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月組東京宝塚劇場公演
いますみれ花咲く / 愛のソナタ
観劇日時 | 2001年1月6日 午前11時の部 |
観劇場所 | 1階22列中央 (A席) |
いますみれ花咲く
植田 紳爾 作・演出
上演時間20分少々。この程度で助かった (^^; 植田作品でも、この程度の上演時間なら、素直に縁起物として楽しめた。
内容的にも、縁起物らしい場面をうまくまとめていて、それほど悪くなかった。
ただ、一言言わせてもらえば、春日野八千代の使い方は何とかならなかったものだろうか。すでにかなりの高齢に達しているというのに、あれだけ踊らされていて、本人がまたかなり難儀しているのが目に見えてわかるものだから、見ていてつらかった。新劇場の柿落とし公演だけに、春日野八千代に活躍してもらいたいという意図はわかる。しかし、高齢への気遣いが全くないのはいかがなものか。いざとなったら代役を立てればいいという問題ではない。
「いますみれ花咲く」は柿落としの縁起物という印象だが、こちらの方は柿落としよりも真琴つばさのサヨナラ公演という印象が強い。柿落としとトップスターのサヨナラが、はたして両立するのかという不安があったものだが、作品の雰囲気を変えることでうまく切り分けができたようだ。
個人的には、ハッピーエンドのストーリーに好感が持てた。何となく、ここ数公演、ハッピーエンドから遠ざかっているような気がしていたので、こういう作品に出会うと嬉しい。脚本の構成も、ちょっとドタバタ感はあったものの、コミカルな作りも、真琴つばさのサヨナラ公演らしい。
かなり気楽な気分で楽しませてもらった舞台だった。
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