エジプト・ピラミッドを観る



2007年2月11日 中部国際空港からエジプトに向けて出発、ドバイ国際空港経由、アレキサンドレアに降り立った。エジプトと言えば、早稲田大学吉村作治先生は書いている。「エジプトの第一印象は、透き通るような青空だった」。現地ツアーガイドのエマ・片山さん、にこにこしながら「昨日までは 1週間も雨が降り続いて寒かったのですよ。皆様は本当にラッキーです」と。我々ツアー一行のアレキサンドリア到着日も、吉村先生お墨付きの透き通るような青空が実に気持ち良かった。




アレキサンドレアからカイロへは、広大なナイル川デルタ地帯田園風景を車窓から眺めながら2時間半、特急列車の旅であった。かってローマ帝国は、エジプト植民地から農作物を無尽蔵に取り上げ、ローマ市民に消費させた。西洋が世界史の中心を占拠したのはローマ時代から始まる。我々は、キリスト教中心の世界史をみっちりと教えらこまれてきているが、今こそ中近東そしてイスラーム世界を重視した世界史に書き直さねばならないと車窓を見つめながら考えた。

 


ギザ・ピラミッドの前に立つと、全ての人はその巨大さに感動する。しかし、すでに多くの写真を見てきた自分は、万里の長城を見た時ほど、感動はなかった。ところがピラミッド内部に入り、狭い通路を登ったり、下ったりして、やっと中央部に到達した時、自分は今、この巨大な石の塊の中心部にいると気付くと突然ものすごい恐怖感に襲われた。窓ひとつ無く、悪臭と静寂の中、自分に迫ってくるあの恐怖感とは一体何だったろうか。



最終日はエジプト博物館を案内してもらった。膨大なエジプト古代遺産の数々は、大英博物館以上に感動を覚えた。特に、ツタンカーメンの宝物は格調高く、芸術性に優れ 胸が震えた。何冊かの書籍・DVDも購入した。エマ・片山さんの展示品説明も見事だった。エマ・片山さんは、10年前からエジプトに没入、今はイスラム教に改宗、エジプト男性と結婚、彼女のエジプト考古学資料に関しての深い知見には頭が下がる。大変美しい方でどこか高校時代の憧れのマドンナに似ている。最後に別れの握手を頂いた時は、胸がときめく程、嬉しかった.

(2007年2月15日記)。

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