神奈川の花名所と公園
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城ヶ島

花々

 東側台地の城ヶ島公園など植物保護地区の散策路沿いや岩場に、スイセンをはじめ、夏に咲くハマユウ・ハマナデシコ・ハマゴウなど、秋に咲くイソギク・アシタバや、ハチジョウススキなど、三浦半島に昔から自生していた植物を見ることができる。

スイセン
散策路の水仙水仙アップ一面に水仙
 城ヶ島公園に向かって歩き始めると、歩道脇に植えられた八重咲き水仙がお出迎え。 園内随所に見られる30万株の水仙の群生のうち、最大規模なのが、駐車場西側の松林一帯の群落。 長さ200mの敷地に約10万株が広がり、甘い香りを漂わせている。 小さなクリーム色の花弁を寄せ合う姿が愛らしい。
 例年の見頃は1月中旬〜2月中旬。 毎年、開花時期が多少異なるので、事前に問い合わせよう。 (2003.1.26撮影)

群れ咲くカンゾウくすんだ色・形なんだよノカンゾウ

 公園入口付近や園内展望台の脇、西端の草地などに自生する。
 和名は野萓草。 ユリ科の多年草で、ニッコウキスゲ、ユウスゲ と同じ仲間。 本州・四国・九州・沖縄の、田の畦道や河原など湿ったところに生育する。
 花弁は6枚一重、そっくりな八重咲きのヤブカンゾウよりひとまわり小型で、葉は幅1〜1.5cmと細い。 花茎は高さ70〜90cmになり、橙色の花を3〜6個つける。 花筒は長さ2.5〜2.8cm。 昔は若い花芽を和え物にして食べたとか。
 例年の見頃は7/中〜8/上旬頃。 (2003.9.6西端の草地にて撮影)
 同じ頃、ヤマユリを見かけることもある。

面白い形だねぇハマユウ

 公園入口付近などに自生する。
 和名は浜木綿。 葉が厚く、オモト(万年青)に似ているのでハマオモト(浜万年青)とも呼ばれる。
 関東南部以南〜沖縄の海辺に生える常緑の多年草で、三浦半島が北限。
 高さ50〜80p、60〜80pの花茎を葉の間から出し、香りの良い、細長くグシャグシャッとなっている白い花を十数個つける。 木綿という形容はその花の様子をいうのではなく、葉の付け根の辺りの白い葉鞘が幾重にも重なっているところが祭礼用の幣ぬさに似ているからとか。 種からだと花が咲くまでに数年かかることもある。
 例年の見頃は7/下-8/中旬頃。 (2003.9.6西端の草地・住宅地端境にて撮影)

花ごよみ

スイセン : 1/下-2/中(城ヶ島公園)
ハマダイコン : 4/中-5/中(公園入口付近)
ヤマフジ : 5/上〜中
ハマエンドウ : 5/上-6/下(公園入口付近)
アジサイ : 6/中-7/上(公園入口付近)
ヤマユリ : 6/下-7/中(公園入口付近)
ノカンゾウ : 7/中-8/上(公園入口付近)
ハマユウ : 7/下-8/中(公園入口付近)
ハマボウ : 7/下-8/中(公園入口付近)
イソギク : 10/上-下(公園入口付近)
ツワブキ : 10/中-12/上(公園入口付近)

島内のお楽しみ

 城ヶ島は三浦半島の南端にあり、三崎港の上に架かった城ヶ島大橋を渡ればすぐの小さな島。
 “雨はふるふる 城ヶ島の磯に・・・”、有名な北原白秋の「城ヶ島の雨」。 白秋は対岸の三崎に住んでいたことがある。
 島の周囲は約4kmで一周(約2時間)できるハイキングコースも完備されている。
 まずは、白秋記念館を訪れよう。 展示されている、直筆原稿などを含む白秋の遺品から当時の創作活動が偲ばれる。
 廃校になっている教室部分を利用した郷土資料館には、漁具資料が展示されている。
 白秋碑前の県水産技術センターでは、魚や海についての話やビデオ鑑賞、大池の真鯛、当センターで生産した魚や貝の種苗などを見ることが出来る。

磯遊び
磯遊び友磯
 磯は生物の宝庫。 干潮時間の2時間ほど前に行き、潮が引いたあとの岩場にできる潮だまりをゆっくり観察しよう。
 滑りにくい靴(素足やビーチサンダルは危険)を履き、濡れてもいい服装で、日差しを遮る帽子も忘れずに。
 潮だまりの中を気長に覗いていると、危険がないと見てカニさん達が姿を現す。 ナマコやウミウシもいて、大人たちまで夢中だ。
 一時的につかまえた生き物は、必ず元の場所に戻そうね。 彼らはそこでしか生きられないのだから。
 磯が心地よく、私たちも記念撮影。

腰のくびれがいいね城ヶ島灯台・安房崎灯台

 西端にあるのが城ヶ島灯台。 初代はわが国で2番目・明治3(1870)年にフランス人ヴェルニーによって設置された洋式灯台。 関東大震災により倒壊し、現在のものは大正15年に再建された。 白いタイル張りの美しい灯台で、11.5mと灯台としては小さい。
 東端にあるのが安房崎灯台。 初代はわが国で4番目・明治3(1870)に設置された洋式灯台。 現在のものは昭和2(1927)年に再建された。 城ヶ島灯台と同様に白タイル張りで、高さ9mと小さいが、腰のくびれが芸術的。 内部の見学はできない。 安房の国と呼ばれた千葉が一望できることから、この名がつけられた。

鵜鳥たち

 断崖絶壁の上に眺望抜群の展望台がある。 冬には数千羽のウミウが集まる壮観な景色や、太平洋の荒波が造ったオブジェ”馬の背洞門”に驚かされる。
 公園の西、外洋に面した赤羽海岸あたりでは、荒波によって作られた海触壁がダイナミックな景観を見せている。
 ここはウミウ、ヒメウ、クロサギの生息地で、県の天然記念物に指定されている。 夕方には、1000羽以上のウミウが崖にとまっている姿を見ることができる(写真は正午すぎ)。 公園の西側にある海鵜展望台から眺めよう。

城ヶ島ガイド
所在地 : 三浦市三崎町城ヶ島374-1
交通   : 三崎口駅から城ヶ島行きバス25分白秋碑前下車7分
駐車場 : 公園そばは有料・167台、ユースホステル前は無料・198台
       ・・・道は渋滞が多い
開園時間: 終日解放
        白秋記念館 9:00-17:00(10-3月16:00)
        城ヶ島公民館郷土資料館8:30-17:00
休園日 : なし
        記念館・郷土資料館共に月曜(祝日は開館)
入園料 : 無料
飲食   : なし、弁当を持参しよう
トイレ  : 公園内に2つ・西南の磯と西北の駐車場に各1
問合せ : 0468-88-0588三浦市観光協会
       0468-53-8800横須賀土木事務所
付近の地図
足をのばして散策
大椿寺
三崎の城ヶ島大橋の西下。
寛喜2(1230)年、源頼朝の側室妙悟尼が開基の臨済宗の古刹。 頼朝の三御所の一つ、「椿の御所」の地。 守護神の福禄寿は三浦七福神の一つで、鶴を抱く珍しい姿。
交通 : (直接行くなら)三崎口駅からバス10分向ヶ崎下車
本端寺
大椿寺から北条湾を西に廻った高台。
「桜の御所」と呼ばれた源頼朝の三御所の一つで、三浦氏の祖・為道の創建、浄土宗。
交通 : (直接行くなら)三崎口駅からバス10分日ノ出下車
海南神社
本端寺から西に約200m。
天元5(982)年の創建と伝わる古社。 藤原資盈すけみつが祭神で、三浦氏の鎮守社であった。 漁業の神としても崇敬され、境内には源頼朝手植えという大イチョウがある。
住所 : 三浦市三崎4丁目
交通 : (直接行くなら)三崎口駅からバス10分東岡下車5分
問合せ : 046-881-3038 同神社
三崎市場
海南神社から南に約500m。
国内有数のマグロ水揚げ港。 市場を見学するなら2階観覧用廊下からの8時〜10時がおすすめ。
市場のそばにはマグロ料理店が並ぶ。 私たちも遅めの昼食にいったが、さすがに美味いねぇ。
交通   : (直接行くなら)三崎口駅からバス10分三崎港下車
駐車場 : 無料
三崎下町3館:チャッキラコ・三崎昭和館、三浦ガラス工芸館Kirari、喫茶館ミサキプレッソ
三崎下町商店街に空き店舗を利用したスポットが3館オープン。
交通   : (直接行くなら)三崎口駅からバス10分三崎港下車、徒歩3分
休館   : 水曜日
問合せ : 046-881-6721(株)三浦海業公社
歌舞島かぶじま公園
三崎市場から西に約500m。 たくさんの岩礁の歌舞島海岸の北。
相模湾から伊豆半島、富士の眺望が素晴らしく、かっては鎌倉武士たちの清遊の地であった。 郷土芸能「ちゃっきらこ」は源頼朝がここで舞を所望したのが始まりという。
交通 : (直接行くなら)三崎口駅からバス10分東岡下車5分
見桃寺
歌舞島公園から北に約500m。 二町谷の住宅地の中。
源頼朝の三御所の一つ「梅の御所」の地で、寺は徳川家康の家臣で船奉行を務めた向井兵庫頭政綱による、慶弔8(1613)年の創建。 臨済宗。 三浦七福神の一つ、桃林布袋尊を祀る。 北原白秋が身を寄せたところで、『城ヶ島の雨』誕生の地。
交通 : (直接行くなら)三崎口駅からバス10分二町谷下車
さらに足をのばそう
城ヶ島からの宮川宮川公園
城ヶ島大橋の東方。 三浦半島南端の風物、2基の風力発電風車は大きくて迫力がある。 デンマーク製で高さ35m、回転翼の直径約31m。 大手商社がソフトエネルギー研究に1996年に建設した。 2基で年間約123万kwの発電で一般家庭約260世帯分が賄える。 半島特有の潮風は特産の大根やキャベツも育てる。
他には目立つのはウッドデッキステージくらい。 丘を降りると小さなヨットハーバーがある。 ヨットが数十隻浮かんでいた。 写真は城ヶ島より。
交通 : 三浦海岸駅から城ヶ島方面行きバスで宮川町下車、宮川大橋を渡る
毘沙門びしゃもん海岸
盗人狩から毘沙門湾、江奈湾、劒崎までの海岸線を歩く「三浦・岩礁のみち」(関東ふれあいの道)は、全長11Kmほどで、洞窟・奇岩があり、潮風と眺望を楽しむことができる。
交通 : 三浦海岸駅から剣崎経由東岡行きバス25分毘沙門天入口下車12分
毘沙門洞窟
海蝕ででき、弥生時代の遺跡で中から弥生時代の漁労具や農耕具、装身具などが出土している。
慈雲寺(白浜毘沙門天)
応安元年(1368)創建の古刹で、三浦七福神のひとつの、行基作と伝わる毘沙門天を祀り、近在の漁師の信仰が厚い。 古来、正月3日の酉の刻(18時)にありがたい神示があると信じられ、参詣者が集まる。
盗人狩ぬすっとがり
海岸に迫る山が一段と切り立っているポイント。 昔、逃亡中の盗賊がこの山の端まで来て下を見ると、切り立った断崖と怒濤の白波に足をすくませて捕えられたという話から盗人狩の名前がつけられた。
剱崎つるぎざき
三浦半島の東南端で、海触台地が太平洋に突き出した岬。 断崖や岩礁が男性的な景観を見せる。 剱崎灯台周辺は磯釣りの名所。
地名の由来は、江戸時代・万治年間(1658〜61)。 嵐で沖に船が沈み、幕府に納める材木が海底に沈んだ際、神主が剱を投じて竜神に祈ったところ、すぐに風波が静まって材木が海面に浮かび出たためだという。
交通 : 三浦海岸駅からバス15分剱崎下車
剱崎灯台
岬の先端。 明治4(1871)年、イギリス人技師プラントによって創建され、関東大震災後に再建された。 高さ17m、45万燭光、光達距離約34kmで三浦半島では最大規模。 対岸の千葉県野島崎灯台とともに、東京湾の入り口として重要な役割を持つ。
大浦海岸
三浦市の南東部にあり、アットホームなビーチとして人気を集めている。 釣りも出来、近くにはハイキングコースもある。
キャンプ、バーベキューは禁止。
交通  : 三浦海岸駅からバス松輪下車15分
駐車場 : 有り
雨崎あまざき
剱崎の北、金田湾の南端の岬。 俗化されていない砂浜や磯には、自然林に覆われた崖が迫る。 昔、雨乞いが行われたことから、この名がある。
キャンプ、バーベキューができる。 直火は止め、後始末もしようね。
交通 : 三浦海岸駅からバス15分小浜下車15分
期待して引いてるよ三浦海岸
三浦半島で一番人気がある海水浴場。 夏には花火大会や各種イベントが開催される。 2003.9.6、大勢の仲間とともに地引き網とバーベキューを楽しんだよ。
交通  : 三浦海岸駅から徒歩:5分
駐車場 : 有り
ブーケンビリア
6月上〜中旬、三浦市南下浦町上宮田の前沢さん宅でブーケンビリアの木に鮮やかな赤紫の花が咲き揃う。 十数年前に購入した苗木が高さ5m近くに育ったもの。 ブーケンビリアは南米原産の低木で、日本では観賞植物として人気がある。 花に見えるのは花を保護する包ほうで、花は包の奥にある。
三崎のとろまん
マグロ料理店の店主たちによる「みさきまぐろ倶楽部」が開発。具にはコラーゲンたっぷりのまぐろの尾の身と、キャベツ、玉ねぎ、椎茸、たけのこを使用。今や年間40万個以上を売り上げる大人気グルメです。
電話 : 045-880-0577協同組合みさきまぐろ倶楽部
イベント
ちゃっきらこ 1/15
約300年間にわたり伝わる小正月の芸能で、国の重要文化財に指定されている郷土芸能「ちゃっきらこ」が奉納。 晴れ着姿の少女たちが華麗な舞を披露、70代中心の歌い手と合わせて女性だけで演じるのが特徴。
境内での参観会(市教委など主催)は10時に開始。 晴れ着姿で化粧した5〜12歳までの踊り子23人はまず、「おめでとう」と一礼、歌い手の音頭に合わせて「イヤ」「オヤヨササノサ」などと合いの手を入れながら、赤い扇や、五色の短冊と鈴をつけた竹の棒「ちゃきらこ」を操りながら伝統の舞を披露。 「初いせ」や「よささ節」など6曲を演じる。
場所   : 海南神社・本宮神社
問合せ : 046-881-3038 海南神社
みさき食の神フェスティバル 4/22
13時から食の神様神事や包丁供養感謝祭、奉納料理が催され、14時30分から神楽殿特設舞台でマグロを素材にした包丁式が行われる。 マグロ寿司やみうら汁の無料サービス、大根・キャベツ・ワカメの無料配布、名物とろまんの販売なども。
時間   : 13〜15時
場所   : 海南神社
問合せ : 046-888-0588 三浦市観光協会
県水産技術センター 公開 2009は4/13(月)-17(金)
展示パネル、放流のための稚魚や稚貝が見られる。
時間   : 9〜17時
問合せ : 046-882-2311
夏祭り 2004は7/17(土)〜19(海の日)
17日は宵宮。 18・19日は、「てこーえー」など掛け声を発する三崎独特の木やりに合わせて、二頭の行道獅子ぎょうどうししを先頭に数基のみこしや山車が無病息災や商売繁盛を祈って三崎の街を練る。 各商店の軒先では景気づけに獅子を威勢よく担ぎ上げる「お練り獅子」を披露。 18日13時ごろ神社を発ち、東側の商店街を通って21時ごろお仮屋に着き、19日13時頃お仮屋を発ち、街の西の浜側を通り神社に戻る。 周辺商店街に多くの出店などもあり、獅子やみこしが神社に奉還される19日深夜まで賑わう。
場所   : 海南神社
問合せ : 046-881-3038 同神社
三浦半島物産展in三崎港町まつり 2010は10/24(日)
マグロ・生鮮魚介藻類・水産加工品などの大即売会、大マグロが当たる大抽選会、三崎ウマイものコーナー、漁船遊覧ほかイベント多数。 10時〜、うらり、交流広場で「全国豊かな海づくり大会三浦地域プレ大会」として、市内幼稚園児の鼓笛演奏、アワビ・サザエの手渡し式など。
時間   : 8〜16時
場所   : 三崎魚市場、うらり周辺
問合せ : 046-881-5111 三崎港町まつり実行委員会
海南神社 面神楽 11/第1申・酉の両日
軽快な笛や太鼓の音色に合わせてユーモラスに舞う。 祭神の藤原資盈すけみつと盈渡みつわたり姫が貞観6(864)年11月の初未ひつじの日に三崎の浜に漂着し、申さる・酉とりの両日の夜、神事を奉納したのが始まり。 出居戸神楽なる湯立神事が行われ、翌日の初申・初酉の日の夜、多くの神楽面を使い、面神楽が奉納される。 神楽は25座あり、なかでも「恵比須の舞」は漁の安全と大漁を願い奉納される。 市の無形民俗文化財。
時間   : 16〜21時
料金   : 無料
問合せ : 046-881-3038 同神社
三崎まぐろ祭ビッグセール 2004は12/28(火)〜12/30(木)
三崎名物マグロをはじめ、各種魚介類や加工品、お正月食品、地場野菜類、生花各種等の年末恒例の大安売り。
時間   : 7〜16時頃
場所   : 三崎さかなセンター〜朝市会場〜うらり他
問合せ : 046(882)4541 三崎まぐろ加工センター
寄せられたお出かけの感想など (お寄せ下さ〜い!)
   
更新来歴
2003.9.14 ノカンゾウ、ハマユウ、足をのばして散策を追加

またお会いしましょう! 2003.2.2開設