■今日のたわごとバックナンバー■

■BACK■

2011年4月分
■2011/4/28【thu】
「GANTZ−PERFECTANSWER−」観てきた。観る前から誰もが合点のいくパーフェクトアンサーはきっと無理だろう、と思っていたので、内容については一応納得できたかな、という感じ。私は自己犠牲の話に弱くて、そうゆうシーンがあるとすぐに感情移入して泣けてしまうんだけど、この映画の究極の自己犠牲には、あまりの究極さに涙も出なかった。時世的に愛する人が命を失っていく話は正直辛い、ね。まぁ、ストーリーは置いておくとしても(おい)、アクションは本当に凄い。二宮さんのこんなアクションシーンがたんまり見られる時がくるなんて本当に感慨深い。思えば「8J」でスタントマンの真似ごとをしたときの楽しそうな彼を見て、是非アクション満載のお芝居をして欲しいと思ったのを昨日のように思い出す。大変だったといいながら、きっと楽しんでやってたんじゃないかな、と想像する。ただ暗いシーンが多かったので、今度は明るいドラマでアクション満載みたいなのをやって欲しい。

今春新ドラマ「鈴木先生」が面白かった。私は「熱中時代」や「金八先生」の絶頂期に生徒と同じだった年代で、教師に少なからず憧れて自分でも中学国語の教員免許を持っている。でもここ10年くらいの「金八先生」を見ても当時のようなリアリティさが感じられなくなってしまったのは、きっとこれが「今」の教育現場の実情に近いんだろうな、と思った。私は、子供は利口ゆえに未熟な面を持て余している存在なので大人が理屈で対抗するのは難しい、と思っている。ドラマ内ではあるけれど仰天の言葉が飛び交う(ふつーの?)教育現場が新鮮で面白い。そんな現場教師の鈴木先生もまさに現代っ子なので、これまでの熱血先生とは違うけれど、自分にとっても(←ここ大事)生徒にとってもより良い方法をいろいろ考えて考えて問題に当たる姿は好感が持てる。先生だって人間だ、な鈴木先生のプライベートの一面もこれから面白くなりそう。

フィギュアスケート世界選手権男子、小塚崇彦くん銀メダルおめでとうっ! 正直、ショートが終わった時点でメダルは難しいかな、なんて思ってしまっていたけれど、自らの演技を納得できる形でやれれば、いくらでも結果は変わってくるんだと勇気をもらった気がします。佐藤コーチのオーバーアクションに私も感激(笑)。今期は彼にとっても飛躍のシーズンだったと思う。今後に大いに期待したい。

■2011/4/22【fri】
夏の節電対策について、いろいろなメディアでの特集なんぞも見ますが、そのどれもが既に実践済みな上に、その程度では甘いよ、と思ってしまう私には、去年より更にの節電はかなり難しい。猛暑と言われた去年も一度も家のエアコンは使わなかったので、一度上げれば○%節約なんて言われてもこれ以上減らしようがないし。でも耐え難い暑さの昼間は商業施設などに逃げていたのでエアコンの恩恵を全く受けていないわけではないけれど。やろうと思っていて実践していないのは、1日数十分西日が当たるキッチンの窓によしずを掛けることと、昼間冷蔵庫を開けないように、発砲スチロールに保冷剤と氷を入れた簡易クーラーボックスを、朝のうちに仕込んで飲み物などを入れておく、などは新しくやろうと思っている。政府も電力会社も「原発は安全ではありませんでした、ごめんなさい」と謝らないのが気にかかる。絶対なんて存在しないんだから安全なんてないのにね。実際今原発が稼動していない状態でも節電努力で計画停電もなくなっているのだから、安全性が100%でない原発はいらないのでは。かといって火力に頼るのも良くない。節電は苦ではないので、太陽光発電が乗せられない、風力発電が設置できない小さな家でもクリーンエネルギーを選んで使えるような社会になってくれるといいなと思う。節電気風な社会でも特に困らないかな、と思っていたけれど、近くの銀行ATMが閉まっているのはちと困った。本支店までいかないとお金が下ろせないのは不便だなと。あまり現金を持ち歩かないので、気づくと財布の中は小銭だけしかなかったり。調子のいいときの二宮さん状態(笑)。

今週の驚きといえば、ケンチが結婚した!「カムイ外伝」を観ていて「小雪すげーな」って思ったので、そこで何かしら芽生えても不思議ではないとは思うけれども驚いた。エイプリルフール入籍ってどうよ(笑)。でもまぁ、期待を裏切らないというか実生活でも年上のお相手とだなんて、彼もそのまんまなんだなぁ。そしてこれからもきっとそのまんまの彼が活躍してくれるんだろうな、と思う。

■2011/4/16【sat】
この季節はざーっと雨が降ったかと思うと晴れて乾燥し強風が吹くもんだから、洗車したばっかりの車が次の日には埃でラスタ柄になってるときがよくある(T-T。埃は砂埃だったり花粉だったり。最近は放射性物質なんかも飛んでるのかなぁ、と思ったり。もうだいぶ前に亡くなってる祖母が甲状腺の病気を患ったことがあって、隔世遺伝しやすいなんて聞いたこともあったからヨウ素の放出は気にならないこともないんだけど、たとえここで甲状腺の病気になったとしても原発のせいではないだろうし、生きてるだけで相当なリスクを背負っている訳だから無駄に騒ぐほうが人生損をしてしまう。体に良い美味しいものをバランスよく食べることでリスクを軽減したい。農産物は地元産を食べることが体に良いというのは、季節のサイクルや一日のサイクルが同じだから、同じ土壌で育っている生物という意味で科学的見地より納得できる。地方産はもとより外国産はそれが違うから身体も受け入れるのに抵抗があるんじゃないかしら。たまに食べるならいいけど普段は身体に優しい地産ものを食べていきたい。

自炊していると一人分ということもあり油断するとお魚率が下がりがち。上手に魚を下ろすことも出来ないので切り身を使ったり丸ごと煮たりで旬のものは食べたいと心がけてはいる。そんな私がこの時期、保存も兼ねて作るお魚保存食がイワシの油漬け、所謂アンチョビー。放っとく、がモットーの私の保存食作りに通ずるこれが意外に簡単。小イワシが安く沢山出回るので、それをスプーンを使って三枚に下ろし、フィレに塩をたっぷり振ってタッパーに入れて冷蔵庫で一ヶ月放っとく。すぐに魚醤が出てきてそれに漬かっていれば大丈夫。1ヶ月後に立ち塩水で洗ってオリーブオイルとサラダ油半々に入れた(サラダ油を入れると冷蔵庫保存でも固まらない)ガラス容器などに詰めて月桂樹の葉を一枚香り付けに入れて数日冷蔵庫で放っとけば出来上がり。始め半信半疑で作ってみたけれどこれがものすごーく美味しい。フィレ一枚を荒く叩いてマヨネーズと和えるだけで野菜に絶品のソースが出来る。もちろんバーニャカウダソースを作っても直接パスタに入れても合うし、日が経つとそれだけ熟成も進むので味もまろやかになる。買うとちょっとお高いアンチョビなので自作もオススメ。
まいふぇば活字本更新しました。

■2011/4/10【sun】
地震が起こってから1ヶ月、まだ一日1回は体に感じる余震がある。動物は天変地異が起きる前に何らかの反応を示すなんて言われていたりするけど、うちの猫たちを観察するにさすがに揺れる前に何か反応することはない。でも寝ていてもぐらっとするとすぐぴんっと目と耳を立てて状況を読み、ててっとソファの下に隠れてしまう。たぶんこの行動で生き残れる確率は高くなってると思う。私なんかより全然防災能力に優れている(笑)。

1ヶ月前、なかなか電車に乗って外出しない私が、たまたま有楽町の東京国際フォーラムでの展示会に行っていて地震に遭った。地下で行われていたイベント会場は揺れたんだけど立っていられないほどでもなく、混乱を避けるために出口は塞がれていたけれどその後イベントもしばらく続いていたので、地上では電車が全て止まっているという状況であることに気づくのにちょっと時間がかかった。止まっていたエスカレータを上って地上に出たら某大型電器店の店員が全員フォーラムの広場で整列していて、これはなかなかのことが起こったのかな、と思いつつも建物が壊れている様子はなかったし通る人もみんな落ち着いていたので、首都高に車がなかったり山手線はおろか新幹線まで線路上で止まってる状態なのとお店が開いていたり閉めていたり戸惑っている感じだった気はしたものの事の大きさはあまり感じられず、まぁちょっと待てば電車も動くだろうとその時は思っていた。ただ、この日は風が強く寒くて外にいると凍えそうだったのでフォーラムと地下鉄の連絡通路に、他にも人が沢山いたのでそこで状況を見ることにした。たまにアナウンスで電車の復旧情報などが流れるだけで他に情報がなかったので少し不安になりつつも、家まで歩いて帰れる距離ではないし、都内の親戚の家にタクシーでいくというのも道路事情が全くわからないので得策ではないように思えたのでとりあえず待つしか方法もなく、幸いイベントでノベルティをいろいろもらっていたのと、携帯のひざ掛けやたまたま食料も持っていたのでここで1晩明かしても大丈夫と思いつつも何が起こっているのかわからないのには正直困った。7時過ぎに山手線は今日はもう動かないという放送があって、「諦めるのはえーよ!」と思っていたら昼間いた東京フォーラムの地下が帰宅難民に開放されるというのでそちらに移動。かなりの人数の人がコンクリの床に直に座って待つことに。携帯はつながりにくくなっていたけれど、公衆電話は無料で使えたしトイレもあるし電気も止まってなかったので自販機も使えたのでそうゆう意味では快適(?)空間だったけれど、なにしろそこにいる誰もが状況を把握できてはいなかったので自分がそのときどこにいたのか、これからどこへ帰るかなど見知らぬ人たちと話して情報交換をし合った。一番最初に復旧したのが地下鉄銀座線、大江戸線で、地下に潜るほど復旧が早くて意外だった。地下って意外と地震に強いのかも。その後11時過ぎに池袋まで行く地下鉄が復旧したという放送があって、私の周りには千葉方面に帰る人が多かったので「お気をつけて」と挨拶しあって先に改札に向かった。けれど、駅員にその先の私鉄は今日は動かないと言われ、でもここにいるより少しでも家に近づいた方がいいかな、と考えて移動することに。池袋に着いたものの帰宅難民に開放されている場所についての情報がなかったので、池袋から2,3キロ離れたところにある伯母の家に、携帯の電波状況が悪い中電話して1泊させてもらうことにした。真夜中の国道をひたすら徒歩で帰る人が沢山いるという状況も、今考えると不思議だった。マンションの下まで迎えにきてくれていた伯母の家は、マンションの上の階ということもあって結構揺れたらしく仏壇は倒れるわ、家具は移動するわお酒のびんは割れるわで結構大変なことになっていた。そして私もそこで始めて東北の惨状を知ってびっくりした。とたんに家の様子が心配になり、余震も頻繁にあったり電車の復旧情報がなかなか出なかったりしたのでその夜は眠れず(伯母は眠剤飲んで寝てしまった)、2、3時間うとうとしたくらいで朝イチで駅まで行って運行を確認し、午前中になんとか帰宅することが出来た。心配だった猫たちは「腹減ったにゃー!」と泣き喚いていたけれど、少し吐いたあとがあったくらいでゲージに挟まれることもなく元気で安心した。うちは家具も倒れたりしてなくて私の部屋のガラクタ類(汗)が少し散乱していたくらいで済んだ。それにしても自分がまさか帰宅難民になるなんて思ってもいなかったので、情報が得られない不安や避難場所で過ごす時間などを体験して大変なんだと思いがけず実感することになった。連絡をする家族がいないので自分の判断で動かなくてはならない私でも東京国際フォーラムで阪神大震災を経験した叔母から、大丈夫?メールをもらった時は少し気持ちがぐらついて手が震えてしまった。周りにいた人も口では平静を保っているようなことを言っていても小さく震えている人もいたし不安だったんだと思う。1ヶ月経ってまだ避難生活が続いている方が沢山いる中で、どうか気をしっかりもって早く次のことに取り組める環境が整うことを切に願う。

■2011/4/4【mon】
花は次々と咲き出し木も芽吹き虫も動き出すのを五感で感じる季節。自宅の庭やアトリエにいると生命の営みを日々発見する。自然が動き出すのと一緒にもうそろそろ具体的な復興に向けて大きく進み始めてもいいのではないかと思われるものの、それを阻んでいるのは先行きが見えない原発の進捗が大きい。ここのところの放射性物質漏れでの始末には心痛むばかり。自分も植物を育てているので自然を相手に仕事をしている福島の人たちは本当に気の毒で。今は電気と水道とガスがライフラインなんて言われているけど、昔はどれもなかった。人は土と大気と水がなければ生きていけないのに、それらを自らの手で汚染するなんて、なんて愚かなんだろう。いつだってリスクとリターンは紙一重で、便利な生活に対するツケはこれだけ莫大なものなんだということを改めて知っておく必要がある。このことは誰のせいでもなくて人間一人一人の意識の問題で、今まで知らんふりで使い放題だった人が手のひらを返したように原因を追究して責めるのはおかしいし、間違った情報で被害を被っている人たちに迷惑をかけるのもおかしい。頑張っている人をどうこう言うのももっての外。技術を持たない私は事態が一刻も早く終息するのを祈ることしか出来ない。ただ、便利な生活で自分の首を絞めるようなことのないようにこれからの日々も考えて行動したい。

「Mステ」SP、予定では計画停電夜当番だったので観られないかなと思ったので回避されて素直に良かった。前回の「VS嵐」は観られなかったから。「そんなこともあるんだ」と直前に気づいて、如何にテレビを観られないということに疑問を抱いてなかったのかを思い知った。ひと昔前はビデオなんてものもなかったから観られないこともあったのにね。嵐のライブはステージがシンプルだったということもあったのだろうけれど、久々に息を呑むというかコンサート並みのパフォーマンスで気合が違った気がした。こうゆうときの彼らの一体感は凄いと思う。こうゆう言い知れぬ元気の源は被災地にこそ届けて欲しい。ちなみに週末行われたチャリティーイベント?には参加してません。でも行動を起こしている彼らはこれまた素直に素晴らしいと思いました。電車賃かけなくても募金できるしなぁ、と思ってしまって。帰宅難民を経験してもともと人ごみが得意ではなかったのにそれに拍車をかけてああゆう場に抵抗を感じてしまっているのも事実。こうゆうときこそ経済のためにも消費は大切だとわかっていながら、節約大好きなせいでなかなかお金が使えないジレンマに苦しんでおります(笑)。中越地震のときは東京ドームでチャリティー野球があって、そのときヘイセイジャンプの伊野尾くんと有岡くん、キスマイフットツーの千賀くんと握手した思い出がある。彼らがデビューしたのは感慨深い。「金八SP」では太陽と東新の成長した姿にびっくりし、回想シーンに出まくりだった森雄介がいないのはなんか寂しいという、これが途中から金八をジャニーズ目線でしか見られなくなった私の素直な感想でした(笑)。

■このページの一番上へ戻る■

◆無断リンク・無断転載 厳禁◆
(C)ichiko1998-2011