1. 中部電力 低圧電力(動力)基本料金 について 
    申請しなければ減額なし。


    電気料金は毎月無条件に支払う場合が多い。
    請求書も見ないで自動振り替えで引き落とされている。
    何の疑問もなく過ぎている。
    無駄な出費がこれまでも、これからもエンドレスに続くかもしれません。

    電灯契約と低圧電力契約があります。
    電灯契約は 主に家庭用の照明、コンセント、家庭用の電気製品用です。
    低圧電力契約は 業務用の機器、三相200Vの必要な機器(大型エアコン、モーター、エレベーター、シャッターetc)用です。

    建物にメーターが2個ついている場合、電灯用と低圧電力用計量器です。
    料金も区別されて毎月請求されています。

     ここでは後者の低圧電力(
    動力ともいう)について考えます。
    基本料金がいくらか見たり考えたりしたこと ありますか?
    ほとんどの人が見たことも考えたこともありません。

    2025年7月時点
    ビジとくプランの場合 
    「KW」数×1204円(税込)=基本料金
    仮に 
    契約KW数が10KWなら 毎月12040円が使用量に無関係で請求されます。
    適切なKW数かどうか、どうやって決められたKW数なのか?
    これをどうやって確認するか?

    過去に省エネ動力設備への取り替え(故障したので設備を更新した)や動力機器の廃棄や放置(設備を捨てた、使用していない)があれば
    基本料金の減額の可能性があります

    基本料金の減額申請は電気工事店が申請します。
    今日現在の低圧電力(動力
    設備の消費電力の合計を調査によって算出する必要があります。
    建物内のすべての動力機器の電気的仕様を各メーカーから入手します。
    申請の前に調査!
    調査は電気工事店が実施します。


    東邦ガスの場合は負荷設備契約による減設申請ができません
    「実量制方式」で契約電力を決定します
    前の1年間でもっとも多くの電力を使った30分間を基準にして電力会社側で契約電力を設定します。
    2022年3月までの東邦ガスの約款では「中電時の契約を引き継ぎ、契約容量の決定は主開閉器の定格電流に基づく。」と書かれていました。中電のように負荷設備契約の選択肢は今もありません。
    複数台の機器があり同時稼働しない場合は主開閉器容量契約のほうが契約KW数が少ない場合もあります。
    主開閉器容量契約のことをブレーカー契約とも呼びます。
    主幹30Aの開閉器の場合(30×200×1.732÷1000)10KW契約となるが実際の負荷を合計したら6KWしかない場合4KW分の過払いです。毎月4800円強の欠損。1年間で57000円、10年で57万円の損金です。
    中部電力から電気を購入している場合
    負荷設備契約と主開閉器容量契約のどちらが有利かを検討します。
    契約容量減設を完結するためには電気工事店に依頼して現況調査をし、結果によって申請しましょう!
    コストカットできるかどうか、まずは調査。
    減額申請のために工事が必要の場合もあります。



    電気工事は設計、施工、保守の3業務に分類されます。
    設計 使いやすい、安全である、合理的で経済性が高い、建築工事や設備と調和のとれた内容。それを電気図面に表すこと。
    特に同時使用機器の多いキッチンと事務所などに十分な専用多回路設計を推奨。
    施工 丁寧、確実な施工。安全性、耐久性、機能性、美観を考慮した施工。
    保守 定期保守作業。故障、漏電事故などの突発的修理。
    愛知県知事 電気工事業者登録 030217 松永無線
    令和3年8月31日  更新

    第1種 電気工事士免許 取得 平成7年9月25日
    上記免許は 平成22年1月に自主返納しました。

    現在は 第2種 電気工事士として 一般家庭用電気工作物に従事