●今のOSを消さないでマルチブート環境を構築する術
マルチブート環境の構築は、「マルチブートソフト」を導入、購入する必要がある。
「マルチブートソフト」には「システムコマンダー」があるので、この章ではこの「システムコマンダー」を例にとって、マルチブート環境の構築を説明しよう。
なお、マルチブートソフトそのものの特性は、タイトルによって変化するものではないが、実際のOSセットアップ方法などは、タイトルやバージョンによってここで説明する構築方法と異なる場合があることは述べておく。
#「システムコマンダー」パッケージ
※市販マルチブートは数少なく、その中でも歴史がありメジャーなのが「システムコマンダー」だ。
マルチブートソフトはマルチブートを実現するために、マスターブートレコードに書き込む「OS起動セレクトメニュー(マシンを起動すると、最初にOS選択画面)」や「パーティションツール」を付属している。
マルチブートにおいてOSセレクトが簡単なほか、構築の際に現在のOSやデータを消去することなく実行できるのが特徴だ。
なお、パーティション知識さえあれば、「マルチブートソフト」を導入しないでも、マルチブート環境を構築することは可能だが、かなり難しくリスキーな構築になる(**参照)。
※マルチブートソフトの「OS起動セレクトメニュー」。起動時に任意のOSを選択して起動することができる。ちなみに、後に説明する「手動構築マルチブート」では、このような芸当はできない。
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