探検ロマン世界遺産   フランス・モンサン ミッシェル    NHKBS2      6/24

フランス・ノルマンディー地方西端、大西洋に面した長い海岸にモンサン・ミッシェルはある。島に築かれた古い、壮大な修道院、これがモンサン・ミッシェル。潮が満ちてくると島は広い海の中に忽然と輝く。潮が引けば島は陸続きになって、周囲には広大な干潟が広がる。

この大自然の営みの中に、8世紀から800年をかけて、キリスト教カトリック大修道院が建造された。

巡礼者がこの修道院を目指してやって来た。しかし、信者の中には突然の潮の荒波にさらわれて命を落とす者も数多くいた。特に大潮のとき、荒波は、島を水深15mの海水で包む。

一昨年、モンサン・ミッシェルへ行った。島は大西洋の海の中にある。夕陽がモンサン・ミッシェルの塔の彼方に沈む。この姿は実に絵になる。

放映では、モンサン・ミッシェルの美しい場面ばかりを写していたが、ここは要するにキリスト教者の墓場、死体置き場でもあった。ヨーロッパの町には何処にも教会がある。教会の最大の目的は、日本の寺と同じ、死体一時預かり所だ。しかしこんな側面はテレビでは語らない。だから我々は、教会のイメージを清純なものにしてしまう。しかし、モンサン・ミッシェルの山の上の教会に向けて、死体を吊り上げる目的の、大きな死体専門ロープウエーがあったことなど、どの観光雑誌にも書いてない。

 

ここをクリックして頂くと表紙に戻れます。