文に主語がなかったりして抽象的で分かりにくいのですが、次の解釈でよろしいでしょうか。
質問1.弥富野鳥園では、山階鳥類研究所管轄下の鳥類標識調査が行われているのですか?もしそうならば、施設にライセンスが出されているのですか。バンダーのライセンスを持つ人間はいないということですか。
質問1への回答:
弥富野鳥公園事務所および愛知県知事の管轄により、平成18年3月までは弥冨野鳥園の職員3-5名が捕獲許可証を取得して調査をしていました。同年4月からは野鳥園の運営が民間委託となったことから、愛知県在住のバンダーが標識調査を行っています。
(質問1への回答の解釈)
・平成18年3月まではバンダーのライセンスを持たない職員3-5名が標識調査を行っていた。
・平成18年4月からはバンダーのライセンスを持つ人間が標識調査を行っている。
2.弥富野鳥園では、山階鳥類研究所管轄下ではない、環境省が個別に許可を出す学術調査として、鳥類標識調査が行われているのですか? もしそうならば、長年に渡って不適切な調査が続いていることの監督責任はどこにありますか。(山階鳥類研究所管轄下でないとしても、調査方法としては明らかに不適切だと考えられます)
質問2への回答:
学術調査許可ではありません。標識調査許可です。
(質問2への回答の解釈)
・標識調査許可を出したのは環境省である。
そうすると新たな疑問が生まれます。そこで、6つ質問です。
1.「環境省は個別に弥富野鳥園に学術調査として許可を出し調査をお願いした経緯はございません。」とのことでしたが、「環境省は個別に弥富野鳥園に標識調査許可を出した。」ということで間違いありませんか?
つまり、環境省が「野鳥の捕獲許可」と「標識調査許可」をあわせて出したので、平成18年3月までの弥富野鳥園での調査の責任は環境省にあるということでしょうか。
2.質問の繰り返しになりますが、環境省は、訓練を受けた人間に対してではなく、弥富野鳥園という施設に対して「野鳥の捕獲許可」と「標識調査許可」を出していたということでしょうか。尾崎室長の回答からはそう読めます。
3.新聞記事に写真が出ているオオコノハズクは「希少種」です。
http://www.pref.hiroshima.jp/eco/j/j2/reddata/tori.htm
バンダーのライセンスを持たない職員=野鳥の取り扱いに熟練していない人間と考えられます。そのような人間が、希少種や絶滅危惧種を含めて無差別に野鳥を捕獲してしまう標識調査を行うのは大変危険なことではないでしょうか。
4.3に関連して。他にも、弥富野鳥園のようにバンダーのライセンスを持たない人間が調査を行った例がありますか。
5.私有地といえども敷地外からかすみ網が見え、鳥類標識調査の形態をとるのですから、無用なトラブルを避ける意味でも赤旗を掲示すべきであり、調査マニュアルも当然遵守しなければならないと考えます。環境省の見解はいかがでしょうか。
6.5に関連して。かすみ網はどこが貸し出したものでしょうか。鳥類標識調査用として山階鳥類研究所が貸し出したならば、赤旗と一緒に貸し出されたのではないでしょうか。そして、鳥類標識調査用と認識していたならば山階鳥類研究所にも監督責任が発生するのではないでしょうか。
以上、確認したく思います。よろしくお願い致します。