ギャラリー メゾンダール企画
青木正夫展 
深層風景「分断と融合」
Masao AOKI
is an artist who celebrates the glow of life with straight lines!
青木正夫は、絢爛とした線の表現者である.
新作4点合体作品を見る
 
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野村太郎(美術評論家)による寄贈文を、英語で読む

期間:6/24(火)-7/12(土) 2008 12:00-19:00 (日・月休、最終日17:00)
場所:ギャラリー メゾンダール (大阪)
   @GALLERY MAISON D'ART
   大阪市西区靱本町1-16-19-2F TEL:06-6449-7773


深層風景ー分断と融合をテーマにした、青木正夫の新作16点を一堂に展示販売いたします。

絵画的な線-描線と、色面の交差によって生まれる幾何学的な線-境界線、鮮明な色彩、形が綾なすあたかも万華鏡を覗くような時空を超える平面。 幾何学的抽象の中に、日本文化の持つ反復性、自在性をも見事に表現されています。
一つの層を破壊しつつ、何層にも何層にも正攻法で描き、完成させる独自が産み出した画法による、 90×90cm12点、82×82cm 4点の16点(すべて新作)です。ぜひともご高覧くださいませ。
尚、これまで90cm(従来の日本の畳の巾)のスクエアをで展開されていますが、
メゾンダールのメインパーテーションのサイズに合わせて、82cmのスクエアサイズを初めて制作されました。

青木正夫 :プロフィール
東京芸術大学卒業後、ニュージオメトリック・アートグループに参加。
ギャラリー、美術館など、国内外で発表を多数重ねる。
1975-80 7月展 オノサトトシノブ、小野木学、前田常作、青木正夫 (銀座スルガ台画廊) 
国際交流アーティックス東京'92  (東京芸術劇場)
第14回国際インパクトアートフェスティバル (京都市立美術館)
1993〜2003 CONTEMPORARY ART FESTIVAL (埼玉県立近代美術館)など多数。

近年の個展
2003 青木正夫 新作展 (コートギャラリー国立)
2004.3. 深層風景との出会い (村松画廊 銀座)
2005.5. 精神と構造 (山脇ギャラリー 市ヶ谷)
2005.7.青木正夫展 (村松画廊 京橋)
2006 深層風景 (ギャラリーアートポイント 銀座)
2007.5. 収蔵作品展 (たましん歴史・美術館)
2007.12.交雑考 (村松画廊 京橋)
2008.6.gallery maison d'art(大阪)
*2004.8月〜、ドイツ、ベルリンに単独長期滞在し現代美術を研修。
日本の現代美術における自らのあるべき方向を確信し、創作を続けている。


野村太郎(美術評論家)-会期中来廊 による寄贈文より  英語

青木正夫は線による表現者である。彼は「線はたえず僕をリフレッシュしてくれる。線はパワーだ」と語る。
これは線と自分とは一体であるというインスピレーションにも似た認識を述べたものであろう。
発言の背後に、

"線がおのれか、おのれが線か"

と紛う程の制作への集中があることは言うまでもない。
(中略)
それにしても最新作における彼は、ますます絢爛とした線の表現者である。
画面に溢れる短音の線分は、
荒磯の海鳴りを制する和太鼓のように、北風の寒風を衝く叩きの三味線のように、
見る人に息つく間もなく、今の鼓動を、進行する現在の脈絡をたたみかける。
常に、今であろうとする迫力が、彼が放つ線のパワーである。
青木正夫は、まさしく直線で生命の輝きを誉めたたえる、唯一の線の表現者である。

Masao AOKI is an artist who celebrates the glow of life with straight lines!

*野村太郎(美術評論家)
東京大学文学部独逸文学科に学ぶ。
元法政大学教授、多摩美術大学講師。美術評論家、美術評論家連盟会員。
編著書:「ドイツ・オーストリアの美術」(小学館)、「カンディンスキーと表現主義」(中央公論社)、「現代美術・情念の人間」(講談社)、「ムンク」(新潮社)、「西洋の美術」(社会思潮社)、
訳書:メーリング「呪われた絵画」(美術出版社)、クービン「対極」(法政大学出版局)、トーマス「20世紀の美術」(美術出版社)など多数。

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