むずむず脚症候群 昭和35年生 女性

主訴

座っていると、だるくて、じっとしていられなくなる。
夜、床に就くと、だるさで寝つけない。イライラする。
左右共に症状はあるが、右側の方がひどい。

所見

臀部、股関節周辺、下肢の筋肉群が慢性的に硬くなっており、過緊張状態。
両方共であるが特に右側がひどい。

経過

平成7年
10月17日(初診)…平成5年頃から足がだるくてイライラするということで来院。
     
        18日(2回目)…昨夜はよく眠れた。

        23日(3回目)…昨日、ボーリングをしたのでだるさがある。

    27日(4回目)…昼間はもう大丈夫だが、夜寝るとだるくなる。

    31日(5回目)…かなり楽になった。

 11月22日(10回目)…昨日から足のだるさあり。

 12月 4日(13回目)…昨日、右足のだるさを感じたが、それまでは忘れていた。

 12月30日(17回目)…もうだるさはない。

コメント

治療としては、とにかく、鍼治療にて緊張を起こしている筋肉の改善に努め、
骨盤の変位も矯正。緊張状態が改善するにつれ、症状の改善がみられた。

この方の場合は「だるさ」として感じているが、診断基準に適合しているので、
むずむず脚症候群と認識している。

二次性の場合(別の病気などに伴って発症)は原因となる病気の対応が必要で
あるとして、特発性の場合(特別な原因がない)は、往々にして、この方のように
生活習慣から下半身の筋肉が硬くなることによって、このような異常感覚を生み
出しているものと推察される。まさしく肉体の悲鳴である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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