観劇記録のページ

TCAスペシャル2006
ワンダフル・ドリーマーズ
〜人は夢見る〜

(ライブ中継映像・東京)

(月組、雪組、星組、宙組、専科)

観劇日時 2006年9月2日
15時30分の部
観劇場所 ライブ中継映像
東京・九段会館


 衛星中継画像の観劇ということを差し引いても、面白さに欠けるTCAスペシャルだった。
 過去、衛星中継で2000年、2001年をそれぞれ衛星中継で観劇し、2002年は観劇できなくてもビデオを買っている。その過去3回に比べたら、ほとんど面白くなかった。

 第1部。開催日程が9月1日のレビュー記念日と重なることもあり、レビュー記念日を意識した構成だった。
 まず「レビュー記念日賛歌」から始まり、各組が昔の名曲を歌い継いでいく。そして専科の轟悠が締める。まさにレビュー記念日の拡大版だ。
 しかし、拡大されただけで、何か特別な演出があったわけではない。名曲が淡々と流れていくだけ。もう少し、何か入れてほしかった。

 第2部。こちらは、TAKARAZUKA SKY STAGEの視聴者リクエストをもとに作られたという。
 湖月わたる・朝海ひかるによる「月夜歌聲」の再現を見れば、ファンの好みが反映されているというのも頷ける。実況中継画像を見ている九段会館でも、結構盛り上がっていた。
 僕が見て嬉しい場面も、いくつかあった。
 しかし、凝った演出は一つも見られなかったのは第1部と同様。淡々とリクエスト曲が歌い継がれるだけといった感じだった。花組以外のトップコンビ、男役2番手と主要メンバー、そして専科生2人をそろえているのに……。

 個人的に嬉しかったのは、安蘭けい・星組生+遠野あすかで「コパカバーナ」を歌うところ。次期星組トップコンビの、お披露目前の顔合わせが見られるとは思わなかった。
 また、雪組から離れてしまっていた僕だが、朝海ひかるを見直したところがあった。紫城るいと組んで「うたかたの恋」を歌うところ。朝海ひかるの軍服姿はよく似合っていた。

 第2部で、そんな楽しみがあったのがせめてもの救いだった。

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