BLOOD MUSIC


曲名 解説
Prince Vlad イントロだけ聴くと「これ本当にスクェア?」って感じなのですが、EWIのメロディーが始まるとT-Sサウンドに変化していくあたりはさすが。でも、1曲目からこんなに飛ばしていいの〜?
Don't Play Hard To Get 西海岸系のハードロックのようなイントロから始まる軽快なROCKナンバー。
Revenge 年末ライブで演奏された1曲。ベースラインが芯になってT-SQUAREらしいROCKに仕上がっている。河野さんのオルガンソロが◎。
Istanbul 定着しつつある安藤さんのエスニック・ロック。エキゾチックなフレーズに絡むピアノ・ソロが世界観をよりプラスしている。
Another Story アコースティックピアノから始まるロック・バラード。エレキでのバラードは久しぶり。サビは伊東さんのSAXが効いています。
Reminiscence 坂東君の作品。前作の「Let Your Love Flow」の流れを汲むサウンドは、新たなT-Sサウンドの定番となるか!後半のコーラスは坂東君とサポート・ベーシストの田中晋吾さんによるもの。
Slick Stick 王道T-Sサウンドと王道ROCKが見事に融合した1曲。過激にポップなロック。
Cirrus 年末ライブで「Shock Treatment(仮)」と紹介されていた坂東君の曲。ここまでくるとメタルの世界。ドラムとギターのリフがたまりません!隠れロッカーの血が騒ぎます。後半のサビのブレイク(?)が個人的にツボです。
And Forever アルバムの終わりが近づくのを知らせるかのように静かに始まるアコギの響きは、ストリングスの音に包まれて熱くなった心をクールダウンさせてくれる。泣きのSAXは伊東さんならでは。スケールの大きなバラードも実はすごく久しぶりだったりする。
Sayonara 「終わりだけど終わりじゃないよ」ライブでいうところのアンコール的1曲。そして次のアルバムに続く1曲。「あーこのアルバムよかったなぁ〜」とここでしみじみ感じてまた1曲目へ。。幕切れの余韻はとっても爽やか。



神戸のファンミーティングでイントロだけではありましたが
ほぼ全曲聴かせて頂いていて
スゴく気になっていたアルバムがやっとフルで聴けるこの喜び。

去年の年末ライブで「今度のアルバムのテーマは『ROCK』です」と
発表された時にはなんで今?と思ったのですが
あの坂東君の驚異的ドラミングからすれば
必然的なものだったのかもしれません。

マイケル・シェンカーやヴァン・ヘイレン、ジェフ・ベックを
彷彿とさせるギターワークはロック好きな安藤さんならでは。
そこに実はハードロックはもちろんプログレも好きだという
河野さんのツボなアレンジがロック魂に火をつけます。
でも、そこはT-SQUARE。王道路線も忘れずに組み込んで
なんとも軽快で爽快な1枚に仕上がりました。

ソニーの最新鋭スタジオで録音したというその音は
確かに1音1音にキレがあって楽曲の激しさに華を添えてます。
安藤さんのギターはかなりエッジが効いてるし
伊東さんのニューEWIはさらに重厚さを増しました。
河野さんの鍵盤さばきは然ることながらアコピが良い音してます。
リズム隊の音はマイケルさんならではのこだわりも感じます。

できることなら全曲ライブで演ってほしい。。
そう思ったのは久しぶりかも。
なんと言っても安藤さんのギターが堪能できる1枚です。



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