グローバルIPでインターネットに接続するとBlasterワームなどの攻撃を受ける恐れがあります。
みなさんも2003年のお盆明けごろ、ニュースや新聞で、
住基ネット(住民基本台帳ネットワーク)が停止したと聞かれたことがあるかもしれません。
その原因となったのがBlasterワームです。
このワームはTCP135番ポートに対して悪意のあるデータを送信し、
ネットワーク全体のトラフィックを増大させます。
逆に言えば、ルータをはさむLAN内部のパソコンは
プライベートIPアドレスなので全く影響を受けません。
同様のセキュリティーホールを悪用したワームとしてWelchia(ウェルチア)というのもあります。
Windows XPのセキュリティホールは今まで見つかっただけで200以上にのぼり、
今後も予期せぬ欠陥が見つかるかもしれません。
特に常時インターネットに接続されている方は注意してください。
セキュリティの面を考えれば、パソコン1台であっても
ブロードバンドルータを導入することは意味があると言えるでしょう。
(参考リンク)IPA:「W32/MSBlaster」ワームに関する情報