ファイナルファンタジー4 64階層バグ


§0 64階層バグとは

スーパーファミコン版ファイナルファンタジーIV(以後、SFC版FF4と表記)に存在するバグで、
64回マップ移動した後に特定の移動法をすると、おかしな場所に移動してしまうという現象のこと。
ここでは、なぜ起こるのか、どういうことが起きるのかの説明と、その利用法についての紹介をする。


§1 フロア間の移動の仕様

SFC版FF4のマップ間の移動には大きく分けて、「行き」と「帰り」の2種類が存在する。
「行き」の時には、現在のマップIDと座標、向きを現在の「階層値」に対応する位置に記録する。
そして、現在の「階層値」を+1し、マップと座標を指定した移動をおこなう。
「帰り」の時には、現在の「階層値」を−1し、
その「階層値」で記録したマップと座標に移動する。
これによって、移動イベント設定の手間と容量を削減していると考えられる。
「行き」の時は、フロア名が表示されることがあるが、「帰り」の時は表示されない。
また、「行き」の移動先は移動ポイントからずれた位置になることがあるが、
「帰り」の移動先は必ず移動ポイントの上になる。

フィールドに出ると「階層値」は0に戻る。
デジョンは「帰り」に相当する移動をする。
テレポは「階層値」が0の時に記録したマップと座標に移動する。


§2 64階層バグ

しかし、出入り口が複数あって行き来できる構造や、
マップ間を循環移動できる構造がある場合は、
「帰り」では不都合が生じるので、どちら方向の移動も「行き」になる。
また、明確な必要性はないのに(マップ名を表示させたいから?)、
どちら方向の移動も「行き」になっているケースもある。
これらの場合、「行き」を繰り返すことで、「階層値」を際限なく増やすことができてしまうが、
「階層値」が63から+1されると0に戻るようになっている。

「階層値が0」は通常はフィールド上での状態である。
この状態で「行き」の移動をすると、テレポの移動先も変更されてしまう。
(「階層値」が0に対応するマップIDと座標が変更されるため)
これを利用して、イベント用マップにテレポすることも可能だが、特に利点はない。

また、「階層値が0」では、デジョンが効果を発揮しないが、
「帰り」移動をすることによって、「階層値」が−1になり、
それに対応するマップと座標に移動してしまう。
マップIDは船の場所で0(地上)で固定だが、
マップIDに対応する場所は拡張マップフラグにも依存するため、
地上でバグを行った場合と、地底で行った場合では移動先が異なる。
マップID:0は地上ならバロンの町、地底ならククロの家の外に対応する。
また、座標は階層値に相当するパラメータが対応し、マップの範囲外になる。
(大抵のマップでは0〜31が範囲内)
大抵のマップでは範囲外の座標に入ると自動的に「帰り」をする。
このとき「階層値」が−2になり、
それに対応するマップ(船のフラグ:なし=0)と
座標(船の位置:イベント前は0、イベント後は固定値)に続けて移動する。

さらに「帰り」を繰り返すことで「階層値」をさらに減らすこともできる。
また、「階層値」が負の時に、「行き」をすると、
座標位置に対応するデータを書き換えたうえで、「階層値」が0に戻る。

バグマップでフリーズしたり、
行動不能位置に移動してしまって詰んだり、
データの書き換えによって不具合が生じたりすることもあるので注意。
セーブデータの安全も保障できない。
が、使いようによっては好きな場所に移動したり、
魔法を変換することもできる。

このバグ自体は操作可能直後のバロン城から可能だが、
有効に使えるようになるのは、ドワーフ城でゴルベーザを倒した後になる。


§3 各種データ

§3−1 階層値が負になるバグが起こせる場所

・バロン城
大部分で「階層値」を増やせる。
牢屋方面から外観への移動などが「帰り」。

・バロンの町
デビルロードの出入り口で「階層値」を増やせる。
他の建物から出るのが「帰り」。

・カイポ
ローザの寝ていた家の出入り口で「階層値」を増やせる。
他の建物から出るのが「帰り」。

・地下水脈
大部分で「階層値」を増やせる。
隠し部屋から出るのが「帰り」。

・アントリオンの洞窟
大部分で「階層値」を増やせる。
小部屋から出るのが「帰り」。

・ファブール城
大部分で「階層値」を増やせる。
左の塔から降りるのが「帰り」。

・ミシディアの町
長老の家、デビルロードの出入り口で「階層値」を増やせる。
他の建物から出るのが「帰り」。

・昔の水路
大部分で「階層値」を増やせる。
セーブ部屋から出るのが「帰り」。

・トロイア城
大部分で「階層値」を増やせる。
ギルバート部屋、宝物庫から出るのが「帰り」。

・ドワーフの城
大部分で「階層値」を増やせる。
開発室から武器屋まで、塔の下りが「帰り」。

・バブイルの塔地下
下層の階層移動で「階層値」を増やせる。
上層から降りる、小部屋から出るのが「帰り」。

・エブラーナの洞窟〜バブイルの塔地上
大部分で「階層値」を増やせる。
小部屋、店から出るのが「帰り」。

・トメラの村
武器防具屋の出入り口で「階層値」を増やせる。
他の建物から出るのが「帰り」。


§3−2 負の階層での参照先

下表の作成に当たってはInu's Sandbox様のSRAM解析資料を参考にさせていただいた。

「X座標+向き」の向きは、「行き」移動時の向きで、
右向きならば+64、下向きならば+128左向きならば+192になる。

階層マップIDX座標+向きY座標
-1(船の場所)(インデックス下位)(インデックス上位)
-2(船のフラグ)(船のX座標)(船のY座標)
-3魔導船のX座標魔導船のY座標魔導船の場所
-4ファルコンのY座標ファルコンの場所魔導船のフラグ
-5エンタープライズの場所ファルコンのフラグファルコンのX座標
-6エンタープライズのフラグエンタープライズのX座標エンタープライズのY座標
-7ホバー船のX座標ホバー船のY座標ホバー船の場所
-8黒チョコボ帰還先X座標黒チョコボ帰還先Y座標ホバー船のフラグ
-9黒チョコボのX座標黒チョコボのY座標黒チョコボに乗った回数
-10チョコボのX座標チョコボのY座標黒チョコボのフラグ
-11魔導船の月発着Y座標チョコボの表示(チョコボのフラグ)
-12魔導船の月発着X座標
-13現在のY座標魔導船の地上発着X座標魔導船の地上発着Y座標
-14乗り物状態現在の向き現在のX座標
-15拡張マップフラグ現在のマップID操作キャラ表示
-16マップタイプ
-17〜-37
-38マルチ設定4マルチ設定5ウェイト/アクティブ
-39マルチ設定1マルチ設定2マルチ設定3
-40ステレオ/モノラル戻す/記憶シングル/マルチ
-41
-42ボタン設定:メニューボタン設定:Lボタンボタン設定:START
-43バトルメッセージボタン設定:決定ボタン設定:中止
-44ウィンドカラー:赤緑ウィンドカラー:緑青バトルスピード
-45ロード画面での時間経過隊列タイプノーマル/カスタム
-46プレイ時間:1秒プレイ時間:256秒プレイ時間:65536秒
-47所持金:256ギル所持金:65536ギルプレイ時間(フレーム)
-48所持金:1ギル
-49〜-50
以後、以下のように続く -51〜 -58 エッジの忍術、 -59〜 -66 フースーヤの黒魔法、 -67〜 -74 フースーヤの白魔法、 -75〜 -82 ポロムの白魔法、 -83〜 -90 パロムの黒魔法、 -91〜 -98 ローザの白魔法 -99〜-106 テラの黒魔法、 -107〜-114 テラの白魔法、 -115〜-122 リディアの召喚、 -123〜-130 リディアの黒魔法、 -131〜-138 リディアの白魔法、 -139〜-146 空き -147〜-154 セシルの白魔法 -155〜-158 空き -159   アンナの名前後ろ3文字 -159階層は、必ずバグマップで、マップ移動ができないと思われる。 各種「場所」は通常は「0:地上」、「1:地底」、「2:月」、のいずれかで、それ以外だと消滅。 各種「フラグ」は基本的に「0:ない」か「1:ある」で、2以上でも「ある」扱い。 時間は秒単位。 チョコボの座標は、降りた位置ではなく、飛び去った先の位置で、 特にX座標は飛び去る方向に大きく依存する。 拡張マップフラグが、0の時は地上、1の時は地底や月のマップになる。 §4 利用例 §4−1 マップ移動:黒チョコボ法 -9階層の黒チョコボの座標と乗った回数を調整して狙ったマップに移動する方法。 黒チョコボに乗った回数は、最初は0で、捕まえて一度降りたときは1になっている。 乗った回数が1の時に乗ると、元いた場所に戻るが、 乗った回数が2以上の時は乗っても帰らず、乗った回数だけ増えていく。 これを利用して乗った回数が調整できる。 しかし、黒チョコボの座標は森の位置に限定されるため、そこまで自由度は高くない。 また、-3階層を抜けるために、魔導船出現まで冒険を進めていることが必要。 具体的には、まず、黒チョコボをチョコボの村から右に1、下に19のところ (森の切れ目の右側で、画面左上に海が1列分だけ見える場所)に置く。 バロンで64階層バグを行い、-9階層に行くと、バロンの1Fに出るので右の階段を上る。 そのまま外に出る。 -9階層に行く前に「帰り」ができなくなる場合は、魔導船やファルコン、ホバー船の位置を変えてみる。 (動けなくてもデジョン可能ならば「帰り」ができる) この時点で黒チョコボの位置が降りた位置より下に少しずれている。 また、黒チョコボに乗った回数が10回になっている。 乗るたびに乗った回数が+1されるので、 -9階層時のY座標を調整できる。 あとは、黒チョコボのX,Y座標を調整することで、 64階層バグでの-9階層で色々なマップに移動できる。 ただし、Y座標が10以下である必要がある時は、以下の手順にする必要がある。 黒チョコボをチョコボの村から右に1、下に19のところに置くまでは同じ。 ファルコンをバロンの城の3マス下におくなどして、 -9階層に行く前にテレポ可能なマップに一旦出るようにする。 そして、-9階層でのバロンですぐ右の白魔法研究室へ続く下り階段を「右向き」に降りる。 そのまま上ると、再び-1階層に戻るので、-9階層に行く前にテレポで脱出する。 この場合は黒チョコボに乗った回数が5回になり、Y座標が6以上なら対応できる。 ちなみに、乗り降りしても大丈夫なFF5仕様の黒チョコボとしても楽しめるが、 相当数(240回以上)乗り降りしていると、乗った回数が1に戻り、 乗った時、「前に降りた場所」に勝手に移動した後、黒チョコボは居なくなるので注意。 ・巨人突入 まず、上記の方法で乗った回数が5回の黒チョコボにする。 黒チョコボに乗って、ミシディアのすぐ東の森の、右が海に接するところで降りる。 この時点で黒チョコボに乗った回数が6か7になっている必要がある。 (余計な乗り降りをしなければ6回になっているはず) そのまま、ミシディア等で64階層バグを行い、-9階層に行くと巨人の首に入れる。 ただし、エッジ加入イベントを見ていない場合はルビカンテが通せんぼして詰むので注意。 ・応用 降りられる森はあるが、交通の便の都合上64階層バグが起こせない場合、 -8階層を使うこともできる。 ただし、非常に面倒。 まず、通常の黒チョコボ法で、乗った回数が10回の黒チョコボを作る。 その黒チョコボで、トロイア城の1歩右の森で乗り降りを繰り返して、 黒チョコボがいなくなるまでやる(A連打で15分程度かかる)。 バロンでバグを起こし、-8階層のバロン城外で セシルの部屋のある塔の入り口に入ったあと、歩いて出る。 これでホバー船のフラグの値が変わる。 再び黒チョコボ法の基本手順で、乗った回数が10回の黒チョコボを作る。 これを目的の森で246回(乗った回数が0にもどるまで)降り乗りをし、 最後の自由移動で階層バグが可能なところに行き、バグを行う。 例えば、試練の山の左下の森のある島の一番上で降り乗りすれば、 エブラーナの洞窟のルビカンテの近くに行けるので、 エッジをスルーしてバブイルの塔(地上)に行くことが可能。 ちなみに、エッジはいないと壁抜けイベントで操作キャラグラフィックが変になる。 §5−2 マップ移動:ウィンドウカラー法 ウィンドウカラーとバトルスピード(BS)を調整しておくことで、 -44階層時に狙ったマップに移動する方法。 かなり自由にマップを移動できる。 ただし、地上では-17階層以降には行けないので、地底でしかできない。 よって、この方法では地上のダンジョンや町などには行けない。 ウィンドカラーの各色0〜31の範囲で設定できるが、 Rは+1でマップID+1、 Gは+1でマップID+32、+8でX座標+1 Bは+1でX座標+4 に相当する。 BSは1〜6がY座標の0〜5に対応する。 Yが6以上、あるいはXが128以上必要な時は、一度「R:24、G:3、B:1、BS:6」の設定で -44階層の月の地下渓谷、ラグナロク前のセーブポイントの部屋に移動してから 下に出るとBS:12(移動時のY座標にして11)、B:32になり、 コンフィグ画面でバトルスピードやBを通常の限界を超えて調整できるようになる。 また、セーブポイント部屋に戻ろうとすると再び-1階層にいけるので、 64回の階層移動する手間を省ける。 ちなみに、バトルスピードは 33(Y座標32)に相当するところまで増やすとバトルメッセージのほうの数字1が白くなる。 65(Y座標64)に相当するところまで増やすと普通に数字1が白くなる。 以後64周期、ただし、129(Y座標128)以上になると減らすことができなくなる。 当然ながら、-44階層前に詰む階層がないようにすることが必要。 例えば、ホバー船は、ホブスの山目前に置かずに、一つ左か右に置いておく。 チョコボに乗った時は左方向に逃がす(降りる位置と向きなどによって逃げる方向が変わる)。 また、、-12階層においては「左」に、-13階層では「上」に移動すること。 チョコボは森上で逃がしておくと、-11階層時の位置がX方向にずれるので目印になる。 コンフィグはバトルメッセージを1にし、他は初期状態に戻しておくとよい。 ・ファルコン取得 「R:31、G:8、B:2、BS:6」に設定し-44階層に行くと、 バブイルの塔地下の6F左側に行けるので、そこからファルコン号に乗れる。 「R:31、G:8、B:2、BS:23」でもよい。 ・ラストバトルへ ウィンドカラーを、「R:17、G:27、B:1、BS:21」に設定し-44階層に行くと、 ラストフロア目前に行けるので、そこからラストフロアに行ける。 ボス戦前にバトルスピードを直しておかないと、 戦闘がゆっくり過ぎて非常に面倒。 ラストフロアに行くだけならば、「R:18、G:27、B:3」等で行けるが、 ラスボス前のイベントの場所移動によってバトルスピードが大きくなり、戦闘がゆっくり過ぎて非常に面倒。 §5−3 魔法変換 -67階層〜-74階層で、フースーヤの白魔法を別の魔法に変換することができる。 変換先はある程度制限されているものの、 通常は味方が使用できない、敵の技に変換することもできる。 まず、準備として、-44階層に行けるように乗り物を調整しておき、 さらに、所持ギルも調整しておく(255ギル以下なら問題ない)。 次に、フースーヤを仲間にする。 フースーヤを普通に地底に連れていくことはできないので、 -44階層に月の民の館(R:0、G:3、B:4、BS:6)を設定し、 そこに移動して仲間にする。 フースーヤの黒魔法を、嵌まりにならないように適切に並び変える。 左の縦一列がマップID、真ん中がX座標、右がY座標に対応する。 初期状態からならば、フレアとファイア、及びアスピルとポーキーを交換すればよい。 そしてフースーヤの白魔法の最下段(-67階層)を行きたいフロアに行けるように設定する。 また、白魔法の最下段をアレイズ、ホールド、コンフュにすれば、 -67階層はセーブポイントに出るので、-68階層以降でいろいろ試せる。 -44階層にラグナロク前のセーブポイントの部屋(R:24、G:3、B:1、BS:6)を設定、 移動して、セーブ。 -45階層には不確定要素があるので、操作や移動ができなければリセット&ロードでやり直し。 また、-46階層は秒単位でフロアが変わるので、 ここも失敗する場合は、しばらく待ってやり直す。 目安としては、現在のプレイ時間を秒に直して、 (秒単位は見えないので、分が変わった時点で判断) 256で割った時の余りが少ない時に行くとよい。 うまく狙ったフロアに到着したら、 そこで、「行き」移動をすることで、魔法が変化する。 変化先の魔法は移動ポイントの座標と移動時の操作キャラの向きに依存する。 特に下向きの場合、敵の技を使えるようになる。 座標設定に失敗しても、デジョンが使えるフロアであれば、 魔法を並べ替え直して、デジョンで1階層前に戻れば、最大7回までやり直せる。 -67階層をセーブポイントにした場合は、-68階層で上記のことを行う。 変換後は徒歩やテレポで脱出。 「帰り」移動が可能なフロアならば再び-44階層を目指してもよい。 お勧めは、レイズ、シェル、リフレクと並べた場合で(レイズ以外は他の組み合わせもある)、 ドワーフの城の左の塔に出て、左の階段を下りると、シェルが「連鎖爆発」になる。 シェルを変えたくない場合は、階段を下りる前に、変えてもいい魔法と入れ替えること。 敵の技等に変換した場合は、メニューの表示名と、実際の使用時の名前が異なるので注意。 また、-91階層まで戻ることで、ローザの白魔法も同様変換可能だが、 あらかじめ、パロムポロムの魔法を適切に並べておく必要がある。 フースーヤやリディアの黒魔法でも変換可能。 エッジの忍術の場合は、影縛り、分身、空欄から、 セシルの白魔法の場合は、空欄、ライブラ、空欄から変換すればよい。 リディアの召喚は変換不可能のようだ。 特にエッジの忍術の場合は普通に最後まで進めたデータからでも実行でき、 空欄を変化させることで元の忍術を温存できるといった利点もある。 また、空欄を変換して魔法欄が一杯になると、新たに魔法を覚えることができなくなるので注意。 変換で習得可能な魔法は、エスナ以外の白魔法全て、 黒魔法の一部(トード、ポーキー、デジョン、ファイア、ファイガ)、 忍術の影縛り、ミスリルの杖の効果のバスナ、 召喚効果のマインドブラスト、裁きの雷、残鉄剣、津波、アスラ(回復、蘇生)、メガフレア、 敵の技の電磁場、連鎖爆発、孵化、回復、治療、ビッグバーン、消化液、花粉、クラッシュダウン、 召喚、ダミー魔法、暗黒回帰、ターゲッティング、核爆発、呪縛解除、稲妻、雷、ダークブレス、津波 §5−4 魔導船入手 魔導船出現イベントをせずに自由に使える魔導船を作ることができる。 まず、ファルコン号を、バブイルの塔の2画面ほど下の真下の岩に挟まれた位置に置く。       この位置       ↓ \  |  / 台|◎| / /  || その後、-44階層「R:12、G:25、B:1、BS:6」で魔導船内部に行けるので、 操作すると地上に出る。 魔導船はひとまずバロン城の左下に置いておく。 まだフラグが成立していないので、降りると消える。 バロンで階層バグをし、 -4階層でダムシアン城左上に出るので、中に入ってからテレポで脱出する。 これで魔導船フラグが成立するので、魔導船は自由に乗り降りできる。 §5−5 バグカイン加入 巨人を2回目にクリアした時にカインが仲間になると、バグカインを仲間にできる。 主な流れは、ドワーフ城のゴルベーザ戦後に、 ファルコン号入手、カイン離脱、エッジ加入、巨人クリア1回目、ヤン離脱、巨人クリア2回目、 の順でこなせばよい。 具体的には、まず、地底でウィンドウカラー法でファルコン号を手に入れ、 ファルコン耐火改造、封印の洞窟でカイン離脱、ファルコンドリル改造、 魔導船入手と順にイベントをこなす。 魔導船で一旦月に行き、月出発時のY座標を調整してバロン城外に出るようにする。 具体的には、階段が2つ、[壁段壁段壁]と並んでいる位置の一マス上。 これは-11階層でバロンに帰るために必要。 そうしたうえで黒チョコボ法によってエブラーナの洞窟に行く。 黒チョコボは、試練の山周辺の森の左端から2列目の中央に配置する。 乗った回数は11回でよい。 -9階層はエブラーナの洞窟に出るので、エッジ加入イベントをこなす。 エッジ加入時にパーティが一杯だとフリーズするので注意。 エブラーナの洞窟ではエッジ加入イベントまでに、2回以上階層移動するため、 テレポでは外に出られなくなっている。 そのため、洞窟内で階層数を稼いで、セーブ部屋で「戻る」ことで、 階層バグを起こし、-11階層でバロンに戻る。 途中、-9階層でエブラーナの洞窟に出るが、そこはデジョンで移動する。 黒チョコボ法か、フースーヤ加入イベント後に巨人に突入してクリア(1回目)。 地底に戻って、バブイルの塔に侵入する。 入口は閉鎖されているので、-44階層「R:13、G:9、B:1、BS:12」で巨大砲に直接乗り込む。 あらかじめ、乗り物の位置をいろいろ調整し直す必要がある。 また、「R:13、G:9、B:0、BS:6」でも行けるが 魔物に話しかけるとフリーズするので注意。 さらに、イベント直後に上を押していると、嵌まるので注意(通常プレイでも起こるバグ)。 イベント後は普通に塔を下りてもよいが、 6Fにあがってすぐ降りるだけで、すぐ-1階層に行けるので、 -44階層「R:1、G:25、B:3、BS:6」で一気に一階に戻ってもよい。 地上に戻ったら黒チョコボ法で巨人を再度クリアすると、バグカインが仲間になる。 バグカインは名前と装備品は通常通りだが、ジョブが暗黒騎士で利き腕が不器用、 全能力0、戦闘固有コマンドはジャンプのみ。 装備は暗黒騎士のもののみに変更可、戦闘中のみ左手に武器を装備できる。 初期レベルも経験値も0で必要経験値が10万近くもする。 最大HPも0ですぐ戦闘不能になるため、経験値を得るには、 レベルアップやリンゴ使用で最大HPを上げるか、 止めの攻撃と同時にバグカインを回復させる必要がある。 (シルフ、バンパイアの牙、アンデッドに対してケアル系部分反射) §5−6 その他 非常に面倒だが、地底限定で、お金や時間から好きなマップに行くことも可能。 逆にお金を増やしたり、時間を操作したりも可能。 §6 リメイクでの変化やシリーズ他作品との関連 SFCイージータイプでもオリジナルと同じ仕様(トクレセンタ様の情報より)。 ワンダースワンカラー(WSC)版、ゲームボーイアドバンス(GBA)版では、 移動の仕様そのものが変わっている。 その結果、同様の現象は起きないが、テレポやデジョンで 地上の隅に飛ばされるバグが発生するケースがある。 プレイステーション(PS)版、DS版、PSP版は未調査。 ファミコン版のFF1〜FF3でもFF4同様の階層移動システムが存在し、 階層増加によるバグが存在する。 FF1では33階層以上で発生し、メニュー開やテレポ時にフリーズなどが発生する。 FF2やFF3では46階層以上の移動ができなくなっているが、 階層が限界近くまで増えるとフリーズ等が発生する所謂「45階層バグ」が存在する。 これらのリメイクでは階層移動システムが変わっており、 特に問題は見つかっていない。 FF5以降は移動システムが変わっており、同じような問題は見つかっていない。 FF5にテレポ先の更新を怠ったことによる不具合があるといったくらい。