「トロール牙峠戦争」の結末 ちなみに訳ではありません。 ――アランシアを揺るがす混乱は今終結を迎えている。 バルサス・ダイアは精霊界にはまり込み、 ガレイキープのザラダン・マーは鏡を破壊された。 しかし、ダークメーンもまたゴツ岩山地へと落下したのだった。 天上宮では神々の議論が続けられていた。 実は、この戦争は神々のゲームでもあったのだ。 創造者ハシャクはバルサス・ダイアを、 悪意の神スラングはザラダン・マーを、 そして、正義の女神リーブラはシャッダ・ダークメーンを、 それぞれ持ち駒として、最後に生き残った駒の持ち主が勝利者となる。 神々は自分こそ勝利者と審判のロガーンに主張する。 そしてリーブラは言う。彼女の戦士だけが、魔法の力を持っていないので、 援助を許されていたはずだと。 しかし他のものは言う。競技の規則は「女神の助力は、タイタンでの彼の 運命を変えることを禁止する」というものだ。だから死んだダークメーン を助けることはできない。 そこに、ダークメーンと相棒の小男シェーバー(実はテラク神)が現れた。 ダークメーンが地面に衝突する直前、女神はタイタンではない天上宮に彼を連れて きたのだった。 かくして、ロガーンはリーブラの勝利を宣言する。