FF5ネタ集


ここではFF5で得られた気づきにくい仕様、
不可解な仕様、バグを紹介する。

○リターンを使わずに低確率アイテムを盗む

アイテム欄がいっぱいだとアイテム欄に無いアイテムは盗めなくなる。
これを利用すれば欲しいアイテムが盗めるまでひたすら粘ることができる。
ただし、255盗みや99盗みのほうが効率がいいのでお勧めできない。

アイテム欄を手早く一杯にするには、
あらかじめ装備可能で数が十分多い武器を2種類アイテム欄最上部に配置しておき、戦闘中に装備を交互に変更するとよい。
最も効率がよいのは二刀流可能なキャラで、片手装備可能な武器A、Bを大量に用意した場合で以下の作業を繰り返し行えばよい。
1.武器Aを選択→右手を選択(右手が武器Aに)
2.右手を選択→武器Bを選択(右手が武器Bに)
3.武器Bを選択→左手を選択(左手が武器Bに)
4.左手を選択→武器Aを選択(左手が武器Aに)

二刀流ができない時はアイテム欄の左上(右上も可)に縦に2種類配置して、上の1、2を繰り返す。
この場合は両手武器や盾でも可能。
アイテム欄が一杯になったら装備を変更できずに警告音が出る。

使える対象例:
・すべてをしるもの(高確率:ポーション、低確率:コルナゴの壷)
戦闘前にポーションを使い切った後で、戦闘中に装備変更でアイテム欄を一杯にし、力の杖で殴り、あとはひたすら盗む。
リターン→バーサクの手順が要らなくなるので選択ミスが無くなり効率的。

・ものまねし ゴゴ(高確率:皮の服、低確率:金の髪飾り)
手持ちの皮の服はあらかじめ装備するか売っておき、戦闘中に装備変更でアイテム欄を一杯にし、あとはひたすら盗む。
リターンによるタイムロスがないので効率的。

・ファルファレッロ×5(高確率:スピードドリンク、低確率:リリスのロッド)
5体全てからリリスのロッドを盗むことも可能。

使えない対象例:
・タイタン(高確率:ポーション、低確率:大地のハンマー)
この時点では大地のハンマーを取れないので駄目。

・アポカリョープス(高確率:エリクサー、低確率:巨人の籠手)
巨人の籠手はここでしか取れないので駄目。


○どくろイーターを「とらえる」

HPが1なのでで通常は「とらえる」ことができないが、
時間発動のダメージでHPを0にして、死亡判定される前に「とらえる」を当てればとらえることができる。
ただし、コルナゴの壷を装備していないとHP0の敵はとらえることができない。

SFC版の場合は毒ダメージを利用することで「とらえる」ことが可能。
毒のダメージ直後(死亡判定前)に「とらえる」を当てればよい。

GBA版ではどくろイーターへの毒ダメージはSFC版と違い0になるので同じ方法は通用しないが
GBA版の追加要素の「せんこく」を利用することで「とらえる」ことができる。
(「よげん」でも可能と思われるが未検証)
宣告のダメージ直後(死亡判定前)に「とらえる」を当てればよい。

具体的な例はそれぞれのネタのページを参照のこと。


○ダメージ関連の判定順

攻撃の補正順序の推測。
同じ数字は順序不明。

・物理武器における攻撃力の補正
1.ハイパーリスト(+10) *GBA版追加要素
2.乱数による補正
3.MP消費特攻補正
3.剣の舞(x2)
4.こびと、蛙(3固定)
5.バーサク(x3/2)   *SFC版ではこびと、蛙時のバーサク補正は実質無し
6.魔法剣フレア(+100)

例えば、
こびとで魔法剣フレアが掛かっている時は103(=3+100)になる。

・物理武器における攻撃倍率の補正
1.後列補正(x1/2)
2.りょうてもち、ためる、槍ジャンプ、つるぎのまい(x2)
3.プロテス(x1/2)
4.ぜんぎり(x3/4) *GBA版追加要素
5.クリティカル、種族特攻(x2)

・魔法攻撃における攻撃力の補正
1.乱数による補正
2.全体化(x1/2)
3.属性強化(x3/2)
3.種族特攻(x8)


○エフェクト省略

全体がけで二体以上の対象を選択後、その対象が全ていなくなっても、
自動的に残りの対象に移ることは無く、魔法の場合は「こうかがなかった」になる。
また、敵が居ないタイミングで全体掛けを選択した場合も同じ。
連続魔で一撃目の全体魔法が上記理由により「こうかがなかった」となった場合。
2撃目のエフェクトがダメージ表示も含めて省略される。
例外として、フェニックスの場合は天使エフェクトが発生してダメージを与え、復活部分のエフェクトが無くなる。

例えば、
デフイータを倒してモルトラップが出現する前に1回目連続魔で敵複数掛けを選択し、その後に2回目の魔法を選ぶ。
トンベリが移動する瞬間に1回目連続魔で敵複数掛けを選択し、移動完了後に2回目の魔法を選ぶ。
ムーバーに対して、隊形変化前に1回目連続魔で敵複数掛けを選択し、隊形変化を待って2回目の魔法を選ぶ。
または、味方全員に「かくれる」を持たせて、
1ターン目、2人隠れた後、3人目は隠れず、4人目は連続魔で味方全体+適当な魔法。
2ターン目、2人現われ、2人隠れ、隠れキャラを入れ替える。
3ターン目に「ものまね」をする。

ただし、SFC版だと、2発目が単体対象の魔法の場合、
以後単体攻撃が「こうかがなかった」になってしまうことがあるので注意。

うまくすれば暗転なしでリターンしたり、テレポで逃げ出すところまで見られる。

また、連続魔でデジョン→メテオの順で使用し、デジョンが成功し、
メテオの最初対象がデジョンの対象になると、
メテオのエフェクトがダメージ表示も含めて省略される。
デジョンの他にデス・ブレイクでも可。


○メテオの性質

・ものまねでもMPを消費し、MPが足りないと発動しない。
・MPが切れていても「MPが足りない!」と表示されない。
・沈黙していても「こうかがなかった」と表示されない。
・連続魔の2回目に設定していても最初にMPを消費する。
(行動時にメテオ分のMPが不足していて、1回目がアスピルでMP補給をした場合でも不発)
・連続魔2回目に設定していた場合、消費MPが1回目の魔法の物になる
 (「ものまね」時も同様、GBA版修正済み)


○フェニックスの性質

MPが足りなくても蘇生効果は発生する。


○ダメージのオーバーフロー

一撃のダメージ量が65535を越えると0にループする。
攻撃力を調整して自分に「ゴブリンパンチ」を使うと容易に起こせる。


○MP吸収のオーバーフロー

マジックポットに「りゅうけん」をつかうと9999もMPを吸い取れる。
(SFC版の場合は一度エーテル等でMPを9999にしてやらないと吸えない)
これは、りゅうけんのMP吸収攻撃力-マジックポットの魔法防御/32=4-7=65533として扱われていると思われる。


○空欄使用

武器使用後に「ものまね」をすることで「すで」や空欄を使用できる。
逆の手に武器を装備していれば空欄に、そうでない場合は「すで」になる。
空欄は魔法剣ファイアの効果がある。


○武器使用の対象変え

「ものまね」によって前の行動者が使った武器の攻撃対象そのままに自分の装備している武器の効果を発動できる。
炎のロッド単体がけやまさむねの敵全体がけなどができる。
ただし、光の杖や裁きの杖を全体掛けすると、SFC版ではフリーズするので注意。

[参考:使用効果の無い武器の対象]
・選択不可(敵単体固定)
 デモンズロッド以外のGBA版追加武器。
・味方/敵・単
 いやしのつえ、ちからのつえ
・敵/味方・単
 ロッド、フレイル、鞭、弓、投擲、ベル系全般
 スピア、ジャベリン、ミスリルハンマー、デスシックル、きょじんのおの、かぜきりのやいば
 ルーンブレイド、フレイムタン、ブラッドソード、エクスカリパー、エンハンスソード、ブレイブブレイド
 ダンジングダガー、とうぞくのナイフ、チキンナイフ、マンイーター
・敵全(右を押すと単に変化)
 竪琴系全般
・自分
 その他武器


○装備交換カウンターバグ

行動選択中に武器を持ち替えて行動選択中のままカウンターをすると、
変える前の装備の効果のまま、変えた後の装備のエフェクトで攻撃する。
ただし、盾の場合は特殊で、多くは刀のエフェクトになるが源氏の盾、アイスシールド、フレイムシールドは
SFC版では前者二つはロッドのエフェクト、フレイムシールドはバグエフェクトになり、
GBA版では上記3つ+フォースシールドは全てバグエフェクト、しかもアイスシールドではフリーズするので注意。


○エンディングの時の「こうげき」

ナイト、モンク、バーサーカー、すっぴんなどは装備が何であれ、右手で攻撃する。
魔法剣士の場合、通常魔法剣がかからない武器でも魔法剣がかかった攻撃する。
また、右手に盾をした場合は上記の「装備交換カウンターバグ」と同じエフェクトが出る。
なので、GBA版では「こうげき」するジョブがアイスシールドを右手に装備しているとフリーズしてしまう。


○瀕死スリップカウンターバグ

敵の攻撃でHP1になり、同時にスリップダメージでHP0に、
さらにその攻撃に対してカウンターや魔法バリアが発生することになった場合、
スリップダメージ以外の戦闘の時間が進まなくなる。
逃げるか、スリップダメージで味方が全滅するまで待つか、リセットするしかない。

GBA版の場合のみ、あらかじめ敵側に効果のある予言をしておくことで、
予言発動後に普通に時間が進むようになる。

最大HPが奇数の状態(例えば9999)でグラビデ(HP5000)→波動砲(4999ダメージ+スリップ)と喰らうと陥りやすい。
次の行動としてカウンターの魔法バリアが予約されているが当のキャラは戦闘不能になって動けないためだと考えられる。
カウンターの発動時間中はスリップダメージはあるが、ATBは進まない。

倒れるキャラがコマンド入力中だと戦闘不能になってもコマンドを選べる。
この場合はアイテムを選択しても消費しない。
ちなみに、魔法バリアはリフレク状態だと発動しない。


○戦闘不能ゾンビー

ゾンビ状態の時は即死攻撃に耐性ができるが、
レベル5デス、ゾンビー化直後のじばく、ゆうごうによる即死は防げない。
これによって戦闘不能状態のゾンビーができる。
この状態は戦闘中は治せない。


○アトモスの引き寄せ

  戦闘不能のみ 普通に引き寄せる
     石のみ 単体では反応せず、他に戦闘不能者か戦闘不能ゾンビ―含むが居れば引き寄せる
  石+戦闘不能 石と同じ
    ゾンビー 引き寄せられない
戦闘不能ゾンビー 他に吸い込み対象が居ない場合、一番下(GBAは一番上)のキャラが引き寄せられる
隠れ・ジャンプ死 見えないが引き寄せようとはする


○裁きの杖、光の杖

ぶんどる、ジャンプ、ためる、などのコマンドで攻撃した時は基礎攻撃力が2倍になる。
また、聖属性強化で攻撃力が上がる。


○魔法の反射合算

全体魔法を反射して同じ対象に複数回当たった時、
ダメージは合算されて最大9999に抑えられるが、
回復は合算されずに10000以上回復することもできる。
ただし、表示は一回分の回復量のみ。


○「まもり」と「ぼうぎょ」

この二つのコマンドは行動順が来なくても選んだ次の誰かの行動から有効。
例えば2回カウンターがくる時、1回目の最中にコマンド入力すれば、
2回目のカウンターの時にはすでに効果を発揮している。


○魔法剣アスピル

ダメージを与える代わりに攻撃した相手のMPの1/4を吸い取る。
ただし、相手の防御が高く、通常のダメージ計算ではダメージが0となる場合はMP吸収効果が発動しない。
また、相手がアンデッドの場合は逆に自分のMPの1/4が吸い取られる。


○盾の重さ

戦闘中に盾を装備したり、外したりしても重さの変更は反映されない。
移動中に装備画面を(SFC版はステータス画面も)開くことではじめて更新される。
従って、盾の装備は戦闘中に行うようにすれば、盾の重さ分得する。


○連続魔とテレポ

連続魔の1回目で敵を全滅させ、2回目テレポをした場合、逃走ではなく勝利扱いになる。
同様にして、味方が全滅した場合は敗北になる。両方全滅でも敗北になる。

1回目がテレポで逃走可能な場合は2回目が無効になる。


○「かくれる」について

隠れている最中でも蘇生・石化治療効果が当たる(SFC版はゾンビ化効果も)。
つまり、ボーンメイル装備キャラが隠れても、
タイミングよく「そせい」を選択していれば隠れているキャラが戦闘不能にできる。

また、生存者全員が隠れている場合は逃走となるが、
これは敵の全滅判定より優先される。
例えば、3人隠れ中で、残り1人が自爆で敵を全滅させると逃げだす。


○隠れる死、ジャンプ死について

隠れたり、ジャンプ中に戦闘不能になることがある。
ボーンメイル+蘇生(隠れるのみ)の他に、宣告や毒ダメージ死との同時行動、
クイックのバグなどで可能。

行動隠れ中やジャンプ中に戦闘不能になると、
蘇生・石化治療効果、ゾンビ化効果、連続魔レイズ+αが当たるようになる。
コマンドでは選択できないので、事前に選択しておくか、
ゾンビ耐性+死者の踊りを利用する必要がある。

蘇生したり、ゾンビー化後は、中途半端な状態になり、大抵の行動をするとフリーズする。
(大丈夫なのは「ぼうぎょ」「チェンジ」「とんずら」「まもる」「あらわれる」を確認)
また、敵などからは普通に攻撃を受け、「かばう」なども普通に発動する。


○色々な同時

毒・宣告・リジェネ・通常行動・予言は同一戦闘時間内に発生することがある。
死の宣告(青魔法系)を除き、この間にHP0での死亡判定や全滅判定は発生しない。
このため、このとき、毒でHP0になっても、リジェネで回復して生き残れたり、
HP0の状態で行動できたりする。


○死の宣告と同時にリジェネ

死の宣告(青)と同時にリジェネ回復が入ると、HPがリジェネ分残った状態の戦闘不能になる。
死の宣告(宣告)ではならない。


○死の宣告と同時に行動選択(FAリピート)

死の宣告(青魔法系)で死ぬのと行動選択が同タイミングだと、
前に行った行動をする。

味方の場合は前の行動が「あらわれる」や「ジャンプ」の落下も繰り返す
前の行動が混乱行動であっても「ものまね」の行動であっても繰り返す。

前に何もしていない場合や「行動選択」の場合は何もしない。


○同時全滅

敵と味方が同時に全滅となった場合は通常は味方敗北となる。
例外は、クイック中断のバグ(SFC版限定)および、
誰かの行動のタイミングと、敵が死の宣告(青)での全滅と、味方の毒か予言での全滅が同時の時。
この場合行動自体はスキップされる。

なお、隠れキャラ以外が戦闘不能による逃走も味方敗北処理に準じるので、
敵全滅よりも優先される。


○HP0でのHP依存行動

毒などでHPが0になると同時に行動した場合のHP依存効果。
ガラフとエクスデスの一騎打ちでも同じ。
 自爆→1ダメージ
 ホワイトウインド→0回復


○ムーバーを「あやつる」

ムーバーを操ったまま、ムーバーが配置変化すると、コマンドは通常に戻るが、
選択しても行動しない。道具を選択しても減らない。
再び配置変化が起こって元に戻ると、コマンドは操った状態に戻る。