不動明王の信仰について

◎不動信仰の始まり、

 お不動さまは古代インドの仏様で、インドの古典語「サンスクリット語」では、アチャラ・ナータと言います。「アチャラ」とは「動かざるもの」を意味し山をさす言葉、「ナータ」は「主人」のことで「山の主宰者」と言うのが語の原義です。
我が国における、お不動様の信仰の始まりは弘法大師空海が、平安時代の始めに唐に渡り、青龍寺で恵果和上より密教を学び帰国し、真言宗を開いた時より始まります。


◎お不動様は、
  • 念怒の姿の内に大いなる慈悲を秘め、燃え盛る知慧の炎の中にどっしりと住する不動明王。どんな卑近な願いにも応えてくれる力強い存在として、わが国の庶民に広く親しまれています。

  • そして、その本体は宇宙の真理そのものを表す。大日如来の化身(教令輪身)なのです。

  • 私たちの心に住む煩悩や色々な迷いを鎮め、又、さまざまな障り、災難を払うために恐ろしい姿をされています。

  • 又、どこへでも出向き、すべての衆生を救済する為、怒僕(ぬぼく)の姿をされています。

  • お不動様は、右手には悟りを開くための智慧を表す利剣を持ち、あらゆる迷いを断ち切ってくださいます。

  • 左手には羂索(なわ)を持って仏教の教えに背く人の心を縛り、正しい道に導いてくださいます。


◎当山のお不動様(爪彫不動明王)
  • 当山のお不動様は、弘法大師の爪彫の作として遠近の崇めを受けていますが、その御前立ちとして、平成十五年樹齢四百年を越す「巨大なけやきの霊木」をもって一刀三礼、一木作りにて製作された、四国最大、そしてこの世に類まれなる大不動明王と、矜迦羅童子、制叱迦童子の不動三尊が安置されています。(現在仮堂)

  • 当山のお不動様を信仰し、一心にお祈りをしますと、"何人たりとも救わずにはおかない"とするお不動様の大慈悲によって、私達は導かれ、守られ、七難即滅・七福即生のご霊験、ご利益をいただくことができます。


制叱迦童子(総高1.5m) 不動明王(総高3.7m) 矜迦羅童子(総高1.5m)

◎お不動様のご真言

      
のぅまくさんまんだ ばざらだん
     せんだ、まかろしゃだ、そわたや、うんだらた
     かんまん
  • 浅略(意趣するところ)
    「アアー!救い難いわれら衆生を救わんがために!
    激しい大いなる怒りのお姿をしていられる、お不動様よ
    われらの迷いを打ち砕き給え!あらゆる災難を除き給え!
    どうぞ、われらを信心、堅固ならしめ給え!
    全知全能なるお不動様」かんまん。

◎仏説聖不動経
             
                     (クリックすると拡大文字が見れます)

佛説聖不動経

      この「佛説聖不動経」はお不動さまのご誓願(衆生救済の誓い)を
      私達に示されたものであります。
      お不動さまが何時、何処で、どの様に我々をお導き下さるのか、
      また、お姿にはどの様な功徳があるのかが説かれています。





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