「ジョジョの奇妙な冒険」
スタンド名鑑

since 1996/06/06 last update 2010/3/6

主にコミックス、雑誌連載の情報を主としています。ムック等の情報は灰色で表示しています。
また、解説よりも作品中で使われた能力を真実としています。


第3部 「未来への遺産」
第4部 題名なし
第5部 「黄金なる遺産」
第6部 「石作りの海」
番外編 「スティール・ボール・ラン」

第3部 「未来への遺産」

「星の白金」スター・プラチナ(空条承太郎)
豪快なパワーと精密な動き。時間が止まることを認識したとき、時を止める能力を発現させた。 しかし、最大の武器は承太郎の冷静な判断能力である。
必殺技は「オラオラ」のラッシュ
もうひとつ、気づかれないうちにジュースや本を調達してくる能力がある。
 
「魔術師の赤」マジシャンズ・レッド(モハメド・アブドゥル)
炎を操る。炎のアンクはさまざまな形態をとることができる。
 
「隠者の紫」ハーミット・パープル(ジョセフ・ジョースター)
カメラやテレビを利用して念写を行うことができる。波紋を伝導させることも可能。なぜかDIOも使うことができた。いばら状のスタンドだが、スタンド会話もできるらしい。
 
「教皇の緑」ハイエロファント・グリーン(花京院典明)
遠距離型のスタンド。敵を打ち抜くエメラルド・スプラッシュは攻防一体の技。ほつれさせたり、根をはって敵を調べたりもできる。
 
「灰色の塔」タワー・オブ・グレー(グレイフライ
クワガタの形をしたスピードで動くスタンド。標的の舌を抜く。
 
「銀の戦車」シルバー・チャリオッツ(ジャン・ピエール・ポルナレフ)
剣士タイプのスタンド。ポルナレフの成長にともなって射程距離も伸びた。鎧部分を脱いで高速で移動することも可能。秘密の武器は腕の剣芯を発射する技。スタンドに視覚はない。
 
「暗青色の月」ダーク・ブルー・ムーン
半魚人型のスタンド。水中で真価を発揮する。スタンドパワーを吸い取るフジツボを発射する。
 
「力」ストレングス(オランウータン)
小船と合体してタンカーにみせかける。
 
「漆黒の悪魔」エボニー・デビル(呪いのデーボ)
まず相手に攻撃させて、その恨みのエネルギーで人形などを操作して敵を攻撃する。 遠隔操作型スタンド。
 
「黄の節制」イエロー・テンパランス(ラバーソウル
スライム状のスタンド。能力は「無敵」。いかなる攻撃も効かない。一般人にも視認可能。食らった肉を利用してスタンド使いを変装させることもできる。
 
「皇帝」エンペラー(ホル・ホース)
銃器型のスタンド。その弾道は使い手により制御できる。このタイプでは珍しく一般人には視認できない。
 
「吊られた男」ハングドマン(J・ガイル)
鏡に映っている人間を攻撃する。まるで鏡のから攻撃されたように見える。実体は鏡の表面にある光のスタンド。
 
「女皇帝」エンプレス(ネーナ)
相手に人面そとしてとりついて攻撃する。肉と合体しているので一般人にも視認可能。使い手を美人に変装させることを、人面そ攻撃と同時にできる。
 
「運命の車輪」ホゥイール・オブ・フォーチュン(Z.Z
車と合体してモンスターカーになる。この車はスティーブン・キングの「クリスティーン」がモデル。
 
「正義」ジャスティス(エンヤ婆)
霧のスタンド。街の幻影を作り出し、死体を操ることができる。死体はしゃべることもできる。また、スタンドの範囲内で傷を負った者は、傷口に穴をあけられ、霧の糸で操られてしまう。
「正義は勝つ」
 
「恋人」ラバーズ(鋼入りのダン)
遠距離型。ミクロ単位のセミのようなスタンド。人間の脳に入り込み、使い手が受けた攻撃を何倍かにして犠牲者に返す。 脳細胞をこねて自分そっくりの人形を作れる。
「至上最弱こそが最も恐ろしい」
 
「太陽」サン(アラビア・ファッツ
近距離パワー型。周囲の温度を上昇させ、夜でも昼のように照らす小型太陽。
 
「死神13」デス・サーティーン(マニッシュ・ボーイ
人間の無防備な精神状態を攻撃するスタンド。犠牲者の夢の中に現われる。夢のなかでは自由に振る舞うことができるが、犠牲者を傷つけるにはスタンド自身で攻撃しなくてはならない。実は身体がない。
「らりほ〜」
 
「審判」ジャッジメント(カメオ)
近距離パワー型。相手の願いを土に投影して、願いをかなえる。
「君に幸あれ、Hail2U」(ヘイル・トゥ・ユー)
 
「女教皇」ハイプリエステス(ミドラー)
物体やシンプルな機械に姿を変える小型スタンド。その爪はかなり強力。使い手の近くにくれば巨大化できる。
 
「愚者」ザ・フール(イギー)
砂のスタンド。自由に形態を変える。ある程度砂がなくなっても平気。
 
「大地の神」ゲブ神(ンドゥール)
水の形態をしたスタンド。強力な爪を持つ。遠距離型。ンドゥールは盲目だったのでこのスタンドも視覚はない。
 
「創造の神」クヌム神(オインゴ)
使い手の顔と合体して、自在に変身させる。一般人にも視認可能。
 
「書物の神」トト神(ボインゴ)
マンガのスタンド。このマンガは未来予測ができる。人を殺すときの必殺の手順をアドバイスすることも可能だが、運命の強い人間には効かない。一般人にも視認可能。
 
「冥界の神」アヌビス神(500年前に死んだ刀鍛冶)
刀と合体しているスタンド。刀に触った者を操る。物体を透過して攻撃をする。受けた攻撃を覚えて、次にはそれを上回る攻撃を繰り出すことができる。
 
バステト女神(マライヤ)
コンセントの差込口型のスタンド。それに触れた者はしだいに強力な磁力を帯びるようになる。使い手との距離も関係している。
 
「嵐と暴力の神」セト神(アレッシー)
使い手の影に潜むスタンド。その影と交差した者はだんだんと若返ってしまう。このとき記憶も戻ってしまう。 武器は斧。余談だが、このスタンドで虹村億泰の父を治せるような気がする。
「俺って偉いねェ〜」
 
オシリス神(ダニエル・J・ダービー)
魂のエネルギーが0に近くなる瞬間を狙って犠牲者の魂をコインに変える。 ダービーはギャンブルをその手段にしていた。
 
「天空の神」ホルス神(ペット・ショップ)
冷気を操るスタンド。巨大な雹を発射して攻撃する。
 
アトゥム神(テレンス・T・ダービー)
魂のエネルギーが0に近くなる瞬間を狙って犠牲者の魂を人形に閉じ込める。 テレンスはTVゲームをその手段にしていた。相手の考えをイエス・ノーの範囲で読む能力がある。
 
クリーム(ヴァニラ・アイス)
そのスタンドの口は、あらゆるものを亜空間に吸い込む。使い手とスタンドは大丈夫なので、自らを飲み込み姿を消すことも可能。
 
ティナー・サックス(ケニー・G)
幻覚のスタンド。DIOの館を迷路に見せかけていた。
 
顔の後ろに女の顔がある能力(ヌケサク)
単なる吸血鬼で、実はスタンド使いではない。
 
「世界」ザ・ワールド(DIOことディオ・ブランドー)
近距離パワー型。時間を数秒止めることができる。「スター・プラチナ」と同じタイプのスタンド。 必殺技は「無駄無駄」のラッシュ
「そして時間(とき)は動き出す」
 

第4部

クレイジー・ダイヤモンド(東方仗助)
スタープラチナを上回るパワーを持つ。能力は壊れた物や傷ついた人をなおすこと。 なおすというより時間を戻すことに近い。このとき仗助が怒っていると、歪んだ形になおってしまうこともある。 ちぎれたものを復元するパワーもかなり強い。このとき、「なおりに飛んでいく」のか「復元しに戻ってくる」のかは使い手の任意である。 使い手自身の傷は治療できない。エネルギーも戻せる。 必殺技は「ドララー」のラッシュ
「グレート!」
 
「水の首飾り」アクア・ネックレス(片桐安十郎)
水の形態をとるスタンド。人間に取りついて操ることもできる。熱すれば水蒸気になることもできる。ウィスキーのラベル程度なら偽装もできる。
「お前、調子にのっているな!」
 
「手」ザ・ハンド(虹村億泰)
人間型のスタンド。右腕は空間を削り取り、切断部分をつなぎ合わせる能力を持つ。 空間を削って瞬間移動もできるが、このとき使い手が移動するのか、相手を呼び寄せるのかは任意である。
 
「極悪中隊」バッド・カンパニー(虹村形兆)
小さな兵隊が集団で軍隊を形成しているスタンド。アパッチや戦車、地雷も含む。数匹つぶしても本体へのダメージにはならない。
 
レッド・ホット・チリ・ペッパー(音石明)
自分や物を電線を通り抜けて移動させることができるスタンド。電気をエネルギーにしてクレイジー・ダイヤモンドをも上回るパワーを持つ。電気のないところでは弱っていくし、海水に浸かると大ダメージを受ける。
 
「錠前」ザ・ロック(小林玉美)
心にかかる錠前。魂のエネルギーが0に近づいた瞬間、その人間に錠前をかける。小林玉美は良心の呵責をその手段にしている。使い手を攻撃すると、錠前を持つものにダメージはいく。
 
エコーズACT1(広瀬康一)
広瀬康一がゆすり屋から家族を守ろうとしたとき、スタンド卵から出現した。音を操るスタンド。どんな音でもマンガの書き文字にして、場所や人に染みこませることができる。射程距離は50m。
「静けさや、岩にしみいる、蝉の声」
 
「うわっ面」サーフィス(間田敏和)
木製のパペット人形と合体しているスタンド。人形に触った者に化ける。サーフィスと向かい合った被写体は、サーフィスの動くように操られてしまう。動きはすばやい。被写体と同じ性格の自我を持つスタンド。
 
ラブ・デラックス(山岸由花子)
使い手の髪の毛と合体したスタンド。普通の人間にも見える。髪の毛が自在に伸びて締め付ける。この髪の毛を他人に植え付けて、操作することもできる。
 
エコーズACT2(広瀬康一)
広瀬康一が異常な女と戦うことを決意したとき、成長したスタンド。しっぽの先にあるものは擬音の書き文字に変化して、その擬音のとおりのダメージを与えることができる。ACT1に戻ることもできる。
 
パール・ジャム(トニオ・トラサルディー)
薬草料理の効果を劇的に高めることができるスタンド。集団型。
 
アクトン・ベイビー(透明の赤ちゃん)
自分や周囲のものを透明にする。使い手のストレスが高まると透明になる半径はどんどん広くなる。 本体はのちに静・ジョースターとなる。
 
「天国の扉」ヘブンズ・ドアー(岸辺露伴)
岸辺露伴のマンガ「ピンクダークの少年」の生原稿を見た、波長の合う者を本状にしてしまう。本にはその者の人生が書き込まれている。そのページに書き込むことで、本人に関することを自由に書き換えることができる。 「時速70kmで後ろにスっ飛ぶ」とか「イタリア語が話せるようになる」など本人のできないことでも可能。 露伴の成長に伴い「ピンクダークの少年」がスタンド体になった。
 
ラット(「虫喰い」他)
砲台型スタンド。スタンド針を発射する。これに触ったものはにこごりのように溶かされてしまう。ネズミ二匹を矢で貫いて、二匹とも同じスタンドを持った珍しい例。
 
キラー・クィーン(吉良吉影)
近距離パワー型のスタンド。触ったものを強力な爆弾に変える。お腹に何かを収納することもできる。爆弾は一度に一発しか使えない。
「これで今夜も‥‥、くつろいで、熟睡できるな」
 
「収穫」ハーヴェスト(矢安宮重清)
小銭など使い手の望む物をかき集める集団型スタンド。注射針もついている。
 
シンデレラ(辻彩)
肉体のイメージを変換するスタンド。人の顔や指紋などを変えることができる。時間制限付きで人の運勢を変えることも可能。
 
シアー・ハート・アタック(キラー・クィーン第二の爆弾)
キラー・クィーンの左腕から発射される第二の爆弾。小型の爆弾戦車。第一の爆弾とは別に使用できる。熱を感知して動く自動操縦型スタンドで、その硬さはスタープラチナでも破壊できない。
 
エコーズACT3(広瀬康一)
広瀬康一が殺人鬼におびえることを止めたとき成長したスタンド。近距離パワー型で射程距離は5m。一度にひとつのものを重くする「3Freeze」(スリーフリーズ)を使う。自我を持っている。ACT1、2に戻ることも可能。
「S・H・I・T」
 
アトム・ハート・ファーザー(吉良吉廣)
一枚の写真に写っている空間を支配する。その空間は外部から進入できずに、吉良吉廣(幽霊おやじ)が写真にした行為が現実になる。写真のまま移動することも可能。 スタンド体がないスタンド。
 
ボーイ・U・マン(大柳賢)
魂のエネルギーが0に近づいた瞬間、その人間のスタンドを奪いとる。大柳賢はジャンケンの5回勝負をその手段にしていた。 負ける度にスタンドは少しづつ奪いとられていく。
 
宇宙人(支倉未起隆)
スタンド使いかどうかは不明。本体をシンプルな構造のものに変身させる。身体の一部だけ変形させるのも可能。
「実は、私、宇宙人なんです」
 
ハイウェイ・スター(噴上裕也)
本体の怪我を治すため、人の養分をすいとるスタンド。においを覚えたら、時速60kmでどこまでも自動追尾する。 このときワープも併用する。幻覚の部屋というワナを仕掛けることもできる。
 
ストレイ・キャット(猫草)
スタンド使いの猫が死後土に埋められたことで発生した、スタンド生物。空気のかたまりを弾丸のように撃ち出したり、 クッションのようにして、防御したりできる。猫草はこの能力を本能で使いこなす。日光のないところでは活動できない。
 
スーパー・フライ(鋼田一豊大:偽名)
廃棄された鉄塔と合体しているスタンド。本体の人間でも自由には操れない。鉄塔は自身を存続するために、鉄塔内に誰かひとりだけ残ることを要求している。 その人間が無理矢理出ようとすると、鉄の固まりになってしまう。鉄塔が受けた攻撃はそのまま攻撃者にはねかえす。
 
エニグマ(宮本輝之輔)
人や物を紙に閉じ込める。魂のエネルギーが0に近づいた瞬間を狙って、その人間を紙に封じ手しまう。エニグマの少年はその手段に「恐怖のサインを見つけること」を用いる。
 
チープ・トリック(乙雅三)
人の背中にとりついて囁くスタンド。本体の生死にかかわらず活動でき、意志を持っている。とりつかれた人間が他人に背中を見せると、 その人間は背中が裂けて死亡。チープトリックはその人間に転憑する。
 
バイツァ・ダスト(キラー・クィーン第三の爆弾)
吉良吉影が追いつめられたとき、矢に刺されて発現した第三の爆弾。スタンド能力のない無力な人間にとりつき、その人間に対して吉良を探った者を同時に爆破し、一時間ほど時間をふっ飛ばして戻る。このとき爆破された者は一時間後に自動的に爆死する。 この爆弾を使用するとき、キラー・クィーン本体は使用できない。
 

第5部 黄金なる遺産

「黄金体験」ゴールド・エクスペリエンス(ジョルジョ・ジョバァーナ)
無生物に命のエネルギーを与えて動植物に変える。 初期は、パワーは弱く、動植物には「反撃能力」があったが、 ベイビィ・フェイス遭遇後は、パワー型、反撃能力はなくなり、身体のパーツを作れるようになった。 あまりに過酷な環境では生命は産まれない。 また、生物からワクチンを作り出すこともできる。 必殺技は「無駄無駄」のラッシュ。 本体の本名は汐華波流乃。
「このジョルノ・ジョバーナには夢がある」
 
スティッキィ・フィンガーズ(ブローノ・ブチャラティ)
殴ったものに開閉可能なジッパーをつける。 ジッパーはものを切断することも、空間を開くこともできる。 また、開ききっていないジッパーは任意に閉じさせることができる。
「アリアリアリアリ‥‥アリーヴェレルチ!(さよならだ)」
 
ブラック・サバス(ポルポ)
自動操縦型のスタンド。普段はライターに潜み、ライターの炎が消えたとき、 それを見ていた者すべてに、自動的に攻撃(口に仕込んだ矢を刺す)を行う。 影を介して自由に動き回る。影の中ではかなりのパワーがあるが、影を取り除かれる と消滅(攻撃を中止)する。
 
ムーディ・ブルース(レオーネ・アバッキオ)
時間を指定することで、その時間、その場所にいた人物に変身して行動を再生する。
 
ソフト・マシーン(マリオ・ズッケェロ)
腕の針で刺したものをゴム風船のようにしぼませてしまう能力を持つ。薄っぺらになったものは、 そのままで活動することも可能。
 
セックス・ピストルズ(グイード・ミスタ)
五体のスタンド。No.1〜No.6までいてNo.4は欠番。発射されたピストルの弾を蹴飛ばして、方向性を持たせる。 それぞれ個性的な自我を持っている。「チャリオッツ・レクイエム」を撃っているところからみると、ピストルズによって発射された弾丸はスタンドを攻撃できるらしい。
 
クラフト・ワーク(サーレー)
ものをその場に固定することができる。本体への攻撃もある程度受けてから固定される。
 
リトル・フィート(ホルマジオ)
ものの大きさを小さくする能力を持つ。エネルギーを食うため小さくするのには時間がかかるが、元にもどすときは一瞬ですむ。 本体も小さくすることができる。
 
エアロスミス(ナランチャ・ギルガ)
模型戦闘機型のスタンド。機銃とミサイルで武装している。 本体はレーダで周囲の二酸化炭素を探知することができる。精度を上げたり下げたり することも可能。 エアロスミスの弾で受けた傷は焦げ、スタンド硝煙を出すのでレーダーで追跡可能。
「ボラボラボラボラ‥‥ボラーレ・ヴィーア(飛んで行きな)」
 
「紫の煙」パープル・ヘイズ(パンナコッタ・フーゴ)
フーゴの狂暴な一面を具現化したスタンド。拳のカプセルから殺人ウィルスを撒き散らす。ウィルスにやられたものは数分でどろどろに溶けて死ぬ。スタンドにも効くが、日光にあたるとたちまち殺菌される。 コントロールされていないときは、知性のない獣のように振る舞う。
 
マン・イン・ザ・ミラー(イルーゾォ)
「ファンタジーやメルヘンの世界」でしかない鏡の世界を作り出すことができるスタンド。 この鏡の中の世界では、使い手しか物を動かすことはできない。 鏡を介して、任意のものをひきずりこみ、追い出すことができる。
 
T−レックス(亀)※名前なしとされている場合もある。
自分の甲羅の中に生物が出入り可能な空間を作り出すことができる。
訓練により、甲羅に鍵をはめ込まれたとき、能力を発動するようになった。
中の空間には電気も通っている。 また、この空間は、昇天する幽霊もしがみつくことができる。
亀の名前はココ・ジャンボとされている場合もある。 スタンド名はミスター・プレジデントとされている場合もある。
 
ビーチボーイ(ペッシ)
釣竿と合体したスタンド。物質を透過して釣り針で攻撃することができる。 釣り針に刺さったものが釣り糸を攻撃すると、攻撃はそのものに跳ね返る。 釣り針には「スイッチに触ったものに攻撃」などのトラップに使うことができる。
 
ザ・グレイトフル・デッド(プロシュート)
射程範囲内の者を老化させるスタンド。この老化に温度差の条件をつけることができる。
「ブッ殺すと心の中で思ったなら、その時すでに行動は終わっているんだ」
 
ベイビィ・フェイス(メローネ)
スタンドは歩行するパソコン型。DNAを元に人間の女性から、自動追跡遠隔パワー型スタンドを作ることができる。 このスタンドは学習させることで、自動追跡型の弱点を補うことができる。 ただし100%本体の指示を聞くわけではない。
 
ホワイト・アルバム(ギアッチョ)
身にまとうスーツ型のスタンド。身の回りのものを凍らせることができる。 絶対零度の超低温を作り出し、どんな攻撃も動きを止める。 空気も凍らせて飛び道具を弾き返す「ジェントリー・ウィープス」(静かに泣く)が必殺技。
 
キング・クリムゾン(ディアヴォロ/ヴィネガー・ドッピオ)
時間を数秒ふっ飛ばす。その飛んだ時間のなかではキング・クリムゾンだけが自由に動くことができる。 残るのは結果だけ。額のエピタフ(墓碑銘)で、数秒後の未来を見ることができる。

「未来という目の前に、ポッカリ開いた落とし穴を見つけ!それに落ちる事がなければ、 人生は決して『沈む』事がない。『絶頂』のままでいられる」
 
クラッシュ(スケアーロ)
ピラニア型のスタンド。近くにある水から水へと瞬間移動することができる。 このときものを捕まえたまま移動できる。
 
トーキング・ヘッド(ティッツァーノ)
犠牲者の舌に取りついて、しゃべりたいことと逆のことを話させてしまう。 文字を書いてもでたらめなメッセージにしてしまう。 舌を伸ばすことも可能。
 
ノトーリアス・B・I・G(カルネ)
本体が死ぬことによって、恨みのパワーで行動を開始する。すばやく動くものを優先して攻撃する。 犠牲者にメッセージを書かせることもできる。停止しているものに自分からあたるとダメージがある。 エンジンのエネルギーなどで成長することが可能。 完全殺害は不可能。
 
スパイス・ガール(トリッシュ・ウナ)※「ウノ」と書かれている場合もある。
近距離パワー型のスタンド。 殴ったものを柔らかくすることができる。 自我を持っている。 必殺技は「WANABEEEEEEEE」のラッシュ。
「『柔ラカイ』トイウ事ハ!『ダイヤモンド』ヨリモ壊レナイッ!」
 
メタリカ(リゾット・ネエロ)
小型で大量に本体に巣くっているスタンド。磁力を操作して、範囲内の生物の体内の鉄分を刃物に変えてしまうことができる。 砂鉄に景色を描いて透明にみせかけることもできる。
 
グリーン・デイ(チョコラータ)
生物に繁殖性の高い壊死するカビをまきちらすスタンド。 カビは身体を下に下げた者に感染して、次々と広がっていく。 カビを任意に動かすこともできる。 本体チョコラータは良心がないので、無意識のブレーキがかからず、スタンドカビは無差別に広範囲に広がる。
「良〜し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し」
 
オアシス(セッコ)
スーツ型スタンド。本体周辺の地面を溶かして弾性を持たせたり、泳いだりすることができる。 人間も溶かすことができる。
 
シルバー・チャリオッツ・レクイエム(暴走したシルバー・チャリオッツ)
シルバー・チャリオッツが「矢」に刺さったことで発現したスタンド。 ポルナレフの青春時代の思い出が融合した姿をしている。 本体は戦闘者として再起不能だったので暴走している。 矢を守るために、周囲の生物の意識を入れ替える。 意識を入れ替えられたものは、スタンド使いならばスタンドの性能はアップする。 しかし、一定時間後にでたらめな進化を始める。 スタンド攻撃を受けると、そのスタンドを暴走させて本体に襲いかからせる。 見ている者の心の影を投影したスタンド。
 
ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム(進化したゴールド・エクスペリエンス)
ゴールド・エクスペリエンスが「矢」に刺さって「矢の先に存在(ある)もの」を得たスタンド。 ゴールド・エクスペリエンスの能力に加え、 スタンドに向けられたあらゆる攻撃に対して、真実に到達することをさせない無敵のスタンド。 敵対者は死んだという事実さえも到達できず、永遠に死に続けるはめになる。 本体に気づかれないように、密かに自我を持っている。
「『終わり』がないのが『終わり』。それがゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」
 
ローリング・ストーン(スコリッピ)
丸い岩石のスタンド。周囲の者の死に行く運命を感知して、その者の彫刻が浮かび上がる。 その岩石に、彫られている者が触れると安楽死する。 スタンドはその者に触れようと追跡する。
 

第6部 石作りの海(ストーン・オーシャン)

ストーン・フリー(ジョリーン・空条)
本体の本名は空条徐倫。あまり強くないひもを出す能力。 ひもが届く範囲の声も伝える。

成長につれて、糸状にほつれさせることができる人間型スタンドになった。 本体を削ることで糸を伸ばし続けることが可能。網状にしたり、本体の身体を分割させたり応用が効く。ほのかに石鹸のにおいがする。
必殺技は「オラオラ」のラッシュ。
 
グーグー・ドールズ(グェス)
小型の人間型スタンド。生物を小さくすることができる。
 
マンハッタン・トランスファー(ジョンガリ・A)
空気の流れを読み、本体に伝える衛星スタンド。遠距離型。 白内障のスナイパーである本体をサポートする。
 
ホワイト・スネイク(エンリコ・プッチ神父)
標的を幻覚の世界に誘い込み、ゆっくりと消化していく。 標的のスタンド能力や記憶をディスク化して手に入れることもできる。 ブランクディスクに命令を書き込み、標的の頭に突き刺すことで命令させることもできる。 標的は当然、長くは生きられない。市販の音楽CDを犠牲者の頭にに突き刺して歌わせることもできる。
「「どこへ行かれるのですか?」(ドミネ・クオ・ヴァディス)、お前は「磔刑」だーーーッ!!」
 
キッス(エルメェス・コステロ)
貼ったものが二つに増えるシールを出す人間型のスタンド。 シールをはがしたとき、もとに戻ろうとする力は強力。 シールはいくつも出るし、本体にも使える。
「グロリアのぶんだあああーッ、これも!これも!これも!これも!」
 
ハイウェイ・トゥ・ヘル(サンダー・マックイイーン)
本体が死にかけると、標的も同じ目にあわす。 本体のスタンドではない。
 
バーニング・ダウン・ザ・ハウス(エンポリオ)
屋敷幽霊など、幽霊化している道具を扱うことができる。
 
フー・ファイターズ(フー・ファイターズ)
「ホワイトスネイク」によって創り出されたスタンド生命体。 水分がないと生きていけない。 徐倫の仲間になった後は囚人エートロの姿をしている。 指先から弾丸のようなものを発射できる。
 
「取り立て人」マリリン・マンソン(ミラション)
標的の金目の物を見つけ出し、負債ぶんを取り立てる。魂のエネルギーが0に近づいた瞬間を狙って、根こそぎ奪う。ミラションはその手段にキャッチボールの賭けを用いた。
ゲームがルールどおりに行われていた場合は抵抗不可能。
本体のスタンドではない。
 
ウェザー・リポート(ウェザー・リポート)
人間型スタンド。 局所的な天候を自在に操る。気象現象として認められたものなら毒カエルを降らせることも可能。 射程距離は少なくとも30kmはある。
 
ジャンピン・ジャック・フラッシュ(ラングラングラー)
触れたものを無重力にする。それに触れたものはまた無重力になる。 本体のスタンドではない。
 
リンプ・ビズキット(スポーツ・マックス)
死体を透明なゾンビにして動かせる。死体は剥製のようになってその場に残る。 本体のスタンドではない。
「闇の中から蘇りしリンプ・ビズキット」
 
ダイバー・ダウン(ナルシソ・アナスイ)
スタンドのスピードとパワーを物体のなかにこもらせ、解き放たせる。 物や人の構造を組み替えることも可能。
「オレは彼女と結婚する」
 
サバイバー(グッチョ)
周囲の人間に微弱な信号を送り、怒りの感情をわきあがらせる。 怒りにとらわれた者たちは全力を駆使した激しい戦いを始める。 元のスタンド使いは山小屋の男。
 
アース・ウィンド・アンド・ファイヤー(ヴィビアーノ・ウェストウッド)
天空から隕石を呼び寄せる。隕石は本体に向かって突き進み、 衝突直前に危害を及ぼすことなく消滅する。 本体のスタンドではない。
別名「プラネット・ウェイブス」
 
ドラゴンズ・ドリーム(ケンゾー)
暗殺風水を手助けする、中立のスタンド。自我がある。 中立ゆえ、スタンドでもドラゴンズ・ドリームには攻撃できない。
 
ヨーヨーマッ(DアンG)
自我のある自動追跡型スタンド。 動きは緩慢だが、とても頑丈。 召し使いのようにひたすら低姿勢で言うことを聞くが、 標的が一人になったときを狙って、強酸のよだれで攻撃する。
 
?(フー・ファイターズ)
水を熱湯に変えるスタンド。フー・ファイターズが無理矢理使わされていた。
 
?(緑の子供)
人間型スタンド。本体に近づくごとに標的の大きさを1/2にしていく。 スタンド名は「謎」とされている場合もある。
 
ジェイル・ハウス・ロック(ミュッチャー・ミューラー)
人間型スタンド。攻撃された者は、物事を3つまでしか覚えられなくなってしまう。 対象は複数可能。モデルは映画「メメント」から。
 
「自由人の狂想曲」ボヘミアン・ラプソディ(ウンガロ)
「誰もが行きたいと思う世界」へ連れて行くスタンド。 その作品に込められたエネルギーを利用して、世界中のマンガ、アニメ、絵画などのキャラクターを実体化させる。 標的が好きなキャラクターを目撃してしまった場合、魂を分離されてしまい、そのストーリー通りの展開が始まる。
本体はDIOの息子のひとり。
 
スカイ・ハイ(リキエル)
形のないスタンド。 謎の生物ロッズを操ることができる。ロッズは視認できないほどの高速飛行をして、生き物の体温を奪い取る生物。 これを利用して、標的の患部から体温を奪い、身体を腐らせたり、腫瘍を発生させたりすることが出来る。
本体はDIOの息子のひとり。
 
アンダー・ワールド(ヴェルサス)
人間型スタンド。地面が記憶している過去の出来事を掘り起こし、再現させる。 出来事の登場人物はある程度意志を持っている。射程距離は一地方ほどもある。
本体はDIOの息子のひとり。

「大歓迎だ。土足で入ろうが、あいさつなしで入って来ようがな」
 
「悪魔の虹」ヘビーウェザー(通称ウェザー・リポート)
記憶を取り戻したウェザー・リポートの真の能力。 オゾン層に影響を与えて虹を発動させる。 この虹に触れたものは潜在意識下で自分がカタツムリになったと思い込み、 徐々にカタツムリのような行動をとるようになる。 そのカタツムリに触ったものも同様。
モデルは邦画「うずまき」から。

本体はウェス・ブルーマリンとして育てられたドメニコ・プッチ。 通称ウェザーと呼ばれている。
 
C−MOON(エンリコ・プッチ神父)
緑の赤ちゃんと融合したプッチ神父のスタンド。
人間型スタンド。遠隔操作型でスタンドに視力はない。 付近一帯の重力を一定方向にする。その原理でなぐったものを裏返す。 本体の立っているところが重力方向になる。 射程距離は3Km。
 
メイド・イン・ヘブン(エンリコ・プッチ神父)
天国へ行くためのスタンド。
世界中の時間を加速させる。止まった時間も認識しつつある。 射程距離は恐らく宇宙全体。 その真の能力は時間を究極まで加速させ、この宇宙を収束させる。 そしてさらに本体の望む新たな宇宙を創り出す。
別名は「天国への階段」STAYAWAY TO HEAVEN

「覚悟した者」は「幸福」であるッ!
 
 

第七部 「スティール・ボール・ラン」

――かつて天から巨大な流れ星が落ちた土地は、見えない何かによって汚染されてしまった。 形を変えてうごめく流砂はアリゾナの砂漠を何万年もの間、移動し続けていた。 その地は、生き延びた者に異様な力を与え、それにより精神に異常をきたす者も現れた。 以来、ネイティブアメリカンはそこを「呪われた土地」「悪魔の手のひら」と呼び近づかない。 だが、あえて、その地へ赴き「超越した力」を手にするものもいた‥‥。

マウンテン・ティムはその力を「立ち向かうもの」(スタンド)と名づけている。

「砂男」サンドマン(サンドマン)
人間型。砂を操り本体を覆い隠す。
 
「50億分の1の男」ラッキー・ガイ(ポコロコ)
人間型。本体に幸運を与える。自我を持っている。
「オマエは絶対(ゼッテェー)に勝つッ!」
 
「血液で磁力を媒介させる能力」(ブンブーン一家)
人間型。 鉄を削り取り、変形させるほどの強力な磁力を操る能力。 三人でひとつの能力。磁力は三人の中心で最も強力になる。 血液が触れた者は強力な磁石となってしまう。 レース以前に呪われた地通過によりスタンド使いとなった。
 
「オー! ロンサム・ミー」(マウンテン・ティム)
ロープの範囲内ならば、身体を分割してロープに這わせて移動させることができる。 本体のマウンテン・ティムはロープ投げの達人。
 
「爪」(ジョニィ・ジョースター)
爪を回転させて発射する能力。
本体は呪われた地通過によりスタンド使いとなった。
 
「鉄球No.1」「鉄球No.2」(ジャイロ・ツェペリ)
もともとは、ネアポリス王国の死刑執行人に伝わる、死刑囚に苦痛を与えないための技術。 回転のエネルギーを利用して、人をおとなしくさせたり、砂に地図を描かせたり様々な用途がある。
呪われた地通過後にスタンド能力化した可能性がある。
遺骸により鉄球はチューンナップ。鉄球には「目」が搭載され、振動波で物体内部も透視できるようになった。
人間型スタンドも発現するようになった。
 
「ピン付爆弾を生み出す能力」(オエコモバ)
本体が触れたものや口に含んだものを、生物無生物問わずピン付の爆弾にする。ピンが抜けるとそれは爆発する。いくつでも生み出せる。
本体は呪われた地通過によりスタンド使いとなった。
 
ワイアード(ポーク・パイ・ハット小僧)
口中にある鈎針付ワイヤーウィンチ型のスタンド。ワイヤーは二本。 水を貼った皿を通じて離れた場所からワイヤーを出現させることができる。 ワイヤーには生物無生物を問わずルアーを設定できる。ルアーに触れると針が自動的に襲いかかる。
 
「牙」タスク(ジョニィ・ジョースター)
遺骸によってパワーアップした「爪」。枯れ木を掘って彫刻を作るほど強力。 地面も削れる。
 
D4C(ファニー・ヴァレンタイン)
遺骸によるスタンド能力。
その能力は‥‥
「D・D・D・D・C(いともたやすく行われる、えげつない行為)」
「どジャァァァ〜ん」
 
スケアリー・モンスターズ(フェルディナンド博士)
生物を小型の恐竜と化す。傷つけられたものは同じく恐竜になり、本体の支配下におかれる。
本体はレース以前に呪われた地通過によりスタンド使いとなった。
「そんなに君は偉いのか?」
 
「恐竜になる能力」(ディエゴ・ブランドー)
遺骸の力で恐竜になる能力を継続させた。
さらに、小型の恐竜のようなものを操ることができる。
攻撃したものを恐竜状のランプに変えたりと能力は多彩。

「どいつも、こいつも!有罪だ!」
 
「クリーム・スターター」(ホット・パンツ)
他人や自分の肉を吸い取って、スプレーで発射できる。 ついた肉は犠牲者と一体化して固まってしまう。
他人に変装もできる(させられる)。
 
「マンダム」(リンゴォ・ロードアゲイン)
本体や犠牲者も含めて周囲の時間を6秒きっかりだけ戻す。 意識や記憶は戻らないが、やろうとしていたことは再びやってしまう。 本体は時計の秒針を戻すことをそのきっかけにしている。
レース以前に呪われた地通過によりスタンド使いとなった。
「これが『男の世界』‥」
 
「キャッチ・ザ・レインボー」(ブラックモア)
本体が触れた雨粒を物や空間へ強固に固定する。 ただし雨が降る間しか持たない。 また、身体のパーツを雨のように降らせることができる。
スタンド体は仮面。
「すいませェん、大統領」
 
「チューブラー・ベルズ」(マイク・O)
金属を風船のようにふくらます。それで作った犬、バブル犬やバブル鳥は、標的の匂いを追跡して破裂する。 一度に複数作れる。<br>
「許される世界ではない‥」
 
「20th センチュリー・ボーイ」(マジェント・マジェント)
スタンドを被ることで、どんなダメージも地表に分散することができる。
ただし、このとき動くことはできない。

「もっと早く飛行機が発明されてりゃよかったのによぉ」
 
「シビル・ウォー」(アクセル・RO)
範囲内に空間シビル・ウォーを作り出す。この中にいるものは、過去に捨て去ったものに襲われる。 空間内で人を殺した者は、殺された者の捨て去ったものをすべて背負わされる。 また、殺された者はよみがえる。

「人は何かを「捨てて」前へ進む」
 
「チョコレート・ディスコ」(ディ・ス・コ)
周囲にマス目を張り巡らし、マス目上の人や物の配置を自在に設定できる、攻防一体の能力。
投げた釘を標的の位置に移動させたり、攻撃を別の位置に移動させたりできる。
スタンド体はナンバー錠のような腕のアーム。
「ただのそれしか言わない」