2013年6月2日(日)    第八日昭丸    天気・・・小雨後曇り    小潮    4時45分出船12時帰港

   

イカ釣りから帰ってきた第二日昭丸


先週イサキ釣りで撃沈してしまい、今週は天気も悪いし波も高そうだし、釣れてなさそうだしでお休みしようと思っていた。
ところが、お天気は回復傾向になって、鳥羽方面の波は高そうだけれど、敦賀や越前方面は、べた凪予報。

前回、日昭丸さんにお世話になった際に、大鯛が釣れた嬉しさに、つい「またすぐ来ますから~」と言って帰ったこともあって
「有言不実行」はいけないから、もし、空いてるようなら行ってみるかと電話をいれた。    ありゃ、空いてたわ~(爆)

不思議と前回ほどの高ぶりはない。大鯛を釣っちゃった達成感?(゜O゜)☆\(^^;) バキ!
今回は、食べごろサイズの鯛が釣りたいなぁ、そろそろ乗っ込み鯛の時期も終わりだろうから・・・。
それに、玄達瀬や越前沖のヒラマサ釣りについてもちょっと聞いてみよう。

5時出船とは聞いていたが、前回のようにお客が揃えば4時半に出船するかもしれないので、1時半に出発して4時ごろ現地着。
車は止まっているけどお客さんは誰もいないし、3隻あるはずの船も2隻しかない。イカ釣りに出てるのかな?
着替えてしばらくブラブラしていたら、船宿のスタッフらしき方が現れたので、「どれに乗ればいいですか?」って聞いたら
「もうすぐ船長が帰ってくるからちょっと待ってて」といいながら、一番大きな船の日昭丸の支度をし始めた。
この船は貸切で五目釣りに行くらしく、貸道具なのかロッドキーパーや竿、電動リールなど、すべてセッティングしていた。
えらい親切な船宿だなぁ・・、普通、貸道具って渡すだけで、セッティングまでしてくんないでしょ。
昨日の釣果で大きなソイが釣れていたので、「あんなのが釣れたら面白いですよね~」なんて話していた。
まあ、あれはめったに釣れるもんじゃないみたいで、メインは沖メバルみたい。(結果はチダイがメインになっていた)

ついでに、この辺りの青物釣りの状況を聞いてみると、もっと三国の方にいかないと、釣れないよって。
それに、この時期のワラサは虫がいっぱい入っているから美味しくないらしい。ブリ糸状虫だっけ? やっぱり冬場が旨いって。

そうこうしているうちに4時半過ぎになり、イカ釣りに出ていた第二日昭丸が帰ってきた。
話しやすそうなスタッフの方が船長に聞きに行ってくれて、第八日昭丸に乗ってくれって。
ところで、貸切五目のお客さん以外に、完全ふかせの船に乗るそれらしい人がいない。  
荷物を積みながら「あれっ?ひょっとして私だけなの?」 って聞いてみると、
「そうですよ~、あれっ?竿は1本だけなの? 一人だから天秤もやればいいのに」って。
う~む、一人ならそういう手もあるわけねぇ・・、ってどのみち道具は1つ分しかないから無理なんだけど・・・。(爆)

船頭さんとして乗り込んできたのは、先日中乗りさんでお世話になった方だった。
話しやすそうな感じではないけど、 あのときは、仕掛けをほどいてくれたり、針を結んでくれたりと、テキパキと手伝ってくれた。
鈎を漁師結びでキュッキュッと素早く結んでくれたときは、カッコイイなぁなんて思ったもんだ。
今日は、先ほど戻って来たイカ釣り船に乗っていたとのことで、 なんかお疲れのところ、私一人のために申し訳ないような・・・。(^^ゞ

5時前には出船、港から10分程でポイント着。すでに2隻が竿を出していた。。
この前もこの場所だったと思うが、どうやらこの辺りに小さな瀬があって、地元の鯛釣りポイントになっているようだ。

先ずは120m流して回収。餌が付いたままで、仕掛けがクシャクシャに絡んであがってきた。あれ? なんで?
「これじゃ、釣れんわ~」と、いきなり船頭さんのお世話になる。 どうもお手数をおかけして申し訳ございません。 <m(__)m> 
仕掛けを交換した方が良さそうな感じだったけど、うまく解いてくれた。
それにしても船頭さんや中乗りさんって、ホントに上手に解かれますなぁ・・。

次は150m流してもエサは取られなかった。今日は潮が速いらしく、船頭さんからサルカン1個もらう。
船頭さんから糸は何m巻いてる?と聞かれ、6号200mと答えると、じゃあ180m出してみてって。

潮がはやい時は250mぐらい流すこともあるみたいで、「みなさん300m巻いてくるよ」って。
最初の予約の時、船長に電話で「200mしか巻いてないんだけど・・」と聞いたら「それでいいですよ」と言ってくれたのだが、
どうやら200mは必要条件で、十分条件ではないようである。
私は流しても100~150mぐらいで、万が一高切れした時のために300m必要と考えていたので、200mでも予備を持っていれば
大丈夫と解釈していたのだが、実際に200m以上流すこともあるんだぁ・・。やっぱり300m巻けるリールを買おうかな・・。
ちなみに、玄達瀬にいくなら「7号300m」は巻いてくれと船長が言っていた。

今回もエサを取られてないので、サルカンをもう一つ足して、また150mまで流してみることにした。
30mぐらいラインを引き出して、できるだけ底潮に入りやすいにする。
100mぐらい流したところで、少しラインの出が速くなったようなので、多分底潮に入ったのだろと、ラインを止めて仕掛けを張る

すると穂先がピクピクと動いた。 えっ?当たってる? 全く予期せぬ出来事に、中途半端にあわせを入れてしまった。
ちょっと心配だったが、竿がギュンとしなった。「よし、乗った!」(*^_^*)
その曲がりをみて船頭さんが「おおっ、これは良い型だぞ!」と声を上げた。 うん、私もそう思うよ~ん。
数回手で巻いて、電動に切り替えると、フッと軽くなってしまった。 えっ?えっ?(@_@;)

げげっ! バレちゃったよー (T_T)

「なにっ、バレた~?」 船頭さんの顔が一気に険しくなる。(^^ゞ
「朝の最初の獲物は、一番慎重に上げないかんのに、それをバラしちゃいかんわ~」って。「はい、仰る通りです」(T_T)

「いや~、朝イチのバラシは私の『お約束』みたいなもんでして・・」な~んて冗談が、とても言える雰囲気ではない。(爆)
あかん、こりゃなんとかせんと・・・

「バラしちゃったら、魚も逃げちゃいますよね~」と申し訳なさそうにいうと、「その魚が逃げるだけでなく、周りの魚も散っちゃうわ」。
『はい、仰るとおりでございます・・・。』 もう返す言葉もございません。
なんで、あんな中途半端なあわせをしてしまったんだろう、良型真鯛なんか「ワンチャンス」の世界なのに、私の覚悟が足りんかったです。
船頭さん、 御免してね~。 なんとか、汚名返上すべく頑張りまっす!

でもその後は全くアタリもなく…、やっぱり散っちゃたのねぇ・・・(T_T)  唯一の掬いは、他の船も釣れてないことか・・(爆)

船頭さんの電話が鳴った。船宿からか、僚船からか? 「あかんわ~、最初にばらしちゃって・・」という大きな声が聞こえる。(笑) 

『どうもスンません、ご迷惑おかけしております』 (^^ゞ

しばらくして、地元の人らしき二人乗りの小舟がやってきて、船頭さんに「どうや?釣れるか?」と聞いてきた。

「あかんわ~、最初にバラしたもんでなぁ・・・・・」

「なに~? 最初にバラしたんか、そりゃあかんわ~」
       
 『ホントにすんません、私が全部悪いんです。』(T_T)・・・・ もう、針のむしろ状態(笑)


先に来ていた1隻が帰っていったので、ちょっとだけ場所移動。 本当に狭いポイントのようだ。
とりあえず、160m流してみるも、アタリはない。
そのうち、巻き上げる時になんかついてる感じが・・・、30cmのチダイだった。  いつ食ったんだ?
なんどか仕掛けを張ってるつもりなんだが、まだ糸がふけているのかな?
なにはともあれ、完全ボーズは脱出。(爆) 少し気持ちが楽になる。

そんなとき、また船頭さんの電話がなった。船宿からか?
「朝バラシたもんで、さっき場所を変わったけど、チダイが1匹釣れただけ」と。  まだ、バラしたこと怒ってるのね。(爆)

130m流して、少し巻き戻すことにした。なんか変化をつけないと・・・
すると120mで穂先に当たりが出た。今度は思いっきり3度も合わせを食らわせてやった。(笑)
でも、軽いわ~、船頭さんが「タモはいらんなぁ」と言いながら抜きあげてくれた。 30cmの腹パンのチダイちゃん。

ところで、今日は一度もラインが出るアタリがない。リールの説明書の13ページを読んで、アラームをセットしてあるのに・・・。(笑)
そんなことを思っていたら、いきなり、ピピっとアラームが鳴った。出たーアラーム!! すかさずクラッチオン!(^O^)
数回巻き上げて思いっきり合わせを入れるのだが、生体反応なし・・。あれっ?どういうこと? アタリじゃないの?
勘違い? 底潮が速すぎて間違えて鳴ったのか? う~んわけがわからん。(T_T)

前回の時は底潮に入って、ラインの出が速くなると、メカニカルブレーキをちょっと絞ったほうがいいと船長にいわれたのだが、
今日の船頭さんは、絞らずにそのまま出せという。前回より潮は速いようにも思うのだが・・・。

その後、再びアラームが鳴った。今度はバックラッシュ寸前なので間違いない。すかさずクラッチオン!!
今度は穂先が持って行かれるまで、あわせを待つことにした。 あれっ、穂先をもってかないですけど・・・・。   
どういうこと? 明らかに底潮の動きとは違った。あれは、アタリだったはず。 でも、結局これもスカ。
いったい、なんなんだろう??、

そういえば前回の時、船長が「糸が出ても、軽くサミングしてちょっと走らせた方が食い込みがいい」って言ってたなあ・・。
船頭さんに「クラッチ入れるのが速すぎるんだろうか?」と聞くと黙って頷いた。やっぱりそうなんだ~。
よし、今度はもっと待ってからクラッチを入れてみよう。

その後しばらくアタリはなく、もう30分で沖上がりである。ドカンとコマセを撒いて最後の望みをつなぐ。
そして、90mでアラームがピピッ! キター!!(*^_^*)  

  
すかさずクラッチオン!!


ええーっ!ダメでしょ! すぐにクラッチオンしたら(爆)


私、どうやら「パブロフの犬」らしいです。 「ピピっと鳴ったらクラッチオン」・・・条件反射みたい・・(T_T)

当然釣れるわけなく、船頭さんの「さっ、あがろうか」で終了。(^^ゞ
やっぱ、ビギナーズラックってのは1回しかないのね~。 完全ふかせって難しいわ~。

玄達瀬は魚を寄せるために、オキアミを一人10~20枚ぐらい使うらしく、餌代込めると一人5万円ぐらいかかるらしい。
貸切ならもう少し安くなりそうな感じだが、4人も集められないし・・・。
秋以降なら越前沖でも、ヒラマサが回ってくるらしいから、次回のふかせはそれを狙うことにしよう。

  どう? とっても 綺麗なチダイでしょ?
腹パンで、片方は真子、もう片方は白子が入ってました。

今回も撃沈したので、罰ゲームで下道で帰って来た。
4時間ぐらいかかったかなかな~、
まあ、2匹さばくだけだからね。

次は高速乗って帰りたいなぁ・・(笑)

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