宮川 彰 先生 市本論講座 第2部 第4回  2010年8月21

第1編 第6章 〜 第2篇 第9章まで

第7章 資本の回転:回転時間と回転数

資本の回転:資本の循環が孤立した出来事としてではなく周期的な過程として規定される時、資本の回転と呼ばれる。回転時間=生産時間+流通時間 回転数=1年/資本の回転時間

資本の回転の考察では、前貸し資本価値で始まる循環形態は、貨幣資本、生産資本が用いられ、商品資本は増殖した価値で始まるので、利用できない。

第8章 固定資本と流動資本

固定資本の定義:
!、労働手段 平均摩滅計算で暫時生産物に移動する
流動資本の定義
2、、補助材料  素材的に消耗して価値を全部移転する     
3、原料  素材的にも 価値的にも 全部生産物に入り込む
4、生産的労働  補助材料や原料と同じく、流動資本に包括される。

不変資本(生産諸手段)     建物、機械等     固定資本

                原料、補助材料等  (流動資本であり、かつ不変資本)

可変資本(労働力)                  流動資本

第9章 前貸資本の総回転。回転循環

平均10年の回転循環=景気の波の基礎

経済恐慌(産業循環)の周期性をどう観るか     「太陽黒点説}

WS.ジョウンズ 1878年發表 まゆつば理論 

恐慌の周期性  マルクスは 再投資循環説

第4回講義で、宮川先生は、第2篇 資本の回転、第9章 前貸し資本の総回転。回転循環にて、原文285pの、下記の文章を丹念に読み続けされた


したがって異本主義的生産様式の発展につれ使用固定資本の価値の大きさおよび寿命が増大するのに比例して、産業の生命およびそれぞれ特殊な投資分野における産業資本の生命も延び、多年にわたるものに、例えば平均して10年のものに、なる。一方では固定資本の発展がこの生命を延長するとすれば、他方ではこの生命は、同様に資本主義的生産様式の発展につれて常に増大する生産諸手段の恒常的な変革によって、短縮される。それゆえ資本主義的生産様式の発展につれて、生産諸手段の変化、および生産諸手段が物質的に生命を終えるよりもずっと以前に社会的摩滅のためにつねに補填される必要もまた増える。大企業のもっとも決定的な諸部門については、この生命の循環は今日では平均化して10年と想定される。しかしここでは、特定の年数が問題ではない、。ただ次のことだけは明らかである。資本がその固定的構成部分によって縛りつけられている、連結した諸回転からなる、数年間にわたるこのような循環によって、周期的恐慌の一つの物質的基礎が生じるのであり、この周期的恐慌のなかで、事業は、弛緩、中位の活気、大繁盛、恐慌、という継起する諸時期を通るのである。なるほど資本が投下される時期は、非情にさまざまであり、一致する事はないとはいえ、恐慌はいつでも大きな新投資の出発点をなす。したがってまた、社会全体として考察すれば、多かれ少なかれ次の回転循環の為のひとつの新たな物質的基礎を作り出す。