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コスプレイヤー

追想  その1


文・撮影 古川卓也

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賭ケグルイ

『賭ケグルイ』がいかなる学園ドラマとして展開してゆくのか、賭博と権力にまみれた下克上のような陰惨な世界でも始まるのだろうか。このような学園ドラマのアニメが存在していること自体、何だか奇妙な予感がしてならない。興味が湧くかといえば、わたしには全く興味が湧きそうにない。せめてYouTubeで動画確認くらいしなければ何も言えないのだが、食わず嫌いもよくないので、しばし鑑賞してみることにしよう。

う~ん、いろいろ観てみたけれども、忍耐が必要のようで、ギブ・アップ。ギャンブルに全く興味が湧かないのは、年齢のせいなのか。人気らしい学園ドラマのようなのだが、賭け事に興味が湧かない原因は、現実に存在する裏の世界を見て知り過ぎたせいかもしれない。自分がもっと子供時代のときであれば、興味も湧いたかもしれない。事実は小説よりも奇なりで、そんな世界で多く時間を過ごしてきたからかもしれない。賭博で縊死する者や、身内を破壊してしまった者、狂ってしまった者、借金地獄から抜けられない者、生まれ変われると信じて自殺する者、人の善意や恩を仇で返す者、犬畜生にも劣る人間の皮を被った悪党、厚顔無恥にして鉄面皮なる非情の世界に跋扈暗躍する背広姿の紳士風守銭奴、そんな外道の住む沼地から抜け出た者だけが知る、暗澹とした世界と平穏に暮らせる世界。賭博や投資に明け暮れる人間のつまらなさ、勝敗や地位や身分や財力に明け暮れる狭隘な人達のつまらなさ、彼らの考え方を逐一聞いていると、いかに味気のない人間観しか持っていないかがよくわかる。あまりのつまらなさに時間がもったいない気がするので、わたしは私流に避けて来た。他にやらなければならないことがたくさんあるので、与えられた残りの人生には、わたしなりの充実した時間を過ごしたいと思うだけなのである。

だが、純粋な遊び心から仮装してコスプレを楽しむ今の若者たちの余興には興味がある。そこには何かしらの個々人の表現したい意思を感じるからである。キャラクターへの想いがそのまま自分の分身となってゆくのであろうか。それがかりに失敗だとしても、恥じるようなことではない。人間はアニメのようにはならない。しかし、アニメ以上にカッコイイ場合もある。何となく温かくて、鋭い眼差しから笑みに変わるときのやさしさは、美しい。そこから聞こえて来る無意識で発する言葉にも、やさしさがみられる。レイヤーとの会話はわたしにとってとても大事だ。どんな思いがそこにちりばめられているのか、一つ一つの言葉に耳を傾ける。そこからささやかに聞こえて来る声は、こ気味良い。コミュニケーションというより、自分がどれだけレイヤーの気持ちを理解できるかが大事なようだ。世代間のギャップは致し方ないが、芸術的表現や色彩アート感覚、アニメ感覚としては、いくらかは引き出せるのではないかと思っている。レイヤー側としては退屈かもしれないが、撮影する側としては、ディティールの細かさだけでなく、どうしてもキャラの内面まで表現力を求めてしまうので、単なるカメラマンとしては終わりたくないのだ。作られていない一期一会の「一瞬」の表情は逃したくない。自然体とポートレイトの融合であるが、カメラ機材やレンズの性能まかせのような偶然はあまり頼りたくない。もちろん一級の機材やレンズの醍醐味には劣るかもしれないが、小説を書く文筆家がこだわる世界の写真もあってはいいのではなかろうか。


『賭ケグルイ』 ~ 桃喰綺羅莉


桃喰綺羅莉は私立百花王学園第105代の生徒会長であり、3年華組に在席。蛇喰夢子(じゃばみゆめこ)と並ぶ最強のギャンブラーである。ところで、今回の撮影においては、アニメの綺羅莉のようにはトランプさばきがあまり得意ではないようで、綺麗な扇状にはうまく拡げられなかったが、そこが可愛いところでもあり、むしろ灰色帯びた薄青色の美しいマニキュアに注目した。それと、眼に装着したブルーのカラーコンタクトは通常の瞳外縁によくあるリングのカラコンとは違って、リングが見られない高級カラコンらしい。一緒に撮影した黄泉月るな(よもつきるな)が教えてくれた。トップ画像の桃喰綺羅莉会長の横顔の瞳にも注目していただきたい。

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おそるべし世界と、おぞましい世界とは、比喩が微妙に違うものの、県政資料館ではいくつかのグループと出会い、ここではインパクトのあったレイヤーさんたちの印象から紹介してみたい。『賭ケグルイ』に続いて、『第五人格』も強烈であった。また、最初に声掛けした『家庭教師ヒットマンREBORN !』のメイクも忘れ難い印象だったので画像も大きくしてみた。


コスプレイヤー  追想 その2

(2020/06/16)
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制作・著作 フルカワエレクトロン

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