「JTA テニスルールブック2007」の主な改訂点


第1部ルールオブテニス(ITF 改訂・世界共通)

    規則10 エンドの交代付則W追加ルール
  • タイブレークゲーム中のエンドの交代は、新しいやり方を採用してもよい。
  • 第1 ポイント後、およびその後4 ポイントごとにエンドの交代をする。
    規則22 サービスのレット付則W追加ルール
  • 新しいやり方を採用してもよい。
  • サービスがネットに触れたとしてもインプレーとする。(ノーレットルール)
    付則X 審判員の役割について
  • 改訂ではないが、該当する国内大会がないため、誤解が多いルール。(日本語訳を変更)
  • レフェリーが試合コート内にあるレフェリーチェアに座って、試合を見ているチーム対抗戦では、 レフェリーは事実問題に関しても最終決定者となる。 (例:デビスカップでは、レフェリーがコート内のイスに座って試合を最初から最後まで見ている。 必要があればチェアアンパイアおよびラインアンパイアの判定をオーバールール出来る。)

第2部JTA トーナメント競技規則(国内公式トーナメントで採用)

    公式トーナメント(JTA ランキング対象大会とベテラン大会を含む)共通の競技規則
  • 1、トーナメント方式のドロー記入について解説を入れた。(RET、DEF、WO、BYE)
  • 2、ラウンドロビン方式の解説として表と計算式を追加した。
  • 3、ITF の改訂に伴い、本戦ドローへ挿入するラッキールーザーの順番が変更された。
  • 4、ドロー作成後、オーダーオブプレー発表前に、2 人以上のシード選手が同時に欠場し た場合のドロー変更について追加記載した。
  • 5、アンパイアのいない国内公式トーナメントでは、両プレーヤー(組)が勝敗を認めて 握手した時点で試合終了となる。*関連項目「第1 部Q&A26 スコアの誤り」を参照
  • 6、ヒートルールについての追加説明をした。
  • 7、試合と試合の間の休憩時間は、プレーしたゲーム数を計算して与える方法を追加記載
  • 8、ITF メディカルルールの改訂に伴い、内容が詳細に分類された。
    1) 症状(メディカルコンディション)
    2) 診察
    3) メディカルタイムアウト(MTO)の手順
    4) メディカルトリートメント
    5) 罰則
    6)出血
    7)嘔吐
    8)身体的プレーの限界
    9) 薬の投与、医学的診断、医学的治療
    10) メディカルタイムアウト(MTO)を採用するトーナメント
    ベテラン大会の競技規則
  • 一般大会と相違する規則については、「ベテラン大会競技規則」として掲載した。 (エントリー、実力評価方法、ダブルスペアの組み換え、オーダーオブプレーなど)

第3部JTA 公式トーナメントコードオブコンダクト

  • JTA 公式トーナメント共通コードの他に、ベテラン大会のコードを掲載した。 (ダブルエントリー、服装、失格と出場停止、サスペンションポイント制度、提訴、報告、発表)
  • ベテラン大会および国体・都市対抗戦のサスペンションポイントを新たに制定した。
    JTA 公式トーナメント共通コードオブコンダクト
  • 1、服装規定(製造業者ロゴの大きさ)が緩和された。*シャツの袖52 平方cm (アディダスの3 本線については写真つき解説をJTA のHP に掲載している。)
  • 2、ITF コードオブコンダクトの改訂に伴い、ゲームの遅延について説明が加えられた。 プレー続行を拒否した場合 MTO 後プレーを再開出来ない場合 メディカルタイムアウトを取れない症状の選手が、プレーを続行できない場合 規程時間内にコートに戻らない場合
  • 3、遅刻によるノーショウとなった選手が当日会場に現れた場合、および身体的理由によるゲ ームの遅延の場合は、サスペンションポイントを免除される。

第4 部JTA 公式トーナメント管理規程

  • ベテラン大会、ジュニア大会の管理規程を追加した。

第6 部コートオフィシャルの手引き

  • チェアアンパイアの任務、アナウンス、コールについて必要な説明を追加した。

第7部登録規程

  • A 級審判員に定年制を設けた。
  • 定年後はエバリエーターとして、後進の指導に当たることが出来る。


JTA 審判委員会
*参考資料
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申込先Eメールumpire@jta-tennis.or.jp Fax 03−3467−5192


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