特定非営利活動法人国際アマチュア無線ボランティアズ(IARV)
平成28年度事業報告
平成29年4月1日

海外事業
モーリタニア・イスラム共和国に対する「既設無線連絡網の保守・点検に関わる技術研修会と無線連絡網補強事業」
当会は2000年より十数年間にわたり、西アフリカ、モーリタニア・イスラム共和国に対し、首都のヌアクショットとサハラ砂漠の僻地村落を結ぶ緊急用・医療用連絡無線網(固定局70局、移動局20局)の建設支援を実施してきたが、2014年10月にモーリタニア保健省の要請で行った無線による「医療向上セミナー」の際、送信されたドクターの講義の内容が一部の無線局では聞き取れないとの報告を受けた。その後、カウンターパート(ACSPT:チシット文化福祉促進協会)の調査により「原因は、無線局の構成部品の劣化や破損のためと判明し、現地の技術力、資金力だけでは問題を完全に解決することが難しい。」と日本側の支援を要請してきた。当会は諸事情を慎重に検討した結果、「この際、無線ネットワークを全面的に点検し、不具合箇所の補修と、村落局の管理担当者を集めて保守点検技術の研修会を開催して、無線網全体の補強と活性化を図ること」が必要と判断、上記案件について、平成27年11月13日付で外務省民間援助連携室に助成金の申請を行った。幸い、同年末に申請が受理され、平成28年3月23付で助成金、11,901,842円が支給された。当会はこれを受けて、先ず平成28年5月16日〜 30日の15日間、萩原政幸会員(プロジェクト・リーダー)と逢坂勝会員(プログラム・コーディネーター)の2名をモーリタニアヘ派遣し、現地の状況を確認し、調査情報をカウンターパート(ACSPT)と共有して検討を行った結果、再度、萩原政幸会員(プロジェクト・リーダー)、赤堀雅美会員(テクニカル・チーフ)逢坂勝会員(テクニカル・スタッフ)の3名を8月2日より9月2日の1ヵ月間、現地に派遣して、ACSP丁スタッフ及び技術研修会を受講した村落局管理者らと協力して35局の村落局の補強と活性化の作業を行った。また、併せて首都の中央局の再整備とチシット地域にさらに連絡用の固定局1局を増設した。(IARVホームページのトップに関係画像あり)

国内事業(広報関係)
1)JARL「ハムフェアー2016」に当会関係者が10ヵ所のブースで協力:
 平成28年8月20日(土)〜 21日(日)、東京ビッグサイトで開催された「JARLハムフェア2016」に、当会会員が純粋展示6カ所、一般展示1所、商用展示1ヵ所、JARL関係2ヵ所のブースで参加協力した。また、同フェアを訪れた会員同士、互 いに、NGO情報や近況報告などを交換しあって友好を深めた。
2)「第10回母子手帳国際会議」報告:
 国際母子手帳委員会主催による「第10回母子手帳国際会議」が、平成28年11月233日〜25日、東京青山の国連大学ウ・タント国際会議場で、秋篠宮妃殿下をお迎えして、32ヵ国を含む200名の関係者により開催され、 IARVを代表して山上淑子会員がA fricaグループ(カメルーン、ウガンダ、ブルンジ、アンゴラ、ケニア、セネガル、 ガーナ)に参加し、意見交換を行った。(参考資料:IARV情報2016、12、1)
3)「グローバルフェスタJAPAN・2016」の報告:
 外務省、JICA、国際NGOセンター共催の国際協カイベント「グローバルフェス タJAPAN・2016」が、平成28年10月1日(土)、2日(日)の2日間、東京お台場センター・プロムナード公園で開催され、例年通り、当会の友好団体「BHNテレ コム支援協議会」はじめ、メジャーなNGO団体や開発途上国各国大使館、青年海外協力隊OB会などが出展しており、会場は若い人たちの熱気で一杯の感じだった。
4)ホームページの新編纂とIARV関係映像DVDの貸出:
 JA5QGO/逢坂勝会員(IT担当スタッフ)により、ホームページのタイトル画像が新しく編集され、過去、当会が支援活動に併せて現地からQRVしたDXサービスのQSLカードなど、十数枚が本―ムページの扉に新しく掲載された。
また、当会の支援対象地区の西アフリカを紹介した映像と当会の友好NGO団体「日本 カンボジア友好協会」の馬淵直城氏(国際フリーカメラマン)の撮影した「プノンペン陥落」と題する映像も併せてDVDに編集し、当会会員に貸出すことになった。

総会・理事会報告
1)第40回理事会報告:
 平成28年4月12日、文書による理事会が開催され、平成28年度事業計画案と活動予算(収支予算)案を審議し、参加理事全員から異議なく承認さ れた。
2)第41回理事会報告:
 平成28年4月12日、鈴木稔監事、関義則監事による会計並びに業務監査が行われ、特段の指摘事項もなく無事終了。これを受けて4月21日文書に よる第41回理事会が開催され、平成27年度事業報告書案と同活動計算書(収支決算書)案が参加理事全員により異議なく承認された
3)第42回理事会報告:
 平成 28年度は役員 (理事、監事)の改選の年に当たるため、通常総会に提議される役員選任議案並びに定款20条に関わる人事(顧間、事務長、参与)案について、5月6日、文書による理事会が開催され、現役員全員の重任と川合信二郎顧 間、島村勉事務長並びに伊藤寧夫参与、安田晃央参与の委嘱案が承認された。
4)第13回通常総会報告:
 第13回通常総会が下記により開催された。
1.日時と場所: 
 平成28年5月29日、14:00〜 16:00
 品川区立五反田文化センター第5会議室(品川区西五反田6-5-1)
2.正会員の総数及び出席者数:
 平成28年5月1日現在の正会員総数は44名。
 総会出席者数、36名(内、書面により表決権及び議決権行使書を頂いた方が28名)
3.審議事項:
 第1号議案、平成27年度事業報告・同活動計算(収支決算)案。
 第2号議案、平成28年度事業計画・同活動予算(収支予算)案。
 第3号議案、役員並びに定款20条に関わる人事
4.議事の経過及び議決事項:
 最初に、司会のJA1CQT/中西洋夫氏により「本通常 総会の出席者数が定款第27条の定足数を満たしたので、当総会は成立した旨」宣言があり、議事に入った。
 議長の選出:定款第26条によりJA1UT/林義雄理事長が議長に選出された。
 第1号議案:JA1CPS/石塚忠信理事により議案内容が説明され、次いでJR1GDR/関義則監事から監査結果の報告があり、当議案は賛成多数で承認された。
 第2号議案:林義雄理事により議案内容が説明され、賛成多数で承認された。
 第3号議案:定款第14条により第42回理事会で承認された現役員の方々の重任及び 定款20条に関わる人事案が、賛成多数で承認された。
5.議事録署名人:議長より当総会の議事をまとめるに当たり、議事録署名人の選出が提 議され、JA1IFD/藤村時彦氏、JH1XUP/前田吉美氏が選出された。また、総 会の議事を記録するため、JG1KGX/田代陽一氏が書記を務めた。
 総会終了後、モーリタニア大使館から提供された「世界遺産に登録されたサハラ砂漠の 古都市」のDVD画像を全員で鑑賞した。 5)第43回理事会報告:上記総会に出席された理事9名(内、書面に.よる委任状参加者6名)により、平成28年度〜平成29年度の理事長を互選する第43回理事会が開かれ、 林義雄理事が理事長に選出された。なお、当理事会の議長は定款第37条の3の規定によ り、理事以外の正会員、JA1IFD/藤村時彦氏が務めた。

その他
 平成28年度は下記の方々からご支援、寄付金、機材のご寄贈などを頂きました。ここに お名前を掲載して心から御礼申し上げます。
(順不同・敬称略)外務省国際協力局民間援助連携室、独立行政法人国際協力機構(JICA)、駐日モーリタニア・イスラム共和国大使館、アルインコ株式会社、サガ電子工業 株式会社(小柳謙治社長)、ハムランド(斉藤幸男社長)、ニューデリバリージャバン(須賀聡代表)、(特)BHNテレコム支援協議会(佐藤征紀理事長}、(特)日本カンポ ジア友好協会(北村哲男理事長)、村田吉隆(元衆議院議員・日本体育大理事)、稲葉全彦(JA1AI)、川合信二郎(JA1FUY)、関義則(JR1GDR)、岩井仲―(JH1EMT)、萩原政幸(JE1MHP)、赤堀雅美(JA2KYC)、逢坂勝(JA5QGO)、中西洋夫(JA1CQ丁}、井元信夫(JH1FBC)、木場義勝(JK1KH丁)、高野伸二(JF1XEK)、酒巻和夫(JO1WSH)、岩問孝文(7N4PHM)、ACSPT(チシット文化福祉促進協会:リマム・アハメド代表)