後悔しないパソコン選び


買って後悔しないパソコン選びについて、熱く語りたいと思います

買い時はいつか?

パソコンというものは、半年に1回はモデルチェンジして次々と新しい型が出るものです。
1年ほど経つとすでに古いものとなり、同じものならかなり値段も下がります。
では、いつ買うべきなのか。ずばり言うと、欲しいと思ったときに買ってしまうのが一番です。
いつまで待っていてもきりがありません。
次のWindowsである、Windows Vistaが、2006年くらいに出るという話もありますが、
新しいものにはそれなりの欠陥があることは、Windows XPのときに経験済みですから。

メーカー品と自作機

パソコンには、大きく分けて2つあります。
大手メーカーが工場で作っているものと、自分で部品を買って組み立てるものです。
メーカー品は、もちろんメーカーによる保証がありますので安心ですが、
不要なものまでついてくることが多いです。
それに対して、自作機はパソコン全体の全く保証はありませんので、
故障したときは自分でどの部品が悪いのか特定しなければ、修理することもできません。
反面、好きなように部品を組み替えられるので自由度が高く、
必要最小限のパソコンができ、パソコンの構造も自然とよく分かります。
この2つの中間には、ショップブランドといって、
パソコンショップが独自に組み立てて売っているパソコンがあります。
こちらは、ある程度、買う前に好きな構成に変えて注文できますし(BTOといいます)、
ショップによる保証もあり、おすすめです。
ただし付属ソフトは最小限で、場合によってはOSすらついてないこともありますので、
買うときにはよく見てから買いましょう。
最近の傾向として、メーカー品でもBTOができるものもあります(NECの121ware等)。
ただし、ショップブランドに比べて値段は高めです。
以下に、これら3つの特徴を表にまとめてます。

  
パソコン比較表
メーカー品 ショップブランド 自作機 解説など
値段 高い 安い 部品の選定による メーカー品は一般に高く、ショップブランドが最も安くなります。
自作機は、裸で売っている部品を使えば安くなりますが、
箱入りの部品で作るとメーカー品並に高くつくこともあります。
DELLなど直販メーカーは、ショップブランド並に安いです。
保証 厚い ある ない 自作機には当然、全く保証がありません。
原因となっている個々の部品を特定して、
部品のメーカーに問い合わせるか、交換します。
メーカー品は、手厚いサポートダイヤルなどがあります。
自由度 低い 普通 高い いうまでもなく自作機がもっとも自由な構成にできます。
価格と性能のバランス 低い 高い 高い ショップブランドや自作機は、お金をかけた分だけ性能が上がります。
付属ソフト 多い 少ない 少ない メーカー品は、付属ソフトがたくさんあります。
逆にそれが邪魔になることもありますが。
ショップブランドは、Officeソフトなら購入時に追加で入れてもらえます。
他はDVDの書き込みソフトなど最小限のものが付いてくるだけです。
自作機は、個々の部品に付いてくるソフトのみで、必要なら自分で買います。
要求される知識 少ない 多い かなり多い メーカー品はドライバなども自動更新でき、メンテナンスも比較的楽です。
その他は、ドライバを自分で探して手動でアップデートしないといけません。
無駄な機能 多い 少ない 少ない メーカー品は、最近こそ少し減りましたが、
まだまだ無駄な機能が多くあり、動作が遅くなりがちです。



カタログスペックの見方

パソコンを買うときは、性能を判断する基準として、カタログスペックを見ます。
デザインなども重要ですが、性能を見るなら細かい数字に注意しましょう。
以下にカタログスペックの私の独断と偏見で判断例を挙げます。

  
カタログスペック表
重要度 メーカー・種類など 解説など
チップセット ★★ Intel、SiS、VIAなど 自作機では安定性、拡張性やその他の部品に影響するので最も大事な項目になりますが、
メーカー品ではカタログに載らないことが多いです。
CPU ★★★★ Pentium D、
Pentium 4、
Pentium M、
Athron 64
Celeron D、
Celeron M、
Sempronなど
CPUの処理速度は、CPUの種類とクロック周波数(単位はGHzかMHz)で決まります。
一般にクロック周波数が大きいと処理速度は速くなりますが、
種類が違うと一概に比較できません。モデルナンバーも参考にはなりますが。
CeleronやSempronに比べて、Pentium 4やAthron 64の方が速いのは確かですが。
ノートパソコンには消費電力の少ないPentium Mなどが多く使われます。
メモリ ★★★★★ DDR SDRAM、
DDR2 SDRAMなど
単位はMB(メガバイト)。パソコンを買うときに最も重視すべき項目です。
CPUが頭脳の速さなら、メモリは机の広さに相当します。
いかに計算が早い人でも、机が狭いと一度にたくさんの資料を広げられず、
計算速度が大幅に落ちます。
Windows XPなら最低256MB、できれば512MBは欲しいところです。
ハードディスク(HDD) ★★★★★ IDE、シリアルATA、SCSIなど これも動作速度に影響しますので大事な項目です。
容量の単位はGB(ギガバイト)。一般に容量が大きく、回転数が速いほど高速です。
テレビを録画される方、最低250GBは欲しいところ。
インターネットでダウンロードされる方も同様です。
最近は高速なよりシリアルATA接続のものも増えてます。
ビデオ(グラフィック機能) ★★★ チップセット内蔵、
Geforce、
RADEONなど
3Dゲームをするなら、もっとも重要です。それ以外ならあまり関係なし。
これもカタログに載らないことが多いです。
ゲームをするならチップセットに内蔵は避けて、RADEONかGeforceで。
ディスプレイ ★★★★ 液晶ディスプレイ(LCD)、
ブラウン管(CRT)など
省電力の液晶ディスプレイが主流ですね。
ゲームをされる方は、液晶の応答速度を重視してください。
ブラウン管と違って応答速度が遅いと残像が残ります。
おおむね16ms(ミリ秒)が目安です。
テレビチューナー付きの液晶ディスプレイもありますが、
液晶テレビよりは劣ります。おまけ程度の機能と思ってください。
光学ドライブ ★★★★ DVDマルチ、
DVD-ROMコンボ、
CD-ROMなど
これもけっこう重要な項目。
データのバックアップならDVDの書き込み機能(DVD-RWなど)が必須。
音楽CDをつくるくらいならDVDコンボドライブでもいいです。
最近のものはDVD-RAM対応も増えてきて、
規格の違いを意識せずともいいようになりました。
フロッピーディスクドライブ(FDD) ★★ 2モード、3モード かなり古いパソコンを使っているなら、データの受け渡しにいることも。
ふつうは2モードで十分です。
通常はUSBメモリを使えばいいので、新しいパソコンには付いてないことが多いです。
まれにドライバのインストール時に必要なこともあります。
その他 ★★★ テレビチューナー、
重量、
バッテリー駆動時間など
テレビを録画して見る人はテレビチューナー付きを。
私個人的には、パソコンはパソコン。テレビはテレビですが。
ノートパソコンの場合、重量とバッテリー駆動時間も重要です。



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