●Windows Meインストールにおける光学ドライブレスインストールの秘術
MS-DOSから発展してきたWindows Meのインストールはフロッピーディスクから「日本語MS-DOS」を起動して(作成方法は**参照)、光学ドライブ上の「セットアップCD」にアクセスしながらOSをインストールするのが基本だが、マシン構成によっては光学ドライブが認識できないという場合がある。
この場合、起動ディスク上のCONFIG.SYSを改変し、マシンの光学ドライブに対応するのが通常の方法なのだが、現在MS-DOS用のデバイスドライバは供給されていないことがほとんどなので、別の回避策を考える必要がある。
回避策として一番まともなのが、「ハードディスクセットアップ」と呼ばれる、セットアップファイルをあらかじめハードディスク上において、「SETUP」コマンドを実行する方法だ。
具体的には他OSを起動して、セットアップCDの「WIN9X」フォルダをハードディスク上にコピーしておく。
なお、Windows Meは「NTFSファイルシステムにアクセスできない」という特性を持つので、当然セットアップCDの内容をハードディスクにコピーする場合は「FAT32ファイルシステム」領域である必要があり、また互換性を考えると、「FDISKで確保した、FAT32ファイルシステム領域」以外は、インストールが保証されない。
※Windows MeのセットアップCD。セットアップに必要な「WIN9X」フォルダをハードディスク上にコピーする。コピー先は、FDISKで確保したFAT32ファイルシステム領域が望ましい。
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