情報セキュリティ(基礎)    
情報セキュリティ


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■機密情報の流出経路


 個人情報や営業秘密等を含む機密情報が流出するケースとして主なものは次のものが考えられる。

 1.外部媒体

   FD, MO, DVD, USBなど外部記憶媒体によりデータをコピーして持ち出す。

   →ネットワークトラフィックを監視して、大量データがコピーされた時に
     検知する仕組みを導入。ただし、個人毎の通常データの計測が必要。

   →重要情報は一度で大量に持ち出せない仕組みとする(例:1度に10件のみ抽出可能)

   →USB無効化ツールなどPCに外部媒体を接続できないようにする(周辺機器の接続を禁止)。

   →セキュリティ区画※では外部媒体の持ち込み禁止とする。

    ※セキュリティ区画:セキュリティの重要性にあわせて、物理的に空間を定義する。

        1) セキュリティ制限区画  :重要サーバなどコンピュータを設置
        2) 業務区画          :業務フロアなど
        3) 一般区画          :ロビーや受付など



 2.ファイル交換ソフト

   ファイル交換ソフト※により意図せずにパソコン内の重要情報が流出することがある。

   ※Winnyや山田オルタナティブ、Share(シャレと読む)

   →ファイル交換ソフトはインストールしない運用手順として徹底する。
    また、個人所有のPCを会社のネットワークに接続しない。
    自宅で個人所有PCをネット接続中に、ファイル交換ソフトが勝手にインストールされる
    ケースもある。


 3.メール

   メールに重要データを添付することで重要データが流出する。

   →抑止効果としてメールアーカイブ※を事前に広報する。

    ※メールアーカイブ:送信メールと受信メールのすべてをサーバ上で
              記録(ロギング)し、データ流出などインシデントが
              発生した時に、調査し流出経路を特定する。

   →検出機能として、メールアーカイブなどを使いキーワードを設定し
    合致(ヒット)した時に、そのメールを送信しないようにする。
    意図的な機密情報流出に加えて、誤送信などの防止にも役立つ。

    検出対象・・・メールヘッダ、サブジェクト(題名)、メール本文


 4.メール以外(ftp, telnetなど)

   あるコンピュータにあるデータをネットワークと通じて別のコンピュータに
   送付するツール(コマンド)によってデータがコピーされてしまう。

   →社内ネットワークとインターネットとの間にはファイアーウォールが
    設置(通常)されセキュリティを確保している。このファイアーウォールの
    フィルタリング設定でFTPサービスを遮断するのも一つの手段である。


 5.盗難・紛失・置き忘れ

   持ち出したPCなどを紛失・盗難などにより外部へ流出する。
   営業活動などノートPCを持ち出すことは不可避となっているため可能性は高い。

   →紛失・盗難・置き忘れなどに気をつけることがまず大事。
    しかし、人が持ち歩きするものであるから、避けることはできない。

    パスワード認証を設定する。段階として次のことが考えられる。

     ・BIOSでのパスワード設定
     ・ハードディスクのパスワード設定※
     ・OSのパスワード設定
     ・ファイル毎のパスワード設定(リード・ライト設定など)

     →承認者の事前承認、持ち出し管理簿の運用など、持ち出しと返却の徹底を図る。

     ※ハードディスクを物理的にとりだして、別のPCに接続してデータを読み出す方法への対策


 6.一般区画における会話

   公共の場(公開区画・一般区画)で交わされる会話が第三者に聞かれてしまうと重要な情報が
   漏れる可能性がある。社内であってもロビーなど一般区画とされる場所での会話も同様である。

   →重要な情報を話す際には十分に気をつける。
     実状にあったセキュリティ教育※などを継続的に開催し、社員への徹底を図る。

    ※セキュリティ教育:情報セキュリティポリシをベースとして、定期的に
              実施する教育。1度やればOKというものではない。


 7.ショルダーハッキング

   昼休みなどで離席する際に、重要ファイルを開いたままにすると、
   第三者にそのデータを見られてしまうことがある(ショルダーハッキング、覗き見)
   同じことが設計書などの文書にも言える。

   →クリアデスク※やクリアスクリーン※を徹底する。

    ※クリアデスク  :机の上の文書を開いたままにせずに引き出しにしまうなど
              整頓された状態にすることで、他の人に見せないようにする

    ※クリアスクリーン:クリアデスクと同様にパソコン上の文書を開いたままに
              せずにアプリケーション等を閉じた状態にする

   離席時の安全策として、スクリーンセーバーの「スタンバイ復帰パスワード」の設定をする。



 8.印刷出力

   重要データをプリントアウトして持ち出す。

   →印刷記録を残す機能があるプリンタの場合は設定を有効にする。

    記録内容・・・印刷者、内容、時刻、印刷理由

   また、共有プリンタに出力してとりに行くまでに、第三者の手に渡る。

   →セキュリティプリント※を利用する。

    ※セキュリティプリント:プリンタの高機能として印刷する前に本人に暗証番号
                入力を求めるもの。本人がプリンタの前に行った時に
                出力されるので、他の人には見せたくない場合などに有効である。


 9.FAX誤送信

   重要データをFAXで送信する際に、別の番号へ送信してしまう。

   →送信後は、送信相手にFAXが到着したことを必ず確認する。



10.廃棄PCや廃棄用紙

   不要となったPCや印刷ミスなどのコピー用紙などを処分する際は十分注意が必要となる。

   廃棄PCのハーディスクは物理的に破壊するか、専用のデータ消去ツールを用いて消す。

    ※1111ばかり等意味のないデータを上書きするツール。OSの削除コマンドは実態が残り、
      データ復元ツールにより簡単に取り出すことができるようになるため、この対策が必要。

   印刷ミスなどの紙ベースの文書は、細断処理をするか専門の業者に委託する。
   委託業者とは秘密保持契約(NDA)などを締結することが求められる。







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