2013年5月4日(土)   敦賀  泰丸(HP)     天気・・・晴れ   長潮     6時出船13時帰港

   

GWの後半は、いつどこに釣りに行こうか迷っていた。出来れば4日で、さらに渋滞のひどくないところがいい。
ネットでいろいろと探していたら、敦賀色浜の泰丸さんが「4日朝便 完全ふかせ4名限定」となっていた。
敦賀ならたぶん渋滞にはまらず往復できそうだし、完全ふかせは是非やってみたいし、でもまだ空いてるか?
ダメもとで電話してみると、まだ一人入れるらしく、ド素人でもOKとのこと。これはラッキーと予約を入れた。
ついに念願の「完全ふかせ釣り」ができる。
完全ふかせ釣りは定員が少ない(3~4名)ので、船代金は15000円とちょっとお高く、これに餌代は含まれてない。
撒き餌や食わせエサ、仕掛けは自分で用意してもよいのだけれど、なんせ初めてのことで、さっぱりわかない。
そこで、餌、仕掛け込の18000円でお願いすることにした。

6時出船となっていたが、5時集合とのことだったので、「えらい早いなぁ」と思いながらも初めての船宿なので
余裕をみて2時半出発。流石にこの時間では渋滞もなくスイスイと高速を走る。
これなら4時半には着きそうだな、ちょっと余裕ありすぎか?

な~んて思っていたら あろうことか敦賀ICを通り過ぎてしまった。(@_@;)

ガビーン!!

なんでそんなことになったのかさっぱりわからないのだが、気づいたのはIC出口を通り越したその時だった。
頭が真っ白になった。 進入口から逆走するわけにも行かず、もう次のICでUターンするしかない。
次はどこ? 今庄IC? なぬ?距離は22kmもあるのか? 往復44kmってか? 間にあわへんよ~(T_T)

そこからは必死の形相でハンドルを握って、「そこのけ、そこのけ、オイラが通る」状態。(爆)
でも安全運転を心掛けて、船宿には5時ピッタリに着いた。いや~、なんとか間にあってよかった。ふ~っ・・。
駐車場に車を停めて、すぐに受付をしなければと思ったら、まだ受付が開いてない。
冷静に周りを見渡すと、他のお客さんもいない。 えっ? どういうこと? 
結局、受付が開いたのは深夜便が帰ってきた5時半頃。 こんなことならもっとゆっくり走れたのにぃ・・。(T_T)

今日のお客さんは、3人グループの方と私の4人。挨拶をしながら、「初めてなのでよろしくお願いします」と頭を下げる。
受け付けで、撒き餌用の冷凍オキアミ3枚(9kg)と仕掛けを一つ受け取り、船に乗り込む。
釣り座の相談になったが、私はよくわからないので、グループの皆さんに大艫、艫に入ってもらって、私は操縦室の左舷横に座った。
この方が教えてもらうのに都合がよい。

船長はイカ釣り深夜便から帰って来たばかりなのだが、「終盤に潮が動きだしたとので、今日はオモリへ行く」とのこと。
3人グループの皆さんは「これは期待できる」と喜んでおられたが、私はなんがなんだか・・。
潮が動きだしたのはきっと悪くないことなんだろう。

30分ぐらい走ってポイント到着。仕掛けは全長6m ハリス5号 伊勢尼12号の2本鈎。
これに食わせ餌用に配られたオキアミを抱き合わせる。
今日の竿は舳60S-300 フォースマスターにはフロロ6号を200m巻いてきた。
釣具屋やネットなどでは完全ふかせの場合、フロロ6~7号で300mと書かれているが、実際に敦賀と越前の船宿4軒に
問いあせたら「6号200mでもいいよ」と言ってくれた。
ただ、高切れしたときのことも考えて、予備にもう一つ200mを持って行った。

「先ずは120m流してください」と言われ、軽いバックラッシュにみまわれながらも撒き餌をしながら120mまで糸を出す。
餌のチェックをしてくれとのことで、一旦巻き上げてみるとエサはそのまま。皆さんも同様のようだ。
船長の予定では、80mぐらいであたって欲しかったようだったが、あてが外れたようだ。

「潮が速いのでサルカン付け足して、今度は150m出してください」と指示があり、言われた通りに150m流す。 
なるほど、今はエサが取られる場所を探す作業をしているんだな。 事前にネットで調べた知識を確認する。(笑)
巻き糸200mのうち150m出すと、リールに巻いてある残りが少なくなってなんとなく心細くなる。

また餌をチェックしてくれとのことで、一気に巻き上げてくると、なんとなく穂先が生体反応を示している。
船長が「なんか釣れてるんじゃないか? ゆっくり巻いて」と言われて、上げてみると30cmの真鯛が釣れていた。(^O^)
とりあえず、船中第1号と、坊主を逃れて嬉しいのだが、なんか釣った気がしない。(笑)

船長から「何mで食った?」と聞かれたが、いつ食ったのかわからない。(^^ゞ
事前の知識では、「魚が食うとリールからシャーッと糸が出る」はずなのだが、特にシャーッと出た感じがない。
もちろん、糸は出しっぱなしで、その出るスピードもまちまちなのだが、明らかな「シャーッ」はなかったもんなぁ・・・。
「潮が速いからなぁ、、わからんかったかぁ・・」と船長は残念そう。 どうもお役に立てずに申し訳ない。(T_T)

しばらくして、お隣の方が当たりがあったと巻いてくると、小鯛とツバスが釣れた。
で、「ヒラマサじゃないか?」という声が聞こえて拝見しに行くと、小さいながらもヒラマサだった。
天然のヒラマサ、生まれて初めてみました~。 黄色いラインがくっきりとしていて、綺麗だわ~。
いるんだねぇこの近くに。 ひょっとしたら私にも・・・・、俄然やる気がでる。

大艫でも3年生ぐらいの鯛が釣れたようだ。 大艫の方は80m、先ほどの艫のかたは120mらしい。
私もその間を流してみるのだが、アタリがない。なかなか簡単ではないみたい。

しばらくして風が変わったか、私の仕掛けが他のかたの仕掛けにかぶるようになったらしく、私は右舷艫に移動。
私もこちらの方が、右手でコマセを撒けるのでやりやすい。

事前知識(笑)によると、「底潮に仕掛けが入ると糸が早くでるので、そこで一旦糸を止めて仕掛けを一直線にしてから
メカニカルブレーキを締めこんで、さらに流していく」となっており、ここで魚が食うらしい。
でも、その底潮に入ったのかどうかがわからない。スプールの回転が速くなったところで、一旦止めてはみるのだが
これが、本当に底潮に入ったのか????  ましてや撒き餌と同調しているのかはもっと????(笑)

「????」「????」を繰り返していると、穂先がガクッっとなって、40cm超の大アジが釣れた。
あれっ?穂先じゃなくって 糸がシャーッとでるんじゃないのか?

それからしばらくして、なんとなく糸がの出が速いような感じがして、スプールを抑えると穂先がククッとなって
今度は小鯛とチダイのW。でも、やっぱり「シャーッ」はない。(笑)

     

←泰丸HPより無断転載
  泰丸さん御免してね。

その後も大アジのW, チダイ、大アジとかかったが、当たる場所はおおむね100mぐらいのところ。
でも、一度も「シャーッ」とラインが走り出ることはなかった。
この程度の大きさの魚ではそんなものなのか?、それとも竿がラインと垂直になっていたから穂先に当たりが出たのか、???。
ちなみに、船を下りてから、唯一の小マサを釣り上げた左舷艫の方に聞いてみたら、穂先に当たりが出たと言っておられた。

今日は船中でも大鯛は上がらず、38cmのが1匹だけ、全体の釣果も良くなかったようだ。
船長も無線で他船と「今日は潮が速いから 知らないうちに小鯛やチダイが食ってる感じ」と話していた。

下船してから3人グループの一人の方が、私のクーラーを眺めて「初めてと言ってた割には、結構釣ったなぁ。俺恥ずかしいわ」って。(^O^)
船に乗るようになってから、釣り堀の時のような「一人だけ釣れない状態」からはなんとか抜け出している。
まあビギナーズラックというところが大きいのだけれど・・・・。(^^ゞ
「完全ふかせ釣り」で、大アジ釣ってどうなの?って声が聞こえてきそうですが、まあ初めてということで・・・。(笑)、
次回は、なんとかビギナーズラックにものを言わせて、本命の「のっこみ真鯛」を釣り上げたいなぁ・・。(*^_^*)

   


アジ40~45cm 5匹  鯛30cm 2匹
チダイ24cm 2匹

アジは脂ノリノリで、本当に美味しかった。我が家で食した3匹には、いずれも大きな白子が入っていた。
また、チダイにも白子が入っていた。 

そうそう、今回はリールのメカニカルブレーキを緩めたり締めたりして、ラインの出るスピードを調節したのだが、
ちょっと触るだけで随分違うので驚いた。 もう何年も釣りをしているが、メカニカブレーキなんて初めて使ったわ~。(^^ゞ

泰丸さんにはお世話になり有難うございました。<m(__)m>