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ピアノの楽しみ


楽譜はyukoが中を見たものです。CD、DVDについてはyukoが鑑賞したものです。
レコードで鑑賞したものについては、同じもののCDを、ビデオで鑑賞したものは同じもののDVDを紹介しているものもあります。
入手困難なCDについては、同じもので海外版あるいは日本版に代えてある場合もあります。
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ピアノ
ショパン
フランス近代
ツィメルマン
ホロヴィッツ
その他
ピアノ関連書籍




ショパン
(楽譜)ショパン ワルツ集 (CD)ショパン ワルツ集/ルービンシュタイン
楽譜全音版(左)1番〜17番 価格が安いのが魅力。
楽譜コルトー版(右)1番〜17番 弾き方の解説が丁寧なので独学の人にはいいかも。
(CD)1番〜14番収録(15番〜17番はたいていのワルツ集には収録されないので、このCDで用が足ります)
ショパンを弾きたいと思ったなら、技術的にもワルツがとっかかりやすいと思うし、有名な曲が多いので練習も楽しくなります。9番「告別」、12番、3番、10番、7番あたりが、中でも簡単なほうでしょう。ワルツは繰り返す部分が多いので、ボリュームの割に暗譜もしやすいです。でも、ひととおり弾けるようになってから、それぞれのワルツの持ち味を魅力的に出していくのが本当の難しさなのだと思います。
ルービンシュタインの演奏は、お手本にもなる、健全な誰もが好感持てるであろう演奏ですので、弾くために聴きこむにはいいかも。3番7番は下記の「ホロヴィッツ・ショパンコレクション」にもありますので、これに限らずいろいろな人の演奏を聴き比べると面白いですヨ。(2007/03/26)

(CD)ホロヴィッツ・ショパン・コレクション (CD)ショパン:4つのバラード/舟歌/幻想曲
CD三枚組
RCAのホロヴィッツのショパン・ベスト。
ときどき狂気じみた感じのする魅力的な演奏にはゾクゾクします。一部音質がよくないものもありますが、この演奏の前にはそんなことも気にならない。これを聴くと、やはりショパンは最終的にはホロヴィッツかな、と思いたくなる。このバラード1番は大好き。このCDでしか収録されていない演奏がいくつかあるし、録音時期の違う同じ曲が収録されているのも面白い。(2006/01/04)
演奏 クリスティアン・ツィマーマン
繊細で美しい演奏が絶品。バラード1番はやや遅めに感じる部分もあるが、それが気にならない繊細さ。ショパンの美しく甘美な魅力をよく引き出していると思います。男性的なブーニンに対し、ツィマーマンの演奏は女性的な美しさを感じます。(2006/01/05)


フランス近代
(CD)RAVEL Piano works (CD)ラヴェル:ピアノ協奏曲
ラヴェル:ピアノ曲集 CD2枚組み
(pf)ペルルミュテール
鏡 水の戯れ 夜のガスパール
亡き王女のためのパヴァーヌ ソナチネ
感傷的なワルツ クープランの墓
前奏曲 古風なメヌエット他
ラヴェルから直接指導を受けたペルルミュテール。ラヴェルはこんな風にイメージしていたのかな、思って聴いています。
ちょっと残響のある録音だけど、美しいと思います。(2006/12/15)
(pf)フランソワ・サンソン
指揮クリュイタンス
パリ音楽院管弦楽団
ピアノ協奏曲ト長調
左手のためのピアノ協奏曲
「ト長調」のほうはちょっとスペインぽく、長いピアノのソロで始まる第2楽章は心洗われるようで美しいです。私は「左手」のほうが好き。これが左手だけの演奏なのかと思うようなスケールの大きい迫力のある曲。(2006/12/15)

(CD)debussy The Complete Works for Piano:Walter Gieseking
(右商品) ドビュッシーピアノ全集 CD4枚組 (pf)ワルター・ギーゼキング
(CD1)前奏曲集第1巻・第2巻 (CD2)ピアノのために 版画 映像第1集・第2集 子供の領分
(CD3)12の練習曲 マスク スケッチブックから よろこびの島 レントより遅く 小さな黒人 英雄的な子守唄 ハイドン賛
(CD4)ベルガマスク組曲 ボヘミア風の踊り 夢 マズルカ ロマンティックなワルツ 2つのアラベスク 夜想曲 舞曲(スティリー風のタランテラ) バラード ピアノとオーケストラのための幻想曲
ドビュッシーのピアノ曲はほとんどこれでカバーされています。古い録音だけど、それもまた温かく味わいがあります。
(左商品)楽譜 ベルガマスク組曲 ドビュッシー ピアノ作品全集3
(2006/12/28)

(CD)プーランク・ピアノソロ作品全集 (楽譜)プーランク・ピアノ作品集第1巻15の即興曲集
CD3枚組 (pf)パスカル・ロジェ
(収録曲)ナゼルの夜、即興曲集、8つの夜想曲、主題と変奏、ナポリ、プロムナード、など。
プーランクはやや現代音楽といっても、不協和音のわけのわからない感じではなく、ちょっと風変わり程度で親しみやすいと思います。このCDを聴いているとホントに多彩だなあという感じ。このCDは「ナゼルの夜」の「前奏曲」で始まるけど、これの騒々しく力強い出だしで「何コレ?」と思う間もなくすぐキラキラと美しく広がるという感じにひきこまれます。即興曲15番「エディット・ピアフ讃」が有名ですけど、感傷的で私も大好きです。即興曲15番は左の楽譜に収録されています。(2007/06/22)


ツィメルマン
(CD)シューベルト/4つの即興曲
(pf)クリスティアン・ツィマーマン
即興曲 作品90 作品142
全体的にシューベルトの物憂げな不安さをしっとりと美しい音で仕上げています。私の好きなOp.90-3はソフトで安らかな感じ。
ツィマーマンのタッチってやっぱりとってもきれい。レガートはホントに美しい。それで迫力不足になるかというとそうでもない。必要なところはしっかりとパワフルに演奏されています。90-2なんかはきちんとメリハリが出ていると思います。
楽譜のほうは、即興曲作品90、即興曲作品142、楽興の時Op.94を収録。(2006/02/08)


ホロヴィッツ
(DVD)HOROWITZ IN MOSCOW (DVD)アート・オブ・ピアノ
ホロヴィッツのモスクワライブを収録。
晩年の演奏なので衰えは多少ありますが、その演奏は心をうつものがあります。笑顔で答えるインタビューもおちゃめ(英語で日本語字幕なし)。
スカルラッティ「ソナタ」K87,380,135
ラフマニノフ「前奏曲」Op.32 5,12
スクリャービン「練習曲」Op.2-1,8-12
コレ好きですね。特に8-12が迫力あります。
ショパン「マズルカ」Op.30-4,7-3
ショパン「ポロネーズ」Op.53
シューマン「トロイメライ」等、盛りだくさんです。(2006/02/08)
パデレフスキ、ホロヴィッツ、ラフマニノフ、ルービンシュタイン、コルトー、ミケランジェリ、グールドなど巨匠たちの貴重な映像が観られてうれしいです。コメントがまたキーシン等、現役の一流ピアニストたち。
同じ曲を繋げるように違う人が演奏しているのも面白い。ピアニストの個性の違いを知りたい人にはコンパクトでよくまとまっていると思います。(2006/02/08)

(CD)ホロヴィッツ ラフマニノフ・アルバム
私の持っているのは左のCDですが、多分現在は入手困難。右のは同じ物で別版。
ピアノソナタ第2番変ロ短調作品36 プレリュード嬰ト短調作品32-12
楽興の時 ロ短調作品16-3 エチュード「音の絵画」
変ホ短調作品33-6・ハ長調作品33-2・二長調作品39-9
このCD大好きでよく聴きます。
有名な協奏曲第2番がロマンチックなのに対して、ソナタ第2番てどこかエロくてカッコいい。色気のある男性がストイックな服装で弾くと絵になると思う。第2楽章を聴いていると、この世のものが全て美しく感じられるようです。
ホロヴィッツはラフマニノフとも親交があり、この録音はホロヴィッツがラフマニノフの楽譜に注文をつけてラフマニノフ承認のもとで変更したもの。
ライブ録音ならではの迫力です。(2006/02/08)


その他
(楽譜)バッハ/インベンションとシンフォニア (CD)GREAT PERFORMANCES
バッハ/グレン・グールド(pf)
2声3声のインベンション(BWV772-801) シンフォニア8番(794) 9番(795)
15番(801)(シンフォニアはスタジオ録音時の様子付き)
中級ピアノ弾きの避けて通れない道、2声3声各15曲のインベンション。耳で聴くより、暗譜はキツイし弾きにくいという声をよく聞きます。でもきっと、曲の美しさでそんなことみんな許せちゃうんでしょうね。小雨降る日にこれを聴きたくなります。しっとりと、心に沁みて、いろいろな過去のことに想いをはせてしまうような、ノスタルジックな気持ちにさせられます。
しまいにはコンサートをせずにひきこもってしまったグールド。でも歌いながらバッハを弾く姿はホントにコレが好きなんだな、と感じさせられました(動画はDVD「アート・オブ・ピアノ」で観られます)。(2006/09/11)

(楽譜)シベリウスピアノアルバム (CD)シベリウスピアノ名作集
CD シベリウスピアノ名曲集 村の教会 (pf)館野泉
ロマンス 樹の組曲(ピヒラヤの花咲くとき、孤独なモミの木、ポプラ、白樺、樅の木)
ワルツ34-1 踊りの歌 即興曲第5番 カプリース あやめ 北方のリネン草
金魚草 つりがね草 等 全22曲
私はこの中で「樅の木」が大好きです(左の楽譜に収録されています)。静かなゆったりとした曲ですが、後半のアルペジオがドラマチックでいいですね。次に好きなのは「即興曲」と「カプリース」かな。宝石の粒が転がるように美しいです。この小品集は、映画音楽やドラマのBGMなんかに出て来そうな現代的な感じがします。
このCDは、館野氏が両手で弾けていた頃の録音です。演奏は全体的に叙情的で美しく、夜このCDを聴いていると、心穏やかな気持ちになれますね。
(2006/04/01)

(CD)ベートーヴェン ピアノソナタ集
13番(悲愴)14番(月光)21番(ワルトシュタイン)23番(熱情) (pf)ケンプ
ベートーヴェンの尊敬するところは曲の完成度が高いこと、嫌いなところは作りこみすぎて息苦しいところ。これは、あくまで私個人の感覚としてですが、バッハが完璧に整った美しいイスラムのモザイク模様なら、ベートーヴェンは「クジラは捨てるところは無い(世代がバレるなあ)」という言葉を連想させられます。このCDの演奏はガチガチドイツっぽい感じがせず、顔立ちの整った気持ちのいい美女を思わせる演奏だと思います。
ドラマ「のだめカンタービレ」の初回冒頭で千秋が情熱的に弾いていた(ハリセンに「一人で盛り上がって一人で終わるな!!」とぶたれる)のが「月光」の第3楽章。他の曲も、聴けば「あっこれ知っている」とたいていの人が思う名曲。(2007/01/03)


ピアノ関連書籍
ピアニストという蛮族がいる コンクールでお会いしましょう
中村紘子著 文春文庫
ホロヴィッツツ曰く「世界のピアニストには三種類しかいない。ユダヤ人とホモと下手糞だ」で有名になった本でもあります。半分ほどは日本の草分け的ピアニストの話ですが、ラフマニノフやパデレフスキーなど、既に亡くなったいろいろなピアニストの逸話が面白いです。
(2006/01/04)
中村紘子著
コンクールの歴史とその変遷を紹介しながら、いろいろなエピソードが盛り込まれています。中でも印象的だったのが、コンクールで1位をとりながら潰れていった人たちの話。芸術の世界というのは、ホントに狭い世界だと思う。才能があればその順に世に出て成功するというものでもなく、少しやるせない気持ちにもなりました。この本はコンクールの役割とは何かを考えさせられるし、それはすなわち芸術の世界での生き方について考えさせられるものでもありました。(2007/04/27)


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