●システムクラッシュ時に役立つマルチブート術
マルチブートはOSを切り替えられると書いたが、これは「OSクラッシュ時」にも活躍できる。
通常のシステムであれば、OSが起動しないという問題が起こった場合は、データを救い出す手段がなくなるが(回復コンソールなどもあるが、一般的にコマンドでデータを救い出すことはないだろう)「マルチブート」であれば、1つ目のOSが死んだら2つ目のOSを起動して、データを救い出すことはもちろん、2つ目のOSで作業続行することも可能だ(ただし、ハードディスクが物理的にクラッシュした場合等は当たり前だが不可能だ)。
なお、上記はあくまでも「マルチブートソフトを利用したマルチブート環境構築」の場合であり、「ソフト依存しない手動構築マルチブート」の場合、OSが飛んだときにOSセレクトができなくなるので「FDISK」コマンドによる対処などが必要になる。
◎OSクラッシュ時にも作業続行
図070104
仮に1つ目のOSにトラブルが起こっても、2つ目のOSから起動して作業を続行、あるいはデータのバックアップを実行できる(ただし、システムのクラッシュ度合いによる)。
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