時として雪の舞う鳥形山の枯れ色にまぎれて立ちあがり、春を告げるというよりも冬のおわりが近いことを教えています。花期はみじかく、花高7〜8センチの四国固有種。徳島で発見されてつけられた名前です。
生い茂った緑にあざやかなオレンジが切れ味よく浮いて見える。キツネが持つカミソリときたか、、、う〜ん!想像が跳ばない。いったい何を切るのか剃ろうとするのか。
オオキツネノカミソリ (大狐の剃刀) ひがんばな科 七〜八月
ウリノキ (瓜の木) うりのき科 六月
ギンバイソウ (銀梅草) ゆきのした科 七月
杉林の下生えをあかるくしています。うまいのかなあ、よく虫に食われるので傷のない個体をさがすのに苦労します。
ベルはやすらぎを与えたり訪れを知らせるけれど、音のないベルは何のためにふるえるのでしょう。
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葉が瓜に似ていることからついた名前。白い花が下からクルクルとめくれて蘂(しべ)があらわれます。風が似合うかんざし。
風をかぞえるように小さなそよぎにもゆれている。ひらき始めのはなびらの裏側がピンクに染まっているのが可憐。
イチリンソウ (一輪草) きんぽうげ科 四月〜五月
アマドコロ (甘野老) ゆり科 四月〜六月
サバノヲ (鯖の尾) きんぽうげ科 三月〜四月
アワコバイモ (阿波小貝母) ゆり科 三月
花のあとの実の形が鯖の尾に似ていることからつけられた名前。花高は5センチほどで、小さくてか弱そうだけれどたくましく生えでてきます。余談ですが、寺社などの立派な観音開きの門扉につけられる八双金具も鯖の尾と呼ばれます。