定年後に読む資本論
34、イギリス労働運動とマルクスーチャーティストへの協力、山口大古賀秀男著
1850年代世界の革命運動は後退していく。この時期マルクスはチャーティスト運動に期待をかけた。普通選挙権は、労働者階級にとっては政治的権力と同意義である。普通選挙を勝ち取ることは、政治権力の把握を意味すると高く評価しました。

これは、労働者階級解放において平和的な変革の道があることを、マルクス自身が示唆したものとして大切です。プロレタリア革命が早期に起きるという展望もこの時期を境に修正されていきます。

また労働時間短縮運動も、労資の対決点としてとらえ、10時間労働や、賃上げを真に勝ち取るには、政治権力が必要であり、労働組合は経済闘争にとどまっているだけではだめだと主張します。

マルクスは、経済学研究に沈潜していく過程で、イギリスの労働運動や、チャーチスト運動に関わり、新しい時代の階級闘争を模索していきました。

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