2013年8月10日(土)   海栄丸   天気・・・晴れ    中潮   波予測1m~1.5m

   

先月末、今年最初の「タテ釣り」に出かけて見事に撃沈して、奇遇にもご一緒した好人甥さんと近日中のリベンジを誓った。
で、この日にそれを果たすべく、好人甥さんに予約をいれてもらった。
すると万年さんからも「行きたい」と連絡があり、3人でいつもの海栄丸に出かけることとなった。
万年さんは、和歌山で何度も本場のチョクリ(タテ釣り)を体験されているので、是非餌の付け方など聞かせてもらおうと思っていた。

釣行日が決まってから、なんとなく睡眠不足状態。
この釣りで、まだそれらしい釣果を上げたことはないのだが、なんかワクワクする釣りなのだ。(^O^)

当日はお盆休みの初日ということもあり、夜中から渋滞が予想された。
仕事から帰って、ちょっと仮眠をしてから出かけようと思ったのだが、興奮状態なのか全く眠ることができず、午前1時に出発して
、国道23号で鳥羽に向かうことにした。 東名阪は9kmの渋滞表示だったが、下道はガラガラで3時半には鳥羽のコンビニに到着。
なんか、あんまり高速と時間が変わらないんですけど・・。 これから行きは下道でも良さそうだ。

岸壁に車を停めて、しばし仮眠を取ることにした。しばらくするとオジサンの声で、「おはようございます」って。
だれだろうと思ったら、私の携帯のアラームだった。なんじゃこのアラームは・・・(@_@;)
結局ここでも眠れず、万年さん4時半ごろが来られたので、和歌山の釣り方やら、カツオ釣りの道具立てなど教えてもらった。
いやなに、先月釣行した御前崎で、2日前からカツオが釣れているらしく、今ある道具でやれそうならチャレンジもありかな?
な~んて思ったわけで・・(^^ゞ

5時過ぎに好人甥さんも到着されて、ほどなくして海栄丸も接岸。今日は8人で満員のようだ。
釣り座のくじで右舷大艫から3つとなった。万年さんが揺れの少ない真ん中に入って、操舵室の横に好人甥さん、大艫に私となった。
今日はベタ凪なので、万年さんも大丈夫だろう。

前日はほぼ撃沈に近い状況だったらしく、ちょっと不安もあったが、強気で35Lのクーラーを持ち込んでいる。
なんとかこれに見合うお魚が1匹でも釣れたらいいのだが・・・。

先ずは菅島沖の東方だろうと思うのだが、それ程遠くないところでスタートとなった。
左舷の大艫の方は、先日私の反対側で釣っておられた方のような気がする。たしかあの時は、ヒラメとツバスを釣っておられた。
折角なので、釣り方を拝見させてもらおう。

今日はいろいろと仕掛けを持ってきてはいるが、先ずは船宿仕掛けを使うことにした。
前回のとき、釣った方は船宿の仕掛けを使っておられた様な気がしたものだから・・・。

船長のアナウンスで一斉にスタートする。前回自分なりにしっくりきた落とし込み方で、仕掛けを落とし行くがイワシが付いた感じはない。
お隣の方は、2mぐらいの間隔でサミングしながら落としているようだ。好人甥さんも前回サミングしながら落とすと言っていたし、
本場経験のある万年さんも、サミングしながら落としていくと言っていた。やっぱりその方がイワシが付きやすいのかなぁ・・・。

ということで、私もサミングしながら落としていくとイワシが付くのがわかって、そのまま底に落とし込み。
さあ、餌は付いてまっせ~(^O^)  しばらくして穂先がグッグと入り込んだ。キターッと合わせると、スカ・・・・(T_T)
もっと待たなきゃいけなかったのねぇ・・。 左舷艫の方はすでに真鯛をあげている。 多分私のも真鯛だったんじゃにかなぁ・・・
これっきりアタリもなく、イワシもつかず、『今日のリベンジはいつにしようかなぁ』って感じになっていた。

8時過ぎだろうか、船長が見切りをつけて船を大きく転進させた。
今度は、だいぶ石鏡の方に寄った感じだ。場所が変わると、気分も一新されてなんか釣れそうな感じがするから不思議である。(笑)

ところで、この前からどうしても気になっていることがあった。
それは、関西の巨匠が雑誌にかかれていた「一気に餌の層を通過させて、そのままの勢いで落とし込む」というタテ釣り本来の釣り方。
前回の釣行では、自分なりにそれを解釈して、竿を一定の速度で上から下へ落とすことで解決したつもりだったのだが、
これはイワシから見たらサミングしながら落とし込んでいくのと変わらない。いやむしろ、サミングしながら落とし込んでいく方が
落ちるときのスピードは速いはずなのだ。う~んやっぱり何かが違うよなぁ・・・・。

試しに、なにも考えずにそのまま下まで落としてみた。う~ん、やぱっり一気過ぎるだろう・・・。これも違うような??
そこで、ふと思いついた。メカニカルブレキーを目いっぱい締めこんで落としたらどうだろう。
これなら多少落下速度は落ちるし、同じズピードで餌の帯も通過してそのままの勢いで下まで落ちることになるのでは・・・。

というここで、メカニカルブレーキを目いっぱい締めこんで下まで落とし見た。で、底に着いたときに穂先で聞いてみるとイワシが付いている。
な~んだ、関西の巨匠が書いていたのはこういう事か。(^O^)  と喜んだ瞬間、穂先がググッと絞り込まれた。
こんどは、じっくり待ってから大きく竿を立てる。  乗ったぞー!!\(^o^)/
で上がって来たのはヒラメちゃんだった。中乗りの寛都君がタモ入れしてくれた。

落とし込み方はこれでいいんだ。下まで落として穂先に反応がなければ、すぐに巻き戻して餌の層を一気に通過せてそのまま下まで落とす。
これを繰り返していると、落ちていく途中でイワシが付くのがラインや穂先の微妙な変化で分かるようになってきた。
これが本来のタテ釣りのやり方なんだと、なんかとっても嬉しくなってきた。

すると、神がかったように、ヒラメ、マトウダイ、真鯛、ハマチ、鰆、さらにヒラメの連荘。

   
   

有頂天とはまさにこのことで、一人だけ船中で大騒ぎをして釣っていた。(笑)
好人甥さんも、万年さんも、船長も寛都君も、日ごろの私を知っているので、呆れ果てて笑うしかなかったみたい。(^O^)

今日は偶然、私の座った大艫が一番最初にポイントに入って、いい思いができたのかも。次はこんなバカみたいに釣れることはないだろう。
でも、ようやく「一気に餌の層を通過させて、そのままの勢いで落とし込む」という巨匠の説明がを少し理解できたのが、最大の収穫だった。
また、試してみよっと。(^O^)

   本日の釣果
 ヒラメ53cm頭4匹、真鯛45cm1匹、マトウダイ45cm1匹
 ハマチ56cm1匹、サワラ73cm1匹

その他、リリースしたカサゴや、ちびカマスなどを入れると
10目釣れた。

今日は年甲斐もなく思いっきりはしゃいでしまった。
まあ、何年かに一度のことなので、同乗の皆様には
どうかお許しください。(笑)

あまりに釣りがm神がかっていたので、なにか悪いことが起きるではないかと、帰りが心配になった。
でも、さしたる渋滞にも合わず、交通事故にも遭わずに、無事生きて帰ることができた。
ということは、しばらく釣りでは今日の反動がくるのかもしれない。(笑)

好人甥さん、万年さん、今日はご一緒いただき有難うございました。お陰様で大変楽しい一日でした。
また、是非一緒に遊んでくださいまし。<(_ _)>

また、海栄丸の船長、寛都君にも大変お世話になり、ありがとうございました。 海栄丸最高ッス!!(*^_^*)

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