男声合唱プロジェクトYARO会のVive la Compagnie (ビヴ・ラ・コンパニー)が、全日本合唱コンクール埼玉県大会[一般部門]へチャレンジしたが、惜しくも僅差で関東支部大会への進出を逃した。
メインメンバーはYARO会5団体のうちの男声合唱団イル・カンパニーレ(川越市)と男声合唱団メンネルA.E.C.(上尾市)、そこへプラスαの総勢40名。パート構成は、トップテナー9、セカンドテナー10、バリトン11、ベース10とバランスも申し分ない。年齢は、高校生から70歳まで、平均年齢はほぼ50歳前半か。
本番直前のリハーサル
指揮はイル・カンパニーレ指揮者の小髙秀一(前埼玉県合唱連盟理事長)。副指揮者として須田信男(YARO会音楽監督、メンネルA.E.C.指揮者、埼玉県合唱連盟理事)が団内の統一を図りつつ、指揮者に万が一のことがあった場合に備え、タクトを常に懐に忍ばせていたものの(残念ながら)それを使う機会は巡ってこなかった。
第53回埼玉県合唱コンクール・一般の部
2010年8月22日(日) さいたま市文化センター
一般の部は、Aグループ(8名以上32名以下の小編成)が14団体、Bグループ(33名以上の大編成)は7団体の計21団体が出場。Vive la Compagnie は、Bグループに属する。
課題曲には、M4を選曲した。
(M4)男声合唱とピアノのための「花に寄せて」より、『ばら・きく・なずな −母に捧ぐ−』
作詩:星野富弘 作曲:新実徳英
そして、自由曲として木下牧子作品を選んだ。
男声合唱組曲「光る刻」より
『老いたきつね』 作詩:木島 始 作曲:木下牧子
『もぐら』 作詩:蔵原伸二郎 作曲:木下牧子
演奏の出来具合については<合唱道楽 歌い人>に詳しく書かれているので、そちらを参照願いたい。
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審査の結果、Vive la Compagnie は、21団体中、総合7位、Bグループでは4位であった。埼玉からは上位6位までが関東へ進出するので惜しくもタッチの差で外れた。これでVive la Compagnie の熱い夏は終止符を打ったが、次回はどのような形で挑戦することになるのか期待したい。
さて、ここからが本命の打上げへいざ…。
「まぁよくやったな、ご苦労さん。でも、もっとうまく歌えるはずだよ。」とねぎらう小高先生
YARO会の可能性を力説する副指揮者・須田信男↑
庶務・渉外担当 鈴木弘一(メンネルA.E.C.)↓
ピアノ伴奏を努めた野島万里子さんは、あのタダタケさんから西洋音楽の構築性と装飾性をよくわかっているピアニストと絶賛された人である。
我らがマドンナ、伴奏者・野島万里子
埼玉県合唱連盟の名物となった『またネ~』による締め括り。(頭を右に倒し、くれぐれも股関節は柔らかくして45度に開くのが原則)
どちらさまもたいへんお疲れさまでした。