入学後に履修された方が良いと思う科目

主に1年次から履修される科目で「一般教養科目」というものがあるのですが、その中でおおまかに「人文」、「社会」、「自然」の各分野があります(大学によって
はこの分野分けは異なるかもしれません。また、このページでは語学や保健体育は除きます)。私は法学部出身のためもあって、なんですが、「社会」分野の中
「法学」は履修された方が良いと思います。この科目が即仕事で役立つとは限りませんが、法律は身近に関連するものであり、尊守しなければならないもの
です。例えばの話ですが、刑事上の法律に抵触する行為をした場合には罰則規定があり、その刑に服さなければならないのですが(不起訴処分等によって罰せ
られないこともあります)、もし、その行為が罰せられるということを知らない場合であっても、逃れることはできず罰せらます。
それはともかく、法学部以外の学部へ進学された際は、「法学」という科目の履修がなければ法律はほとんど勉強されることはないと思いますし、せっかく、大学
へ入学されたことで、「法学」という学問(おおげさな言い方かもしれませんが)をぜひ履修されてみてはいかがでしょうか?もっとも、どの科目でもありがちです
が、教科書の最初の方は歴史的なことばかりが書かれていて、それがためにあまり先へ進まないかもしれませんが、それも、教科書や先生方の教え方次第でも
あります。因みに出身大学以外の法学部はわかりませんが、出身大学の法学部は「法学」は「必須科目」でした。

また、もし、将来的に福祉系の仕事を考えた場合、福祉系の学部以外では福祉に関する科目はほとんど設けられていないのですが、福祉系の学部以外でも唯一
資格が取れるものがあります。それは「社会福祉主事任用資格」です。この資格の詳細についてはこちらでは省略しますので、恐縮ですがインターネットで検索
されてみて下さい。この資格について結論から言いますと、これは公務員になって、福祉事務所等で勤務された時に初めて「社会福祉主事」が名乗れるのであっ
て、それ以外では実用的ではありません。
しかし、福祉系の仕事をされる際には募集の資格要件として「社会福祉主事任用資格」を取得されていることが条件となっている場合があります。
それでは、一般の大学で「社会福祉主事任用資格」を取得するにはどうしたら良いかですが、先述しました、「人文」、「社会」、「自然」の分野で決められた科
目を「3科目以上取得をすること」
です。その「3科目」については「福祉のお仕事」を参照されて下さい。あるいは、専門科目でも該当する科目があれば出来るだ
け履修をされる
こともお勧めします。当然ですが、福祉系の科目以外は直接的には福祉に関する専門知識を取得できるわけではありませんので、もし、将来的に
福祉の仕事を考えられている場合として取得される方が良い、ということです。

他にも学校の先生の教員免許を取得する際の「教職課程」の履修や「図書館司書」、「学校司書」(要教員免許)、「社会教育主事」、「学芸員」、「測量士補」等があ
り、「教職課程」の「教育実習」を除けば、定められた科目を履修して単位を取得するのみで、これらの資格が取得できます。
この中の資格で「図書館司書」は結構人気のある資格かと思いますが、この資格は、私が在学した大学でも取得が可能でしたが取得しませんでした(科目等履修
生になれば取得が可能ですが)。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、「図書館司書」として公共機関や公立学校(私立も含めても)での直接的な採用はほ
とんどなく、多くは外部委託です。そのため、県や市区町村の図書館の仕事をされたい場合はその前提として、各地方自治体の一般職の採用試験に合格し採用さ
れた後に希望が通るかどうかです。ただ、図書館での仕事をしたい人の希望は多いかと思いますので、その仕事ができるに至るまでの道のりは長いかもしれませ
ん。かといって、取得して損というわけではありません。資格取得のための相当な受験勉強をする必要はないために、取得できる機会があれば取得された方が良
いと思うのです。
因みに、「国立国会図書館」の職員になるためには図書館司書の資格は問わず、国立国会図書館が行なう、国家公務員採用試験に合格しなければなりません。
元々、採用者数が少ないためにこちらの職員になるには相当な難関といってもよいでしょう。ただ、非常勤職員であれば繁忙期等には募集があるようです。




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