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●キルギスシルクロードの歴史
中国のカシュガルからキルギスのナリンへ抜ける、トルガルト峠越えのルートは歴史的なルートではなかった。新彊からイシククル湖へ抜ける道は、アクスから天山山脈のペデル峠を越え(玄奘三蔵はこのルートを通った)か、また中央アジアのタシュケント・サマルカンドへ抜けるには、カシュガルから北西のイルケシュタムを通り、オシに入るのが幹線だった。それでも、トルガルト峠からナリンへの道を外れた所(立ち寄るには遠い)には、15世紀のキャラバンサライの跡が残っている。また、19世紀にはヘディンがブルジョワルスキーの墓を詣でるためにこのルートを通ったと言われている。
19世紀以降、ロシアの南下政策とともに開発され、中ソの冷戦時代に軍用道路として整備されたルートだ。
●キルギスシルクロード現在
1992年トルガルト峠がオープンし、長い間閉ざされていた中国とキルギスタンの間に風穴があき、風はキルギスタンで留まらずにヨーロッパまで吹き抜けた。国境オープンから1994年までは、ヨーロッパから陸路で運ばれた中古のベンツが中国にもたらされ、この国境は活況を呈したという。とにかく最初の二年間は車の国境貿易が、カシュガルの街を潤した。あまりに目に余る繁盛ぶりだったのだろう、1994年に車の貿易は禁止されている。それでめげてしまう中国人ではない。1995年には、中国からアルコール・小麦が持ち出され、キルギスからは毛皮を持ち込む商売が始まった。しばらくすると、再び中国側は小麦が不足しているという理由で輸出を禁止し、キルギスタン側もアルコールの輸入を禁止した。現在、中国からは細々と中国服と電化製品を輸出し、キルギスからは羊毛や鉄くずが輸入されるだけのひっそりとした国境であるが、そこは中国人また新しい商売を見つけるに違いない。
通年オープンしているが、夏期の一時期は洪水で、冬季は雪で閉ざされることがある。4月〜6月、9月から10月がベスト。

国名 キルギス共和国(Republic of Kirghyz) *よくキルギスタンと呼ばれるが正式名にはスタンがない
首都 ビシュケク 人口100万人 
面積 198,500平方キロ(日本の約半分)
行政単位 7州
人口 500万人(2003年)
民族 54%がキルギス人、12%がロシア人→ソビエト時代は25%、12%ウズベク人、その他ドイツ人。トンガン人(回族)、ウイグル人、韓国人など
南北では人口構成が大きく異なる。特にオシではウズベク人の比率が高く、民族紛争の要因になっている。 またキルギス人は、中国に10万人、中央アジアの他の国に20万人住む。
宗教 キルギス人はイスラム教スンニー派 
旧ソ連時代の宗教弾圧のせいか、それほど敬虔ではなく比較的緩やかな信仰。お酒や女性の服装の制限はない。モスクからのお祈りの声もほとんど聞こえない。
言語 公用語はキルギス語とロシア語 *ロシア語を公用語にしているのは、中央アジア唯一
キリギス語は人口の54%に使用されている。準公用語であるロシア語を不自由なく使える人は57%(キルギス人口の30%)。キルギス語はチュルク語系に属し、トルコ語・ウイグル語・ウズベク語等と近い言葉。文法は、日本語とよく似ている。文字はキリル文字(ロシア文字)が使われている。英語はあまり通じない。
通貨 ソム(com) ドルの使用も可.
治安 治安はいい
2005年には、政変があったが南西部を除いては治安は安定している
時差 日本との時差3時間
ビザ 不要 
GNI 一人当たりGNI330ドル [2003年] ちなみに日本は、33,727ドル [2003年]
援助 ODA(政府開発援助)ホームページ参照
HP 外務省キルギス情報
世界遺産 指定されていない
気候
四季があり、山岳地帯のため冬は厳しい。観光シーズンは、4月から9月だが、5〜8月がベスト。
地理・地勢
緯度は北緯39〜43度。日本の北東北から南北海道と同緯度。
国土の94%が海抜1,000以上の山地、内40%が海抜3,000m以上の山岳地帯だが、森林は少なく、ほとんどなく大半が砂漠とステップ地帯。
全山が天山山脈とその支脈アラ・トー山系で、中国との国境には旧ソ連の最高峰で主峰ポベダ7,439m(中国名托木尓峰→トムール峰)とハンテングリ峰7,010m(中国名汗騰格里峰→ハンテングリ峰)が聳えている。また、タジキスタンとの国境には、レーニン峰(7,139m)がある。
ナリン河は、シルダリヤとなりアラル海に注いでいる。イシククル湖に注ぐ河はない。
交通
国際線−日本からの直接の航路はない。ウズベキスタンのタシュケント(週4便程度)・中国のウルムチから航空便が乗り入れている。その他、モスクワ・イスタンブール・バクー・フランクフルト・デリーからの便がある。
国内線−オシ・タラスへのフライトがある。
移動は、バスが一般的。また自転車・バイクでの旅行も可能。
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