睡眠障害など  44歳男性

主訴

・夜が来ても眠さを感じない。熟睡できない。
・全身の激しい凝り感。首の右前あごの下部分は特につらい。
・立ちくらみ、めまい、舌のもつれ、顔のこわばり。
・物忘れが多い
・スクワットで右膝を傷める。
・右腕が水平位を長く保てない。前腕部の違和感あり。

原因

・仕事でパソコンの操作が多い。
・2〜3時間、多くて4から5時間の睡眠が1年半続いた。
・週末、土・日はフィットネスクラブでトレーニングをしている。
・10〜15キロのカバンを右肩ばかりでかける。

内科所見

慢性疲労。血液検査は異常なし。

経過

平成17年
3月19日(初診)…本人の訴えの通り、全身の筋肉が緊張を起こしている為
                          全体で特に硬結のひどい部分に鍼治療をおこなう。
            また、首の2番目の骨の変位があった為、矯正を加える。

3月23日(2回目)…前回の翌日、身体がだるかった。

3月26日(3回目)…仕事で移動の短い時間に眠れるようになっている。
             全体的に症状の変化を感じる。
             首の右前のつらい部分は耳の下に移動。

3月29日(4回目)…夜に眠気を感じるようになった。
              この時点で立ちくらみ、めまい、舌のもつれ、顔のこわばり
             物忘れなどの症状はほとんど消失している。 

4月 1日(5回目)…今の時点で気になるのは前腕部。

4月 5日(6回目)…身体がリラックスした感じで、かなり楽になっている。

4月12日(7回目)…80%の軽快感。

4月15日(8回目)…身体の回復とともに仕事でのマウスの使用量やフィットネス
             での運動量が増えている。            

コメント

最初、全身的に筋緊張がひどかったが、治療を重ねるごとに緊張が緩和され
諸々の症状が緩和されました。同時に自律神経のバランスが改善され、良質
の睡眠が戻りました。

熟睡できるようになると、身体の回復力は一気に加速されますので、短期間の
回復も可能になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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