定年後に読む資本論
  1. 資本家的共産主義―利潤率均等化法則―一ツ橋大高須賀義博著
この論文は非常に難しい。論文の後半部分は理解不可能。前半部分のみ要約。

資本の行動原理はつねに最大限利潤の追求であり、決して支配的利潤率に甘んじているわけではない。けれども他産業よりも高い利潤率を実現させている産業へは他産業からの資本流入があり、それが供給を増やし、その結果、価格が低下し、利潤率も低下する。

逆に、他産業よりも低い利潤率しか実現出来ない産業からは、資本が他産業へ流出し、供給源、需給バランスの回復、価格上昇のプロセスを経て、利潤率が上昇します。

資本の部門間移動が自由である限り、以上のべた関係が全産業について成立しますから、個々の資本はそれぞれ最大限利潤を追求していながら、結果的には各産業の支配的利潤率は均等化されます。

資本主義の経済法則は競争による暴力的平均として貫徹するものですが、利潤率均等化法則は利潤の源である剰余価値総額を、資本量に比例して平等に分配しているということです。故に、資本家的共産主義と言われる所以です。

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