特定非営利活動法人国際アマチュア無線ボランティアズ(IARV)
平成29年度事業報告
平成30年4月1日

海外事業  本年度は、従来からの支援地域、「モーリタニア・イスラム共和国」においても、携帯電話の普及が進むなど、通信インフラの状況が徐々に改善されてきたため、同国からの無線連絡網に関わる新たな要望はなく、また、スーダン共和国からの無線連絡網建設支援案件も、同国の事情から、要解決の政治的、法規的な諸問題などがあり、特段の進展が見られなかった。なお、平成28年度に当会が行ったモーリタニア・サハラ砂漠地域に対する「既設無線連絡網の保守・点検に関わる技術研修会と無線連絡網補強事業」について、外務省のホームページに平成27年度「日本NGO連携無償資金協力事業」として紹介、掲載された。

国内事業(広報関係) 1)JARL「ハムフェア2017」に当会関係者が11ヵ所のプースで協力: 平成29年9月2日(土)〜3日(日)、東京ビッグサイトで開催された「JARLハムフェア2017」に、当会会員が純粋展示て7ヵ所、一般展示1ヵ所、商用展示1ヵ所、JARL関係2ヵ所の計11のブ-スに参加協力した。また、例年通りハムフェアを訪れた会員同士、互いに、NGO情報や近況報告などを交換しあって友好を深めた。

2)Panasonic広報誌(松愛)より取材:  平成29年11月、パナソニックのOB会向けの広報誌、「松愛」より当会に取材があり、アマチュア無線の技術を活用して、通信インフラの貧しい地域の人たちのために行っている支援活動の様子が同誌、12月号に発表された。記事に添えて、JA1CPS/石塚忠信会員(パナソニックOB)が、パレスチナ自治区の病院屋上で、現地人技術スタッフたちと連絡用無線局を建設している写真も掲載された。

3)「グローバルフェスタJAPAN・2017」の報告:  外務省、JICA、国際NGOセンター共催の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN・2017」が、平成29年9月30日、10月1日の2日問、東京お台場のセンター・プロムナード公園で開催され、当会の友好NGO団体「BHNテレコム支援協議会」はじめ、メジャーなNPO団体や開発途上国各国大使館、青年海外協力隊OB会などが出展し、会場は若い人たちの熱気で一杯の感じだった。

総会・理事会報告 1)第43回理事会報告:  当理事会は、平成28年5月29日に行われた第13回通常総会終了後、「平成28年度~平成29年度の理事長を選出する」ため開催されたもので、参加理事9名により、林義雄理事が理事長に選出された。任期は平成28年6月23日より2年間。

2)第44回理事会報告:  平成29年4月4日、文書による理事会が開催され、「平成29年度の事業計画案と活動予算(収支予算)案」を審議し、参加理事全員から異議なく承認された。

3)第45回理事会報告:  平成29年4月11日、鈴木稔監事、関義則監事による会計並びに業務監査が行われ、特段の指摘事項もなく無事終了。これを受けて4月21日文書による第45回理事会が開催され、「平成28年度事業報告書案と同活動計算書(収支決算書)案」が審議され、在籍理事11名全員から議決連絡書を頂き、10名の方が「当議案を承認する」、1名の方が「承認しない」旨の連絡を頂いた。その結果、定款36条の3の規定により、当議案は承認された。

5)第46回理事会報告:  平成30年3月25日、文書による理事会が開催され、「平成30年度の事業計画案と活動予算(収支予算)案」を審議し、参加理事全員から異議なく承認された。

その他 1)駐日モ-リタニア大使の交替:  当会の支援対象国の一つとして関係の深いモ-ーリタニア・イスラム共和国の駐日大使、ヤヒヤ・ンガム閣下が、任期終了のため2月22日に離日された。新任の大使の赴任は、就任手続の関係で4月以降となる見込み。

2)日本バレスチナ医療協会の解散:  当会の友好NGO団体、「日本バレスチナ医療協会」(現「アル・ジスル」)が、平成30年3月31日を以て解散した。同会は、1986年、国際ジャーナリストの芝生瑞和(しぼう・みつかず)氏により設立され、バレスチナ自治区の医療支援活動を行ってきたが、この度、当面の使命を果たしたとして解散したもの。当会(IARV)は、設立当初から、芝生代表に協力して、ガザ地区やヨルダン川西岸地区の医療用無線連絡網建設支援を行ってきた。また、PLOアラファト議長の要望により、同国初の総選挙に、選挙本部と各投票所を結ぶVHF連絡網の建設にも協力したが、たまたま、国際選挙監視団団長として現地を訪れていたJI1KIT/小渕恵三氏(当時外相)から激励のお言葉を頂戴した。残念ながら、2005年、芝生代表が急逝し、以後、同会は「アル・ジスル」と名称を変更し、「日本とバレスチナを結ぶ情報の公開業務」を続けてきたが、諸般の事情により解散に至った。

3)平成29年度は下記の方々からご支援、寄付金、機材のご寄贈などを頂きました。こにお名前を掲載して心から御礼申し上げます。 (順不同・敬称略)外務省国際協力局民間援助連携室、独立行政法人国際協力機構(JICA)、駐日モーリタニア・イスラム共和国大使館、アルインコ株式会社、サガ電子工業株式会社(小柳謙治社長)、ハムランド(斉藤幸男社長)、ニューデリバリージャバン(須賀聡代表)、(特)BHNテレコム支援協議会(佐藤征紀理事長}、(特)日本カンボジア友好協会(北村哲男理事長)、村田吉隆(元衆議院議員・日本体育大理事)、稲葉全彦(JA1AI)、川合信三郎(JA1FUY)、関義則(JR1GDR)、佐藤篤(JA2IHL)、赤堀雅美(JA2KYC)、逢坂勝(JA5QGO)、中西洋夫(JA1CQT)、木場義勝(JK1KHT)、高野伸二(JF1XEK)、ACSPT(チシット文化福祉促進協会:リマム・アハメド代表・当会のカウンターパート)