定年後に読む資本論
70、資本と土地所有―地代―立命館大岡崎栄松著
資本主義のもとでは、平均利潤率の成立とともに、さまざまな生産部門に投ぜられた資本には一様に平均利潤が与えられることになりますが、農業での超過利潤は永続的なものとして固定化されます。

それは農業の主要な生産手段である土地には豊度と位置の点で優劣の差があり、しかも、こうした差は資本によって自由に解消あるいは均等化されない。農産物の市場価格は、平均地の個別的生産価格によってではなく、最劣等地のそれによって規制されることになります。

さもなければ、最劣等地の農業資本家は平均利潤さえ手に入れることが出来ず、だからかれは自分の資本を農業部門から他の有利な部門へ移してしまうでしょう。

差額地代とは、最劣等地の個別生産価格によって規制される農産物の市場価格と、より有利な土地における個別生産価格との差額の転化した形態だということができます。

絶対価格とは、土地所有の独占が資本の自由移動に対する障壁をなしているため、非農業部門ですでに成立している115の生産価格と農産物の価値125の差額を絶対地代に転化する。

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