王女のたわごと「ハンドク!!!」編
TBS水曜10時ドラマ2001年10月〜12月放送
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私の正直な感想を書かせてもらうと、二宮さんはドラマ運(配役運)がないなぁ、としか言葉が出ません。
3ヶ月観てきて、充実したという内容の感想が書けたことは過去にもないですし、
最初はそれなりに期待してみるんですけど、途中からドラマの内容自体がおざなりになり、
内容とは程遠い企画に走ったりして、私的に役者二宮を観る前に、
普通の二宮和也を観て終わってしまいます。今回の作品も例外ではなく。
後半4話は、二宮さんが出演しているとしても、どうしても納得して気持ちよく観ることは出来ませんでした。
私自身、それほどドラマ好きって訳ではないんですけど、
今のドラマ制作の中で一視聴者として面白いもの面白くないものがある中で、
二宮さんが出演するドラマについては、後者が多い気がするのが残念です。
実際「面白いもの」に出演している若手の役者さんや、それこそジャニーズタレントがいる中で
なんでこうゆう感じが残るものなのばかりなんだろう、と悲しくなります・・・。
運という言葉で片付けてしまうのもどうかと思いますが、
このようなイメージが付いてしまうことも心配です。
今回のノブという役自体は面白かったと思います。
しかし設定でかなり遊べそう(エピソードが考えられそう)なのに、
これといって彼の本質がわかるような話はなかった気が。
唯一下宿先の娘さん(実は奥さんだったという設定もなんだかな)とのやりとりが、
彼の根本の優しさが表現されていました。別にノブが主演ぽい話がなくても、
ノブという人間の人柄がわかる細かいエピソードが散りばめられた話になったら良かったのに。
結局、二宮さんのノブ役に対する迷いみたいなのは、最後まで消えなかったように思いました。

2001/12/15
王女のたわごと「涙をふいて」編
フジテレビ水曜9時ドラマ「涙をふいて」2000年10月〜12月放送

月並みですが、終わってしまうと早いものです。
「Vの嵐」での役者二宮和也は「嵐の部屋」にいろいろ感想を書いたので、
このたわごとは端折りましたが、単独では前作「あぶない放課後」から1年半振りのドラマだったんですよね。
連ドラの時は1話づつの感想(やイラスト)を、放送された週のうちに別ページにつづっているんですが、
だいたい同じ様な気持ちの浮き沈みが出てしまうのが、正直ちょっと残念です。
今回も例外ではなく、とりあえず掴みはOKだったけれど、中間でだらけてしまって
最後は最初ほど盛り返しきれないまま終わってしまいました。
たしかこのドラマは2話までと3話からの脚本家さんが違っていたと思うんですが、
11話終了してみるとそれが違いだったのか、ニュアンスまで変わってしまって私的に残念でした。
二宮さん出演の連続ドラマで終わった後、「あ〜、良かった〜、充実した3ヶ月だった」ってことは
今の所私にはないです。それはたぶん、こうゆう考え方はいいのかわからないけれど、
主題歌がきちんとあるのに、嵐の曲が挿入歌(OPテーマってことでしたが。
実際OPテーマに毎回使われてたかというとそうでもない)だったり、
まだ役者としての経験が浅い二宮さんの名前が、
主役の江口さんの次にあったり(それほど「健太」というキャラが重要にも見えなかった)、
ドラマの中に「嵐」というグループのプロモーションがあったのかな、って思えます。
もちろんそれだけじゃない所は、設定がきちんとしてた分見応えもありましたが、
二宮さんが演じた健太に関して言うと、どうしても納得いかないところも多々あり、
それが観ていてとても残念だったりもしました。二宮ありきで健太役があったような。
ラストの勝男と二人のシーンは、本当はこの二人をもっとフィーチャーするドラマだったんだよ、って
取ってつけたような気さえしました。江口さんと語るところは健太というかニノっぽかったし、
なんとなくTIM入門を思い出してしまったくらい(笑)。
かといってその割にはテレビの番宣関係は少なかった気もします。
という訳で、またしても課題の残る感じで終わってしまったのが残念でしたが、
ぜひ次回は文芸作品とは言わないまでも(笑)、既にキャラクターがきちんと決まっているような、
原作のある作品(できれば原作には忠実である方が好ましい)の、こうゆう役があって、
二宮さんが役作りをするような作品に出て、「あれ? これが二宮さん?」と思えるような
新たなる一面を見せてもらいたいなと思いました。

2001/1/1
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王女のたわごと「あぶない放課後」編◇
テレ朝月曜ドラマイン「あぶない放課後」1999年4月〜6月放送

きっと毒舌になるんじゃないかな、なんて自分で思いつつも、たわごとを書きます(苦笑)。
何てったって「主演」ですからね〜。スゴイです。
それも脇役(限りなく重要な役でしたけど)で認められての大抜擢ですから。
ニノの実力が認められたということはウレシイことです。ですが、役者はドラマを選べないですからねぇ(--;。
いや、選べる人もいるだろうけど、10代の駆け出しの若者にはそんなこと無理でしょう。
なので、10代の役者さんが、いい監督や脚本に巡り会うのは、ほとんど運でしかないと思うと、
今回の抜擢は私的に「?」と思うところが正直言って沢山ありました。
でもね、逆にその内容をどれだけ良くみせるか、全く学ぶところがない仕事などないと思うから、
それを探し出して吸収するのも実力のうちなのではないかな。
と、ニノも思ったんじゃないかと思うことにした(爆)。
ちゃんとニノらしく受け入れてやってるなぁ、と思われる片鱗が雑誌のコメントなどでも見受けられるし、
ドラマを観ていても見て取ることが出来たと思います(^^。
今ではホントご苦労様でした。頑張ったよね〜、っていう気持ちだけです。
それからこのドラマで、ニノが裏方作業に興味を持って、それを好意的に受け止めてくれたスタッフさんには
恵まれたと思います。役者として裏方を知っているか知っていないかでは、見せ方が全然違うと思うから。
もしかしたら将来、監督主演とかになっちゃったりして(笑)。そんな姿も見てみたいな(^^。
毒舌になるどころか中身に触れないたわごとになっちゃいました・・・(^^;。
最後に、「あぶ放」オフィシャルHPや雑誌などで、彼の撮影終了時のコメントを読むと、
今度は大御所の役者さんとやりたい、とよく言っていて、同年代とやることや主演ということで、
全体を引っ張っていかなくちゃならなかったのはニノ的に辛かったのかもしれないな、なんて思ってしまいました。
今回は同事務所初ドラマ出演のすばるもいたしね。今度は自分自身が上手い人に引っ張ってもらって、
演技を盗んで成長してくれるようなドラマ(映画でも舞台でもいい)に出演出来るといいね(^^。
ニノの次回作に期待したいと思います。

1999/6/25
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王女のたわごと「あきまへんで!」編
TBS金曜ドラマ「あきまへんで」1998年9月〜12月放送

ニノの初レギュラー出演連ドラが終了しましたね〜。 なんか時間が経っちゃったんですけど、
やっぱりこの時の感想を残しておいたほうがいいかなぁ、と思い感想文を書くことにしました。
何故間が空いたかといいますと、 後半やっぱりちょっと、コメディーに走っちゃったな〜、ってところが
あまり・・・、私的には・・・、残念だったので〜(^^;。 感想を書こうか迷ってたんですね。
初めの頃は、ニノのびっくり演技力にハマって それを観てるだけで幸せだったのですが、
やっぱり連ドラとなると 長丁場なんで、ストーリーが面白くないと、ツライ(^^;。
私的にはもう少し、おちゃらけない涙があっても良かった気がしました。
といっても、ホームコメディーというものを あまり好んで観ることがなかったので、
ニノのお陰(?)で 新境地を開けたかな。
ニノを中心にあのドラマの感想というと・・・、 なんといってもオイシイにつきるでしょう。
これは観てるFANがオイシイという意味だけじゃなく、 ニノ自身もオイシかったような。
今をトキメくセクシー女優群に囲まれ、 随分と世の男性陣を羨ましがらせたのではないかと(^^;。
分析するに・・・、ニノには危険を感じさせないなにか・・・、 愛らしいものが漂ってるのではないかな・・・(^^;;。
だぁって、女優さん達がぺたぺた触るんだもんっ、ニノのことっ(><。
・・・すんまそん。ちと壊れました、本音が出てしまいました(^^;。
ベテラン男優さんとも共演出来たし、吸収力のいいニノのことだからいろいろ盗めたんじゃないかなぁ、演技。
ニノの演技については、先にも書きましたが、良かったと思います。
なんとゆーか、演技してますよね。セリフ言うのがいっぱいいっぱいって 感じじゃなくて、
こう余裕というか、セリフを言いながら、 表情や仕草も演技してるってところに感心しちゃった。
次回作に大きく期待してます。 できれば、学園物なんかで、シリアスなんがいいなぁ。
でMAIN共演・・・、うぅう観てみたいっ(><。 ・・・また本音が出ちゃった(^^;。

1998/12/25
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王女のたわごと「二十六夜参り」編
TBS終戦記念ドラマ 1998年8月17日放送

夏(1998)の終戦記念ドラマで、常々似合うと言われていた昭和初期の少年役を演じたニノ(^^。
物語の人物としては、脇役だったので伏線となる説明が少なかった為、
ちょっと彼の心情とかわかりにくかったんですけど、見どころというか重要なシーンはいくつかありました。
まず「泣き」のシーン。何のために戦っているのかすらわからない少年兵沖田伍長が、
明日特攻隊として「死」に行かなくてはならない、その前夜、そんな訳のわからないものに
動かされている自分に虚しさがあったか「死」が怖かったのか、
声を出して泣き出すシーンがありました。私的には、暗がりで涙が見えなかったので、
大声にびっくりしてしまったというのが率直な感想でした(^^;。
実は「まだまだだな」と正直思ってしまったんですけどね。あの気持ちを表現するのは、
現代っ子にはやはり難しいと思いました。あんな切迫した思いをすることってないですもんね。
何で戦ってるのか、死んでいくのかの問には答えられてなかった気がします。
でもそれだけ戦争とは虚しいものであるということを表現したドラマとしては、演じきれていたかなぁ。
私も好きな俳優さん、金子賢さんとの掛け合いは楽しかったです(^^。
それから、まぁチェックどころとして忘れてならない(?)のは、ニノの温泉入浴シーンですか(^^;?。
本人もドラマ前のインタビューでコメントしていたので、どんなかな、くらいに思ってましたが、
ちょっとビビりました。後ろ姿とはいえフルヌードですからねぇ。まぁキレイだったんですけど、
ショックでした(爆)。無邪気さは素が出てていい感じだったと思いますが(^^;。
私の好きなシーンとしては、特攻隊員3人で丘に座って、語り合うシーン。一番年若の兵士の
葛藤が疑問になる正直な意見が胸を打ちましたね。
こういう作品に出るってことは、演技の勉強以外に得るものがあると思うので、
見ている私も同時に勉強させてもらいました(^^。

1999/6/6
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王女のたわごと「天城越え」編
元日特別企画 「天城越え」 1998年1月1日放送

私がニノを意識し始めたのは、1998年の春頃だったので、
「天城越え」が放送された1998年1月は、ジャニーズそのものにも興味がなかったので、
ニノが出演してるなんて知る由もありませんでした。
記憶の奥底に田中美佐子さんが娼婦役で、20代から70代の役を演じる、ってことが
話題になっていたのを覚えてます。
で、やはりニノに興味を持った時に、ニノの初ドラマ作品として、この作品の名前が挙がってくるので、
どうしても観たいという衝動にかられました。その当時ビデオが発売になったのですが、
とても値段が高く、レンタル屋を探し回った覚えがあります(^^;。
まぁ、観たかったことは観たかったのですが、やっぱり内容が内容だし、
たぶん何回も観たりしないだろうし、ニノがどれだけ出てるかもわからないしで買うのをためらっていたところ、
その夏にTBSが再放送をしてくれまして、 無事観ることができました(笑)。
今回、このたわごとを書こうと見直してみたのですが、
その頃は、内容こそ深いな、と感じてはいたもののやはりニノ見たさが先行していたので、
違う印象を持った気がします。特に現在ニノドラマとして「あぶない放課後」を毎週観てる為、
「あぁ、ニノってこういう作品でドラマデビューしたんだなぁ」って なんかウレシくもなりました(^^;。
坊主頭で、衣装は浴衣のような着物一枚。本人も撮影の前に走らされたと言っていたので、
メイクじゃないと思われる程、汗だくの顔。汚れた姿。決して格好良くはないんですが、
演技がリアルで、彼の表情をみるだけで、 いろんな想いが伝わってきた気がします。
作品は「性」をかなり重要な位置で扱っていて、いくら少年役だとしても、
ニノが演じた太吉には、かなり難しい心の葛藤が要求されたと思います。
セリフはちょっとうわずったところもあったけど、彼は表情の演技が秀逸なので 気持ちは伝わってきました。
内容は推理小説風なんで、これから観る人にネタバレしてしまうので書きませんが、
娼婦ハナと太吉の年齢差は丁度、私とニノの年齢差でもあるので、
最後はとても切なくなりましたね。日本にはあんな時代もあったんだなぁ、と
思うと同時に、母性と少年の純粋さは変わらないのかもしれない、なんて思いました。

1999/5/31
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©ichiko1998-2001