2013年9月8日(日) 海栄丸 天気・・曇り 大潮 波高1.5m予想 5時半出船12時帰港
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![]() 菅島、国崎、石鏡など船が7~8隻集結してました。 |
ちょうど1年前、初めてこの船に乗って、感じのいい船長と中乗りの息子さん(寛都君)が気に入って、それから度々お世話になるようになった。
「1周年記念」ってわけではないが、この土日のどちらかでお世話になるのもいいなぁと思っていた。
しかし、先月の御前崎でカツオを釣ってから、あの豪快な釣りにすっかり魅了されてしまい、頭の中はカツオ&メジがグルグル泳いでいた。
ただ、カツオについて困ったことがあって、それは船宿の指定道糸がPE12号に太くなったこと。
前回の時は、PE8号でOKと言われたので、200m買ってフォースマスター3000に巻いていったのだが、12号となるとこのリールでは難しい。
そうなるとリール&PEラインを買わなければならず、これは相当な出費であり、ホイホイと出せるものではなかった。
もちろん貸竿と言う手はあるのだが、貸竿代を含めると船宿への支払いは18000円ぐらいになり、タテ釣り2回分と同じ。
カツオ君は気まぐれなので、いつ消え去るかもわからず、「行ったけどいなかった」なんてことになったら精神的なダメージは大きい。(笑)
なんとなくカツオも終盤戦に入っているような気もしたので、道具も含めてあまりあわてないほうがいいかもしれないと気持ちを抑えていた。
ところで、最近は週末の天気が怪しいことが多く、これが悩ましかった。一人で雨降りのなか、釣りをするほどの釣り好きでもない。(^^ゞ
金曜日の天気予報では、土曜日の午後から日曜日にかけては雨となっていたので、『行くなら土曜の午前しかないなぁ・・』
そこで、海栄丸の船長に電話すると、「明日はいっぱいなんだわ~」って。 あちゃー残念。(T_T)
じゃあ、貸竿があればカツオ釣りに行くかなと、船宿のHPを見るとすでに満員の表示。ありゃまあ、これまた残念。
まあ、前日予約で乗ろうってのが図々しいのだが・・。
しょうがないので、土曜はなんとなく仕事して、いじけて過ごすことにした。『明日の天気予報外れないかなぁ・・・。』って。
すると、願いが通じたのか土曜日の夕方の天気予報で、日曜日は「曇り」予報になった。 おっしゃー!!ヽ(^。^)ノ
すかさず海栄丸に電話を入れると、「キャンセル出たから乗れるよー」って。 やったー!!出撃じゃー!!(^^)v
ついでに、今日の様子を聞いてみるとあまりよくなったようだ。
まあ、前日に爆釣されると、翌日は「昨日は良く釣れたのになぁ・・」なんてことになりかねないので、調子悪いぐらいが丁度良い。(笑)
『仕事してる場合じゃないし』ってなことで、早々に帰宅して、準備にかかる。まあ大して準備することはないんですが・・。
今日はしっかり睡眠が摂れると思ったら、興奮しているのか一睡もできない。ああ情けない・・・(T_T)
2時出発で、前回同様下道を走って、5時前には岸壁到着した。
海栄丸は予定通り5時半に接岸。キャンセルが出たって言ってたので、空いてるのかと思ったら8人で満員御礼だった。
くじ引きで2番を引いて、右舷艫に座ることになった。私の好きな場所だ。
配られた仕掛けは、幹糸8号ハリス6号の2.35mで、 いつもよりハリスが細い。 イワシが付きにくいのだろうか?
ところで、今日は検証しておきたいことがあった。それは、前回どうしてあんなにヒラメが釣れたのかということ。
前回は船中で6匹のヒラメが釣れたのだが、なんとそのうちの4匹を自分が釣ってしまったのだ。
最初は艫流しで私が一番最初にポイントに入るのかと思ったのだが、中乗りの寛都君に言わせると「そうでもないよ」とのこと。
まあ、運が良かっただけかもしれないのだけれど、どうもそれだけとは思えなかった。な~んでか?
いままで「どうして私だけ釣れないのだろう?」と悩んだことは何度もあったが、「どうして釣れたんだろう?」と考えるの初めてだ。(大笑)
そこで思い当ったのは「キラキラ錘」だった。
昨年、故大塚プロの本で「ヒラメ釣りにはキラキラ錘が有効」と書かれてあるのを読んで、自分で錘にホログラムを貼ったのだが、
結局ヒラメ釣りに行くことはなく、使わずにそのままになっていた。
いつまでも使わないのももったいないのでと、前回はそれを使っていたのだ。 どうもコイツが怪しい。(笑)
ということで、今回も錘にホログラムを貼って持ってきた。 市販のキラキラ錘は高価だから、ちょっと手がでないのよね~。
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最初に食ってきたのは、かわいい カサゴだった。 とりあえず坊主逃れにキープ。(^^ゞ 7時ちょっと前に、穂先がしっかり入って上がってきたのは 60cmのヒラメちゃん。 自己新記録で~す。(^O^) |
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7時半過ぎには、48cmの食べごろサイズの真鯛ちゃん。 もうそろそろ真鯛も美味しくなってきてるかな~?(^O^) |
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9時ちょっと前に、2枚目のヒラメちゃん。 43cmとちょっと小ぶりでしたが、この日は船中でヒラメは3匹。 そのうちの2匹が私ですから、これは明らかに「キラキラ錘」の 効果と確信。(^_-)-☆ |
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その後、「ガツンッ」と竿を持って行かれそうになって かろうじて竿を立てると、フッと軽くなってしまった。 仕掛けを上げると針がつぶれいる。 一体何が食ったんだ? 重量感からして、相当な大物であることは間違いない。 そこそこイワシも付くので、念のため仕掛けを幹10号 ハリス8号の太いものに交換した。 この判断がラッキーだったのよね~(^O^) |
9時半過ぎです。
この頃、時々底付近で15cmぐらいのアジが付くようになった。
持って帰っても美味しそうだったけど、試しにそのまま待ってみた。大物ならこのぐらいのアジも食って来るだろうって。
するとそのアジが大きく逃げ回って、穂先がビンビン揺れ始めた。なんか大物が来そうな予感(@_@;)
と思ったら、穂先がズーンと思いっきり入った。
おりゃ!と竿を立てると、モデラートが根元からひん曲がっている。でも、そこから動かない。 あれっ?根掛かりか?
さらに竿を持ち上げると、物凄く重たいけど上に上がってくる。 こりゃ根掛かりじゃない、座布団ヒラメか? 大きなハタとか?
するとズルズルと糸が出始めた。 えっ?えっ?なに? カツオ釣りの時は、ここで強気に出てハリスを2回も切ってしまったので
今回はちょっとビビって、少しドラグを緩めてしまった。(^^ゞ
電動では上手く巻けないし、乱暴にやってバラシテもいけないので、慎重に手巻きでやり取りをする。
水深40mからポンピングしながらゴリゴリ巻いて、糸が出るときは決して逆らわず・・・。 ゴリゴリ、ズルズルの繰り返し。
船長もこれはただ事ではないと、全員の仕掛けを上げるように言ってくれて、寛都君と二人でスタンバってくれました。
他の方も「なにが食った?」とやり取り見に来て、そんなに見られためっちゃ緊張するわ~。でも、これで上げたらヒーローだべ。(^O^)
釣り堀の時ならバラシても笑いのネタにはなるけど、ここではバラしたらただの気の毒なオッチャンになってしまう。(笑)
一生に一度あるかないかのチャンス。そんな時に、気の毒なオッチャンになるのは絶対嫌だー(爆)
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同船の皆さんをお待たせして、多分10分ぐらいやり取りとしていた思う。 あと2mとなったところで、大艫に回って寛都君がタモ入れしてくれました。 ヤッター!! 獲ったどー!!\(^o^)/ 94cm 約10kgの丸々と肥えたブリです。 船長に言わせると80cm級のブリはよく上がるけど、これほど大きいのは 珍しいとのこと。 皆さんのおかげで、見事ヒーローになれました。(*^_^*) 感謝、感謝 <(_ _)> |
ブリを釣った後はヘナヘナと力が抜けて、しばらく放心状態。 それから威厳のある魚体を眺めて、一人ニタニタ(笑)。
僕ちゃんが釣ったんよね~。ふつふつと嬉しさがこみあげて来ます。貸切なら間違いなく雄叫びをあげていたでしょう。(爆)
船釣リをするようになってから思います。お魚さんとも一期一会なんですね。 本当に私の竿に来てくれてありがとう。
その後は60cmの真鯛とカサゴを追加して終了となりました。
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![]() 本日の釣果 ブリ 94cm 10kg 1 真鯛 48~60cm 2 ヒラメ 43~60cm 2 カサゴ 4 |
竿 シマノ モデラート 225
リール シマノフォースマスター 1000mk PE4号 先糸フロロ8号 20m
1周年記念と思って出かけたタテ釣りでしたが、とっても思い出深い日となった。 海栄丸船長、寛都君に感謝です。<m(__)m>
ブリは尻尾と頭を落としてようやく35Lのクーラーに入った。 もっと大きなクーラーが欲しいなぁ・・。
でも、こんなことは2度とないだろうし・・・。(^^ゞ