お知らせ


バンディング問題が表面化して、早いもので1年半が経ちました。この1年半で、いわゆる小鳥のバンディングについて

●調査を逸脱して法令違反や問題行為・悪質行為を繰り返す一部のバンダーが野放しにされているのではないか?

●「スズメ目」のいわゆる小鳥について、成果に対して犠牲が大きすぎるのではないか?

という疑問に加えて

●せっかくのデータを生かそうとしていないこと

●監督機関に所属するバンダーまでもが問題行為を続けていること

●問題あるバンダーの存在を認めたにもかかわらず、監督機関は形だけの対応で、具体的な改善策を何も考えないこと

が分かってきました。

山階鳥研も何も改善しようとはせず、調査の委託元である環境省は山階鳥研を指導しません。山階鳥研からの2006年2月の回答書には「調査の停止やバンダー認定書の取り消しなど、かなりきつい条項を盛り込んで、再発の防止に取り組む所存です」ということが書いてありましたが、それが単なるポーズだったことを大変残念に思います。

 

これまでは、山階鳥研と環境省が適切な対応をすると考えて啓蒙活動を控えておりましたが、活動を再開しなければなりません。バンディングの問題点が改善されるためには、山階鳥研と環境省が問題意識を持つことが何より必要です。そのためには、バンディング問題をもっと多くの人たちに知っていただくことが重要だと思います。

そこで、これまでお寄せいただいたカンパとステッカーの売り上げを充てて、ステッカーを送料も含めて無料で配布したいと思います。印刷屋さんも勉強してくださって、予算内で非常に沢山のステッカーを印刷できそうです。また、霞ヶ関の中央省庁に何度も足を運ぶことになりそうなので、この交通費にもカンパを充てさせて頂きたいと思います。収支報告は従来通り佐藤氏にお願いしてあります。

 

その気になってステッカーをあちこち貼るとすぐに足りなくなったり、日なたの駐車場では色あせたりするそうです。足りなくなった方、色あせてしまった方も、もう一度ご注文下さい。

PTAなどがすでに活動を開始してくれています。ほかにも、いろいろな分野で啓蒙活動が始まります。バンディングに対する疑問の声を大きなうねりに変えて、山階鳥研と環境省に問題意識を持っていただこうと考えております。

どうかご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

ステッカー注文画面はこちらです。

 

2007年3月5日 「知って欲しい野鳥のこと」管理人 中島康喜