自分ちの犬って別格ですよね。他人からバカだアホだとよく言われるんですが、なんと言われようとかわいいものはかわいい!
 一説では、犬ってのは幼い姿のまま大きくなる「ネオテニー」だとも言われています。ウーパールーパーっていましたよね。あれなんか代表的なネオテニーだそうです。んで、なんで犬がネオテニーなのかというと、「人間にかわいがってもらうため」だそうです。ほんまかいな?ってなかんじですが、本当だとしたら犬・・・に限らず生命ってのはとんでもない策士ですわ。

 策士≠ツながりながらも、全く話は変わるんですが、今日、「幻影師・アイゼンハイム」という映画を観ました。まあ、奇術師の話なんですが、これがただの奇術師ではなくて、人の生き死にをも操ってしまう奇術師なんです。これから観る人もいるかもしれないので内容は書きませんが、とにかく爽快でした・・・うーーーーん、これだと正確じゃないな。映画の9割9分9厘はハラハラドキドキモヤモヤなんですが、最後の1厘で爽快感がドワーーーーーっと押し寄せてくるんです。本当の策士ってのは命かけてやるもんなんだなあと、感心しきりでした。
 命かけて≠ツながりながらも、話はまたもどるんですが、うちのネギとのつきあいも、実は命がけの部分がありまして・・・(明日に続く)
 
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2009年2月28日(土)
石が大好き
 昨日、うちのばかワンコ・ネギは川が大好きと書きましたが、具体的に川の何が好きかというと、石なんです。川の中に転がっている石をくわえては、陸に上がってその石を置き、石の周りをギャンギャン叫びながら掘りまくるんです。うちの嫁さんなんかは、それを見て「意味わかんない」と言いますが、私はなんとなく分かります。
 ネギにしてみれば、本来は石自体を噛み千切ってやりたいところなんですが、石は硬くてどうにもできない。んだもんだから、石の周りの土を攻めるしか手がないんじゃないでしょうか? 専門用語なら、代替行為とでも言うのかもしれません。
 まあ、ネギにはそんな理屈などどうでもよく、ただただ掘るだけなんですね。気分が乗っているときは一時間以上掘ってますから、これで発電できたらなあとたまに思います。

 さてさて今日は4日ぶりくらいに犬小屋作りをしました。ほぼ最終工程で、屋根の塗装や出入り口の飾りつけなどをしています。
 塗装は、乾いては塗り、乾いては塗りと、手間がかかります。飾りつけも細かい作業なので手間がかかりと、なんだかんだしていたら、いつの間にか日が暮れ始めていました。
 本当はもうちょっとやりたかったんですが、手元が暗くては良い仕事はできません。一刻も早くネギ発電≠完成させなければ、などと考えながら、後片付けをする今日この頃でした。
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2009年2月27日(金)
我が家のばかワンコ

 早くホームページを完成させるために、今日も朝からパソコンに向かっています。部屋から、しとしとと雨が降る風景を見ていると、ふと羅臼のことを思い出しました。「羅臼の夏ってこんな感じだよなあ」と。
 私は今、高知県の室戸市に住んでいますが、今年の1月までは北海道の羅臼という町に住んでいました。その町はとにかく晴れの日が少ない町で、特に夏は数えるほどしか晴れる日がありません。
 パッと晴れた日がたまたま日曜に重なると、よくうちの愛犬ネギを連れて近くの川に遊びに行ったものです。まあとにかく川が大好きなワンコで、川に近づくだけでワンワンキャンキャン大騒ぎ! んで、川に入って一通りはしゃぎまわると、あとはただ、じっとしてることが多いんですよね、川の中で。黙ってればいつまでも入っていそうなので、頃合いを見計らって、「ネギ!」と声をかけるんです。するとのそのそと上がってきて、嬉しそうな顔で見つめてくるんです。それが上の写真です。卑怯なくらいかわいい顔してますね。一体、何考えてんでしょうか?
 室戸でも、こんな風に遊ばせられる川があればなあと思っていますが、今のところなんやかんやと忙しいので、まだ探してさえおりません。「落ち着いたら一緒に探しに行こうな、ネギ!」と声をかけて、再び仕事に戻ります。



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