2014年1月3日(金)   海栄丸     天気・・・晴れ  波予測1.5m   8時出船15時半帰港

 

『誰か初釣りに付き合ってくれないかなぁ』と思っていたら、弟子2号(好人甥)さんが「3日ならいいよ」と手を挙げて下さった。
釣り物は一発勝負のヒラメちゃん。昨年の釣り納めでは見事撃沈してしまったので、なんとかリベンジしたい。寒ビラメ食べたいな~。
ただ、丸ボーズの可能性も充分あるわけで、とってもリスキーな釣りなのよねー。(^^ゞ

年末から青物が回っているらしく、サッパイワシなるものを港近辺で釣って、それを餌にワラサや鰤が釣れるらしいので楽しみだ。
とりあえず、青物仕掛けと、ブリ&座布団ヒラメ用の太い仕掛けを作って持って行くことにした。
まさか、正月休みのうちに青物がすっかりいなくなっちゃたりしないだろうか、なんて不安もあったりして・・。
逆に、ドラゴン太刀魚なんかが突如現れて、ヒラメや鰤やドラゴンと全部釣れちゃったらどうしようなんて妄想もでちゃうわけで・・・(笑)

当日は伊勢近辺で混むかもしれないと、ちょと早めに出たが、23号はスイスイと走れて、余裕で鳥羽に着いた。
今日は、8人で満席。くじ引きで私たちは左舷の前で、ミヨシに弟子2号さん、私は船長の横にすわった。
二人とも、前回撃沈した釣り座である。(笑)

岸払いしたと思ったら、岸からすぐにのところでサビキ釣り開始。餌のサッパイワシを釣るんだそうな。
釣れて来たのはサッパとカタクチイワシ。サッパイワシとはどんな魚だろうと思っていたのだが、両方釣れるからサッパイワシなんだー。
15分ぐらい釣ったかな、「最初はイワシでヒラメ狙いをしますんで、ヒラメ仕掛け用意して下さい」とアナウンスが入った。
サッパ&イワシはそのまま生かしておいて、青物のポイントで使うようだ。

一気に沖に向かって走るのかと思ったら、鳥羽の水族館などがすぐそこに見える辺りでヒラメ釣り開始。
弟子2号さんの話によると、年末もこの辺りで釣っていたらしい。

そういえば、前回乗船したとき、寛都君が、「以前、友達とここら辺りで遊んでたらヒラメがバンバン釣れたんすよ~」って言ってたよなぁ・・。
ちょっと期待して第一投。・・・・・・無傷で、元気にイワシが帰ってきます。(笑) そう甘いもんじゃないわねー。1枚釣れたら御の字ですから~。
1時間ぐらい経ったところで、右舷大艫で座布団ヒラメが上がったようだった。やっぱこの辺りにおるんだわ~・・・・。

周りを見渡すと、やたら船が多い。菅島の船はもちろんのこと、本浦の船も来てるし、プレジャーボートもたくさん出ている。
皆さん、ジギングをされているようだ。 ヒラメポイントでジギングってどういうわけだ???

な~んてキョロキョロしてたら左舷大艫の常連さんの竿が曲がった。良いなぁヒラメかなぁ・・・
すると私の穂先にガツガツッとアタリがあって、グイッっと重みが載った。キターッ!ヒラメ!!
水深40mぐらいから手巻きでゴリゴリ巻いて来る。『お、重たい。 結構デカいぞ、このヒラメ・・・』 と、お隣の弟子2号さんの竿も突き刺さった。
あれっ? こんな連発でヒラメが来るはずないし、ひょっとしてワラサが回ってきたのか?
船長がタモ入れしてくれたのは70cm弱の良く肥えたワラサだった。「よかったな~、新年早々、坊主じゃなくなって・・」って。(笑)
弟子2号さんのも立派なワラサだった。

鳥羽沖でブリやワラサが回っていると聞いていたが、こんな近くのことだったのね。
道理で、滅多に釣り船なんか見ないところにやたらジギング船が集まっているわけだ・・。

   

「青物が回ってきたので、仕掛けを変えてサッパイワシで狙ってみて~、ヒラメ仕掛けでもいいよー」と船長。
すぐに仕掛けを船長に教えてもらった青物用の自作仕掛けに取り換えて、サッパ&イワシを付けて放り込むが反応なし。

しばらくして、弟子2号さんの竿が満月になった。電動の音はするものの、ラインはほとんど巻けてない。鰤じゃないの~?
船長も、みんなの仕掛けを上げさせて、弟子2号さんの一人舞台。
皆さんの注目の中、上がってきたのはワラサ(爆) なんで~?ってよく見るとエラ付近に針が刺さっていた。スレだったのねー
たぶん、孫針に食いついて、その後親針がスレでかかって、さらに孫針が外れたんだろう。
他人事ながら、ドキドキさせてくれたワラサちゃんだった。(笑)

その後、弟子2号さんはマダカも釣り上げたのだが、私には全くアタリがなく、ただただ時間が流れていく。
船長は、島の周りのポイントをいろいろ回ってくれるのだが、私はさっぱりアタリがない。
後半になって、左舷大艫の常連さんに良型ヒラメが上がったが、未だ船中ヒラメ2枚と低調だ。

前半で、ワラサが1本上がっているのでまだ気分は楽だが、あれがなかったら、多分もう心が折れてただろう。
時間も14時を回って、残り時間が少なくなってきた。
さらにポイントが浅い所に変わって、水深28mぐらい。
ここは、確か、前回釣行のとき、船中唯一のヒラメが釣れたポイントではなかろうか・・。

ここは釣れそうと言っていた弟子2号さんが、「あーっ、アタッたのにー!!」と悔しそうに巻き上げてきた。
イワシにはヒラメの食った跡が付いていた。「ここ、ヒラメおるぞー」

順番でいくと次は私のに食ってくるはず。アドレナリン噴射!(笑)
すると私の穂先がもたれた感じになった。居食いしているのか??
ゆっくりと聞いてみるも、やや重たい感じはあるけれど食い込む気配はない。 さらに聞いてみると、ポ~ンと穂先がはねた。
『あ゛ーっ、離しちゃった。やっぱり食ってたんだー。』(T_T)

さらに、そのまま落とし込んでいく。イワシが残っていれば、まだ食ってくるはず。
すると、ガツッとアタッた。やっぱり食ってきた。(^O^) でもまだ食い込まない。待つことしばし・・、
巷ではよく「ヒラメ40」というけど、もう「100」は軽く超えている。(笑)

ここで、ゆっくりと誘い上げてみる。『逃げるイワシに、一気に食い込め!』ってね。 でもまだ食い込まない。う~む、しぶといやっちゃなぁ・・
テンションをかけたままゆっくり戻す。すると、グーッと穂先を持って行き始めた。前のめりになってその動きに着いていく。
まだまだ、まだまだ・・・、穂先はすでに海面まで入っている。
ここで、さらに重みがましたので、「ど~りゃ~」とゆっくり竿を立ててあわせを入れた。モデラートがUの字に曲がった。
よっしゃー、乗ったぜー!!(^O^)

慎重に慎重に手巻きでゴリゴリ巻いてきます。途中でラインが緩んだのでバレたかと思ったが、慌てて巻いたら大丈夫だった。
前にも一度こんなことがあったが、ヒラメは上に向かって泳ぐのだろうか??
寛都君が、一発でタモ入れしてくれて、本命のヒラメちゃんゲットー!!\(^o^)/
50cmはあるだろうと聞いたら、「う~ん、・・・ない」」(爆) それでも釣れて良かった。弟子2号さん、仇はとったよー(゜O゜)☆\(^^;) バキ!
船長も笑いながら「これで渋滞してもいいやろー」って。「うんうん、30kmでもええよー。」(大笑)

ところで、ヒラメ釣りの場合、ミヨシから流して行くのでミヨシ有利と聞いていたんだけど、今回も船中3匹のうち2匹は大艫。
前回も唯一のヒラメは左舷大艫だった。弟子2号さんが年末に釣行したときも大艫で釣れたらしい。
冬場のヒラメちゃんは、ゆっくりイワシを眺めているんかなぁ・・、2~3匹やり過ごして、最後に食いつくのかしら???(爆)

  本日の釣果  ワラサ(67cm)1本  ヒラメ(48cm)1枚



魚をさばいてから、写真がないのに気が付いて・・(大笑)
 



弟子2号さん、今日は有難うございました。 おかげで楽しい初釣りとなりました。またご一緒お願いします。マダカご馳走様でした。
船長には出船時間などお気遣いいただき、ありがとうございました。また寛都君も有難うございました。 今年もよろしくね~<m(__)m>
 
さて、帰りはしっかり渋滞だった。先ずは伊勢道のICに入るまでに並んでいて、ようやく乗れたと思ったら松阪で6km渋滞。
それからお決まりの「芸濃ー四日市 20km渋滞  2時間以上」だって。
芸濃ICでは高速を降りる車で約1km渋滞で、インターを降りるのに20分ぐらいかかった。
その後、下道で四日市まで行って、自宅に着いたのは8時ちょっと前。ほとんど4時間かかった。
高速そのまま乗っても似たようなもんかな?? まあ、新しい抜け道を探すつもりだったからいいけどねー。

今回釣ったワラサは今までの釣ったワラサより明らかに太く、皮を引いても薄っすらと身に白い脂が乗っていて、美味しかった。
今までのさっぱりしたワラサも美味しかったけど、やっぱりこのぐらい脂が乗った奴が旨い。
ヒラメも思ったより身が厚く、以前食べたヒラメより甘味があったように思う。 って、気のせいかな(笑)

美味しいお魚さん達に感謝~(^O^)

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