★公立小中学校のピアノ★
音楽室のピアノは、想像以上にに過酷な条件下に置かれています。
一般的にピアノのメンテナンスは年1〜2回とされていますが、音楽室のピアノは年3回のメンテナンスが理想です。 使用頻度の高さ、生徒による乱暴な扱い、砂埃の多さなど、非常に過酷な状態の中で使用されています。

公立の小中学校では自治体によって調律や修理を行う際の手続きが異なります。 ピアノ工房【元】では多くの事例により煩雑な手続きにも対応できますので、手続きや支払い方法に関することも遠慮なくご相談ください。見積りは基本的に無料で行います。

※対応地域は基本的に、埼玉県、東京都全域(島嶼を除く)になります。

エアコンのない音楽室では窓を開放したまま授業を行うこともあります。これは校庭や周囲の砂やホコリが大量に音楽室に入ってきて、ピアノの内部に付着するということになります。写真のように筐体内部に刻印された文字が見えないほどにホコリが溜まっていることもあります。こうなってしまうとまともな音は出なくなり、各部品の寿命も短くなってしまいます。

先生が来る前に生徒が交替で「ネコふんじゃった」を弾きまくるという光景を皆さんも思い浮かべることはできるでしょう。先生が見ていないときの生徒のピアノの扱いは極めて乱暴です(そうでない学校もありますが)。特にフタの開け閉め部分や、固定するピンは破損しやすくなります。フタの固定ピンが折れてしまうと思わぬ怪我につながることもあります。早めに修理しましょう。。

ホコリが溜まることで各稼働部品が動作するときに多くのストレスがかかります。本来何もないはずの空間がホコリで埋まっているために、そのホコリを潰しながらハンマーや鍵盤を動くことになり、音質的にも寿命にも悪い影響を与えます。

使用頻度の高い音楽室のピアノのハンマーは表明に現跡がついてレスポンスが悪くなりがちです。もちろん部品を交換することで対応はできますが、それには相応の費用が発生します。左の写真は部品を交換するのではなく一度表面の現跡を取り除き、削ることで再生する作業の途中段階です。ハンマー1つずつへの丹念な作業が要求される作業です。


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