犬と生活

Dog Run−人と犬が共生する家−

大阪郊外の宅地開発された比較的区画の大きな住宅団地の中に建つ住宅。
  西側は広い幹線道路道路、東側も住宅団地内の道路に面した東西で約3mの高低差がある、東西に長い敷地である。
  施主が初めて事務所に訪れたとき「大きな犬小屋をつくってほしい。僕らがそこに住みますから」と言われた。
その言葉が、この住宅の全てを決めたといっても過言ではない。
夫婦と2匹の小さな犬のための住宅は、階段の原寸模型を制作し、犬達に上ったり,下りたりしてもらうことから始まった。
全長50mを超える階段と通路は、長いが故に犬と人、犬と犬、犬とモノ、人と人、人とモノをコミットさせる。
長い動線は、ズレた断面と相まって上下の空間を一体化している。

■鉄筋コンクリート造+鉄骨造■地下1階地上3階■敷地面積150.00u(45坪)■延床面積161.30u(49坪)

掲載誌:新しい住まいの設計2007年4月号/Memo2007年12月号/犬と暮らす家VOL4

 Works/House

PHOTO:Kei Sugino