平成16年12月。購入後2度目の左リアブレーキの引きずりが生じました。前回はO/Hで対応し、その後約3年近く再発なしで過ごしてきました。しかし、今回再びディーラーにてO/Hを依頼したところ、ピストンが完全に固着、引き出すこともできない、仮に引き出したとしてもかなり錆が進行しているため、新品交換を推奨する、との回答でした。そして、キャリパー&ピストンはメーカーで生産中止。購入後8年目にして、最大の危機を迎えた、 TA64でした・・・。


      H17.4.9-17

順調にブレーキを装着し、念入りにエア抜きを行いましたが、やはりどうしてもエアが残ってしまうので、後日再度エア抜きを行いました。

思いのほか時間がかかったのがリアウィンドウ。取り付けに2日かかり、モールをつけるのも2日かかりました。もう2度とはずしたくないです。


    H17.4.2-3

gibsonさんからリア両側とも譲り受けてしまい本当に助かりました。右側は大切に保管です。そして、満を持してO/Hを開始。複雑なリアパーキングブレーキ構造も、バラしてみると意外と単純な構造で、TE71用を参考に組みなおしました。しかし、ワッシャーを7枚使ったスプリングがなかなかもどらず、これに3時間以上も要してしまいました。中央の写真、O/Hが完了した4輪分のブレーキがそろいました。いよいよ取り付けです。同時進行で、リアガラス枠を塗装。隠れるところなので、適当に重ね塗りしました。


       H17.3.28

約一月ぶりに作業を再開しました。というのも、gibsonさんにブレーキをお譲りしていただくことになり、復活へのモチベーションが上がったためです。まずは、ガラスクロスにPORを浸し、穴をふさぐことから始めました。最も酷い左リアのパネルの継ぎ目。リアガラスの両隅は徹底的にPORを添付し二度と穴が開かないよう対策しました。また、スペアタイアスペースは、PORで全塗装です。


        H17.2.27

今回もっとも深刻だったのが、このホイールアーチ内側の錆。リアウィンドウ両端から浸入した水が、どうやらこの部分で留まるらしく、何層にもわたって錆が進行していました。特に右側は完全に穴が開き、タイヤが見えてしまう始末。完全にふさがないと、泥水がどんどん入ってきてしまいます。


      H17.2.5

ふとしたことから、TE71のリアキャリパーを入手。以前近くの駐車場に止まっていたTE71のリアキャリパーを見た時に、「いけるか?」と思っていて、ずっと気になっていました。実際、実物を見るとブリーダープラグの位置以外はすべてぴったり(右がセリカ用)。あとは、シリンダー内部次第、と思い開口。錆も少なく、「これで復活!!」と思いピストンを取り出すと・・・・。右の写真お分かりですか?右のピストンがセリカ用。左が71用。直径がちがいました。やはりセリカは一クラス上の車格なんですね・・・。両側とも71用にすることも考えましたが、止まらないと怖いので、復活は見送りです。


      H17.1.17

いざとなればフロントはどうにでもなりそうですが、一応貴重なパーツなので、フロントキャリパーもO/H&保管へ。リアに比べると圧倒的に痛みは少なく、またパーツ点数も少ないので楽に作業できました。


             H17.1.9  

のこりのキャリパーも放っておくと、吸湿したブレーキフルードが悪さをするので、すべてはずしてO/Hすることにしました。幸い右側は若干錆が発生しているものの、溝の形はしっかりと残っているので、錆を落とせば使えそうです。

さらに、右のベンチレーターから錆がはみ出しているのを発見。ベンチレーターをはずすと(はずし方が分からず、破損・・・。その後偶然予備を入手。)、かなり深くまで進行していました。


         H16.12.25

いろいろ探ってみたところ、水の浸入経路が発覚。リアウィンドウの両端でした。TA63 ICさんにいただいた修理書を片手に、リアウィンドウをはずしました。

思いのほか穴の状態は酷く、どうりで、リアフロアが湿っていたわけです。早めに気づいてよかったです。フロアに穴が開いたら、本当に取り返しのつかないことになりますから・・・。


     H16.12.23  

当然すぐに部品が手に入るわけもなく、ここは長期戦を覚悟で、かねてから気になっていた腐食部分に手を入れることにしました。

   

最も酷い部分が、この左バンパー裏。組み合わされているパネルすべてに腐食が及んでいます。つなぎ目は、奥のほうまで錆が侵入しており、どんんな防錆剤を施しても再発は必至でしょう。

            

左右ともそうですが、このホイールアーチの後ろは大穴が開いて、もう下が見えています。下手に埋めない方が水抜けがいいかも・・。水の浸入経路は2年前に絶っていたはずですが・・・・。


    H16.12.19

問題の左リアキャリパーAssy。この後分解を試みましたが、確かにピストンは完全に固着。切り欠きを回そうにもまったく回せません。しかたなく、パーキングブレーキのクランクを手動で作動させ、何とか抜くことができました。そして、内部は案の定、錆が進行していてピストンブーツの溝が一部欠けたようになっていました。さすがに再利用は怖いので、この日から部品探しが始まりました。